たけちゃん活動・生活日誌

日々県議としての活動に追われていますが、そのな生活でもたまには本音も言ってみたい・・・。

「森林づくり県民税」更新への中間提言

2017年06月02日 | 長野県政

 長野県の「森林づくり県民税」(5年間ごとに検討)は、平成20年に導入され、今年度(平成29年度)二期目の最終年度を迎えます。
 県では現在、来年度以降この税を更新するか廃止するかの検討を「みんなでつくる森林づくり県民会議」や「税制研究会」で、これまでの取り組みや今後の必要性等を検証しているところです。
 私は、この重要な時期に希望し、議会選出の「みんなでつくる森林づくり県民会議」の委員となり、現在、様々調査活動を行いながら、考え方を整理しはじめたところです。
 全国的には、ほぼ同趣旨の税は既に37県で導入されていて、国も平成30年度から「森林環境税」(仮称)の導入を既に税を導入している府県との並存を検討しているとのことですが、長野県では大北森林組合の補助金不適正受給問題で森林税の一部が不正受給されていたこともあり、県民世論としては更新に否定的な意見が多くあります。
 私は、こうした県民意見を受け止めながら、全国的には、これまで同趣旨の税を廃止した県はなく、しかも、国が「森林環境税」(仮称)を検討している中、税の並存・運用で全国知事会が足並みが揃っている状況で、本県が「不祥事」を理由に税を止めることは、「恥ずかしく」あってはならないと思っています。
 無論、不祥事に対する対応や二度と同じことを起こさない毅然とした取り組みは当然ですし、その取り組みは、しっかりして行きます。
 しかし、本県は全国でも3番目に森林面接が多く、民有林は個人所有等が小規模面積所有者が多く、想定した整備が計画通りに進んでいない現状にあることや、樹齢が伐採時期を迎え「森林県から林業県」を目指すことを表明している本県にとって、林産業の育成や再造林事業をしっかり位置付け、なおかつ、県民参加や森林税が県民に身近に見える税の仕組みが必要であると私は考えています。
 そんな観点から、私の税を更新することを前提とした提案の中間提言をまとめ、以下報告しますが、皆様から率直なご意見をお寄せ頂ければ幸いです。 

○ 「第2期末時点で未整備となる里山の整備必要面積の試算」の内、「優先的要整備森林」1万3千haに優先 順位を付けて整備することは妥当。
○ この場合、集約化、団地化が予定通り進まなかった原因を究明し、確実 に推進できる仕組み作りが必要。(林地台帳の作成や組織の構築、「集約化 専門員」の配置等)
○ 里山整備のほか、多様な取組が確実に実施されるよう、「森林づくり支 援金」の事業内容を別の項目に特出することの検討。(松食い虫対策、緩 衝帯の整備等)
○ 「森林県から林業県」は、森林資源が主伐可能な段階に入っていること から、再造林を推進するための事業も必要。
○ 県が直接ベンチ等を設置できる科目も必要。
○ 制度設計に当たっては国の補助制度との分かり易いすみ分けが必要。
○ 国が導入しようとしている「森林環境税」との役割分担の明確化が必要。

他県の例

岡山県
・森林整備を推進するための担い手の確保と木材の利用促進、
・作業道の開設や補修、間伐材の搬出、松食い虫被害林の整備や伐倒・薬剤 による駆除、人家裏等の危険木の除去にも使用。
・地域林業の中核を担う林業事業体の経営改善を支援するため中小企業診断 士を派遣する事業。
・木材関係団体の県産材製品販路拡大のため、中国・韓国への販路拡大のた めの出展を支援する事業。
・税を使って県が直接駅等にベンチを整備

宮崎県
・台風等により堆積した流木の除去や巨樹古木の診断、治療。
・害虫防除等の実施。
・スギ花粉の発生抑制のため花粉の少ないスギ品種への転換等

熊本県
・森林の広域的機能の発揮に向けた取組として、針広混交林化促進事業、未 来の森林植林加速化緊急事業、シカ等森林被害防止対策事業、特定鳥獣適 正管理事業等に税の8割を使用。
・3期目の取り組みでは、新たに、森林の境界の明確化や森林情報の提供な ど森林所有者に対する森林整備の働きかけ、耕作放棄地の森林化の推進、 森林を守り育てる地域リーダーの育成、森林や木材を活用した農山村の地 域づくり等の事業を加えた。
・平成27年度にモデル事業として知事から認定された8つの重点地区に、 市町村や地域の林業事業体等関係者で構成する「地域協議会」を組織し、 所有者等を調査し働きかける「集約化専門員」を配置し、費用について支 援を行っている。
 ・熊本県では、県内の森林資源が主伐可能な段階に入っていることから、 再造林を推進するため、低コスト林業の実現に向け、「主伐・植栽一貫作 業システムによる確実な再造林の推進」に取り組んでいる。

富山県
・里山整備や竹林整備、野生動物との棲み分け、風雪被害木の復旧整備。
・混交林での危険木の流出防止対策、保全林での実のなる木の育成。
・海岸林で激増している松食い虫被害対策。

石川県
・放置竹林の除去等
・緩衝帯の整備

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