剣神(2)―デモンパラサイト・リプレイ/力造・グループSNE

剣神 2―デモンパラサイト・リプレイ (2) (富士見ドラゴンブック 25-5)
力造 グループSNE
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デモンパラサイト・リプレイ<剣神>シリーズ第2巻。PC全員が兄弟という意表を突く設定、SNEリプレイとしては異例のプレイヤー名公開と話題性てんこ盛りでスタートした第1巻に続き、GM力造さんとプレイヤー陣は相変わらずハイテンションかつ笑い満載の楽しいセッションを繰り広げています。さらに今回は、凪に対する沙織のように、各PCにヒロイン(異性の相方)候補が登場するというサービスも。そのあたりに絡めた少し切ないエピソードも必見です。

1巻ラストで、凪が手に入れた謎の共生武装の「欠片」は、古代においてスサノオと呼ばれた悪魔憑きが振るった伝説の剣"アメノムラクモ"の8つの断片の1つであったことを知ったPC一行。残り6つの断片をめぐる謀略に巻き込まれていく…。と、ここにきて、日本神話に絡めた伏線がようやく本格的に発動。前シリーズとは趣きの異なるストーリーになっています。例えて言うならば、前シリーズは特撮戦隊もの風、今シリーズは伝奇小説風という感じ。といっても、根底に流れる雰囲気というかノリは全く変わっていないので安心です。

特に面白かったのは、力造さんのNPCのロールプレイですね。上にも書いたとおり、今回は各PCに対応する異性のNPCが登場しているんですが、それぞれを個性的に演じ分けているのは流石の一言。しかも、いかにもネタキャラっぽく登場したにも関わらず、実はストーリーにガッチリ関わっているのですから素晴らしい。用意周到なシナリオとアドリブ力のなせる技でしょう。嵐の相方・カレンと嵐のやり取りとか、何気にカッコよく見えてしまうのがすごい。っていうか、天さんと力造さんの掛け合い、恐るべし。

強いて言えば、ラストがちょっと、後味が微妙だったかな…。でも、あの展開では仕方無いでしょうね。再登場はあるのかなあ。

イラストの今野隼史さんのことは失礼ながら全然知らなかったのですが、TRPG関係の仕事を結構やっている方なんですね。正直、1巻の時は違和感があったというか、これはありなのか?と疑問に感じてしまったりもしたんですが、キャラクターの方向性が見えたからか、イラストも2巻になってしっくり来たように思いました。カラーの"かえで御剣忍法”、口絵の第4話ラストバトル直前のシーンは気に入っています。これで、あのPCのダイス目がもっとよければビシッと決まっていたのに、惜しいなあ。ダイス神さまは本当に気まぐれです。
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[リプレイ]剣神 2 デモンパラサイトリプレイ 力造 (きまぐれTRPGニュース)
剣神 2―デモンパラサイト・リプレイ (2) (富士見ドラゴンブック 25-5) 作者: 力造, グループSNE 出版社/メーカー: 富士見書房 発売日: 2007/11 メディア: 文庫 関係者 英雄爆誕、同日逝去 - 天日録