ビジネス成功の秘訣は「と、いうと?」

ちょっと聞いてくださいよ。

昨日、昼飯を食べようととある店に入りましたらね、テーブルの上にランチメニューと、別に紙の束が置いてあるんですよ。なんだろうと思って見てみると、「ビジネス成功の秘訣」という見出しが見えるわけです。

僕もビジネスマンの端くれですからね、興味を持って読んでみましたら、

「アポイントの取り方」

という項目が目に入りました。なるほど、時期的にも新入社員の季節であることだし、これは新人営業マン向けの研修資料かな、と思うじゃないですか。

しかし、読み進めて見るとどうもおかしい。記載されている会話例が、

「久しぶり、元気?」
「最近、仕事の調子はどう?」
「今の給料に満足してる?」

など、いやに馴れ馴れしいのです。

さらに、


「最近、休日起業してさ」
「ビジネスパートナーとして5人にだけ声をかけてるんだけど」
「六本木でイベントやってるんだけど、来ない?」

などなど、どこかで聞いたような、それも嫌な思い出と供に蘇ってくる類の会話が…。

…ていうか、これ「ネットワークビジネス成功の秘訣」じゃねーかっ!!

どうやら誰かがマルチの勧誘マニュアルを忘れていったらしいのです。うかつな人もいたものですが、この手の物にはこれまで何度か不快な思いをさせられた自分です。ここは一つ、敵の戦略を学ぶチャンスとばかりに、メシを喰いながらじっくりと目を通してみたのです。

アポイントの取り方なんかは特にこれといった面白みはなかったんですが、やはり一発でアポが取れるとは思っていなくて、

「じゃあ、いつ開いてる?」

といった具合に相手のスケジュールを聞いてしまうか、

「今度飲みにいこうよ!」

などと、なんでもいいからとりあえず会えという感じになっています。この手の勧誘を受けた方ならば思い当たるふしがあると思いますが、まさにこんな展開を狙ってきますよね。

さらに面白かったのが、「反論対策」。勧誘する上で、相手から反論されたらどう対応するか、というヤツです。ここが一番手厚く書いてありました。

例えば、「興味が無い」といわれたら↓

「うん、そういう人は多いよ。でも、そういう人に限って、実際に話を聞いてもらうと不思議なくらい興味を持ってくれるんだよね」

と返す。もちろん「君が興味を持ってくれるかどうかは、一度話を聞いてもらわないとわからないけどね!」と一押しを忘れずに。

「時間がない」といわれたら↓

「いや、そういう忙しい人にこそ、聞いてもらいたい話なんだ」

と被せていきましょう。

そして最後に究極のテクニック。相手に質問をされたらどう返すか。

「これってねずみ講?」
「と、いうと?」

出た!「と、いうと?」これぞあらゆる質問を無効化するマジックワード。質問には質問で返すなとはよく言われますが、逆の発想。むしろ、質問には質問で返せ。

本当にこう書いてあったんですよ。質問されたら「と、いうと?」と返しましょう、って。これから一緒に仕事をしていきたいっていう相手のはずなのに、会話を成り立たせる気が全くないのがすごすぎます。

確かに、マーク・パンサーも「危なくないの?」って聞かれて「なんで?危なくないよ?」と答えていたしなあ。実はあれもマニュアルどおりだったのか。

どうしてあの人たちのトークはみな同じような流れになるのか不思議でしたが、こんなマニュアルが決められているんですね。僕自身も思わずところで勉強になりましたが、みなさんが今後、勧誘を受けてしまったときの参考になれば幸いです。

ただ気になるのは、僕があの店に入ったのはランチタイムが始まって2分後くらいだったんですよね。前の客が置いていったとは考えられない以上、店員の持ちものということに…? 実は店員の中で流行っていたりするのでしょうか。
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コメント
 
 
 
やり方とイメージ (ジャクン(縁故募集))
2009-04-04 01:18:42
このような昔のやり方はどうもいやな感じですよね〜違和感を感じますよ。今は時代とともにやり方も変化していってますよ。未だに昔ながらのやり方をやっている人も多くいますが…。
 
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