竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

しづかさや湖水の底の雲の峰 一茶

2017年07月01日 | 一茶鑑賞
しづかさや湖水の底の雲の峰





季語:暑さー夏  出典:寛政句帖  年代:寛政4年(1792年:29才位)

湖水の彼方に沸き出た真っ白な入道雲が、青々とした湖水の底に影を映して動かない。
あたりはしんとして、炎熱の中に静かさが感じられる、の意。

流伴鑑賞

真夏の海、湖、沼、池に映る雲を詠んだ句は数多だが
この景を「しずけさや」と詠った句を他に知らない
真夏の灼ける日差しの中、舟に乗っての旅の途中なのだろうか
日を避けるものも乏しく
ただじりじりと暑さに耐えるのみなのであろう
水底の雲もじっと耐えているようだ

このしずけさは、声を出す気も抑えてしまう
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