竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

葛水の 冷たう澄みて すずろ淋し  鬼城

2017年08月03日 | 鬼城鑑賞
葛水の 冷たう澄みて すずろ淋し



流伴鑑賞
座五の「すずろ淋し」がなんとも良い
気持ち、触感、食感、周囲の風や景までを
この一言で一色にしてしまう
冷たい、澄む、すずろ、淋し
のサ行のひびきも計算されているようだ

季語 葛水
葛粉に砂糖を入れて葛湯を作りそれを冷した飲み物。
酒毒を消し、胃腸をととのえ、
渇きを止め汗の出るのを防ぐ効能がある。

以下鬼城の夏の句を参照されたい


蝉取りの ぢぢと鳴かして 通りけり

走馬燈 消えてしばらく 廻りけり

薬玉を うつぼ柱に かけにけり

夏夕 蝮を売って 通りけり

蛇穴や 西日さしこむ ニ三寸

青葉して 浅間ヶ嶽の くもりかな

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