たけちゃん活動・生活日誌

日々県議としての活動に追われていますが、そのな生活でもたまには本音も言ってみたい・・・。

自治政策講座報告2

2017年05月16日 | 私の議員活動

 5月11日~12日行われた自治体議会政策学会主催の自治政策講座に参加しましたが、一日目の報告に続き、二日目の内容を二回に分けて報告します。

 二日目に行われた第3講義は、「子どもの貧困にどう向き合うか『未来へつなぐあだちプロジェクト』の実践」との題で、秋生修一郎東京都足立区政策経営部子どもの貧困対策担当部長からの講演でした。
 この中で秋生氏は、足立区が他の区から見たイメージが悪く、その原因は、刑法犯認知件数が23区中ワースト1位と治安が悪いこと。小中学校の学力テスト結果が23区で低位。区民の健康寿命が都平均より2歳短い。生活保護・就学援助受給者が多く、貧困が子ども達に連鎖していると、各種調査から分析し、「この4つのボトルネック的課題を克服しない限り区の正当な評価は得られない」として、様々な調査や分析を行い、ターゲットを明確にした取組を行った。
 その結果、刑法犯認知件数の減少率等で23区中1位。学力調査結果で目標値以上の成果をあげるとともに、糖尿病の血糖値の区民の平均値が低下し、これらの取組の結果、平成28年度世論調査では、区民2人に1は区に誇りを持っているとし、4人に3人は区に愛着を持っていると回答するなど、取組が評価されていると思っている。
 その中でも、今後の課題として、次世代を担う子ども達の支援として「貧困の連鎖を断つ」ことが課題であることに注目し、「未来へつなぐあだちプロジェクト(子どもの貧困対策実施計画)」を策定し、市に職員で構成する対策本部を設置するとともに、学識経験者等で構成する検討会議を設置し、実態調査等を行い対策を行ってきた。
 対策の柱は3つで、1つは教育・学び。2つめは健康・生活。3つめは推進体制の構築で、教育・まなびでは各施策として、基礎的・基本的学力の定着、大学連携による体験事業などの学力・体験支援。スクールソーシャルワーカーの配置、育英資金貸付事業など学びの環境支援。居場所を兼ねた学習支援、児童館、放課後子ども教室など子どもの居場所づくり。高校生キャリア教育、高校中途退学予防などキャリア形成支援を重点に対策を行った。
 健康・生活の分野では、各施策として、妊産婦からの早期支援、児童虐待防止など親子に対する養育支援。就学前教育の充実、発達課題の早期発見など幼児に対する発育支援。「あだち若者サーポートステーション」による支援など若年者に対する就労支援。ひとり親家庭に対する就業、交流支援など保護者に対する生活支援を行った。
 推進体制の構築では、相談事業の連携強化。NPO・ボランティア団体等の活動支援。子どもの健康・生活実態調査、ひとり親家庭実態調査など調査により実態を把握し、効果的な対策。子どもの貧困対策の啓発事業を柱に取組を行った。
 今後は、平成27年度・28年度に行った「子どもの健康・生活実態調査」結果から見えて来たことを踏まえ、子どもを取り巻く家庭環境や生活習慣を変えていくことによって、できる限り生活困難の影響の軽減を図ることや、将来の夢や希望を叶える大切な土台となる子どもの健康を守り育てる施策の充実を図ることを重点に取り組んで行きたいということでした。
 本県でも子どもの貧困対策の計画策定にあたり、大規模な一人親家庭等の実態調査を行い、その結果に基づき相談体制の充実や奨学金制度の充実など様々な施策を行っているところですが、この計画が今年度計画期間が終わるため、次期計画策定に向けて、今年度さらに詳細な実態調査を行うことになっていますが、今回、全国的に先進事例としてお話しをお聞きした足立区の場合、3つの取組の柱ごとに、行政・教育・NPO・区民等による体系的な仕組みが育っていることに学び、新たな計画にいかして行きたいと思いました。

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