たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

「共謀罪」強行採決抗議集会とデモに参加

2017年06月18日 | 社民党

 6月15日の夜6時からは、この日の朝参議院において強行採決され成立してしまった「共謀罪」法案の強行採決に抗議する長野地区集会とデモ行進が長野駅前で行われ出席しました。
 社民党を代表しての挨拶で私からは、強行採決に対し慢心の怒りを込めて抗議するとともに、断じて許すことはできない。
 世論調査でも、多くの国民が反対や政府が疑問に答えていないとして慎重な対応を求めているにも係わらず、委員会審議を省略してまで強行採決した行為は、今や国会は民意を踏みにじり真逆の方向に暴走していると断言すべきである。
 安倍政権は、これまで特定秘密保護法や安全保障関連法(戦争法)等の強行採決を行ってきたが、今回も民意を無視するとともに国会審議まで中断して「共謀罪」法案を自民・公明・維新等の賛成多数により強行採決してしまった。
 県議会では、議案の委員会付託を省略する時は、議員全員の賛成が慣例となっているが、例え国会法に規定があるとはいえ、委員会途中で審議を中断し「中間報告」と称して本会議で、いきなり強行採決するやり方は、初めから数の力を背景にした結論先にありの対応であり、今や自・公政権は民意を無視するばかりか、自ら民主主義を否定し、数の力に溺れた独裁政治になっている。
 私達人間は、例え議員であっても一人一人に理性があり、人間として生きる権利や個性があるにも係わらず、これらの法案に対し政府与党や維新の会等から誰一人として反対の意向を明確に示していないことは、安倍政権に対する忠誠が踏み絵であり、それぞれの党内での国民の民意でなく選挙対策で議員を管理し、統制していて、もはや自・公党内等では、政権を維持するためには「議員の自己主張」をすることは、「共謀罪となる」との抑圧がかかり、自分の議席を守るためには、人間としての主張ができない異常事態に陥っているといわざるを得ない。
 過去には例え自民党内でも様々な意見があり、政権が暴走することえの抑止力が働いていたが、今や公明党や維新の会なも含め、政党内の民主主義さえ失われている。
 安倍首相は、2020年でに憲法改正をすることを表明しているが、特定秘密保護法、安全保障関連法(戦争法)、そして共謀罪法の強行採決は、自民党が目指す「憲法改正草案」に描かれている立憲主義・国民主権を否定し、国民を政権が管理・統治する方向に、明文改憲前に既成事実化してしまうものであり、このことに関する国民の関心が低いことからも、なお一層の政権への監視し、私達の活動の強化が求められる。
 本日の理不尽な強行採決を踏まえ、私達は、戦争法や共謀罪の廃案を求め新たな決意で活動をスタートするとともに、安倍政権が目標とする憲法改正をさせないため、今日から一致結束し頑張ろう等を趣旨とする挨拶を行いました。
 集会終了後は、デモ行進を行いましたが、行進中に行きかう市民の方々の様子を見ていて、無関心というより、迷惑そうな目線で、私達が何か悪い事をしているように無視してしている姿が、何か私達を監視しているような気がして恐ろしさを感じました。
 結局、この今の社会の雰囲気が、安倍政権の独走を許していると実感するとともに、これまでの平和な生活が歴史的にどのような経緯で守られてきたのか、デモ行進を軽蔑の眼差しで見つめる多くの皆さんに、伝わる時が来るのか心配になりました。

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