竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

ひたひたとなおざりの恩冬の海   たけし

2014-10-24 | 

ひたひたとなおざりの恩冬の海   たけし






だれもいない冬の海をみることがある

波はしずかにゆっくりと運ばれて

またゆっくりとひいてゆく



昔のことが昔の顔とともに蘇ってきては

また入れ替わる



なんとたくさんの恩

なおざりのまま
コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 横たわる鮭の泪目秋了る  ... | トップ | 訃の報らせ今年限りや今年米... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
海、大好きな海 (領)
2014-10-24 10:09:18


おはようございます。
海、大好きな海

人は一人では生きられませんものね。
縁を大事にしていきたいと思っています
胸うたれました (熱海の爺)
2014-10-25 14:31:33


『ひたひたとなおざりの恩冬の海』(秀句)

「なおざりの恩」とは、誰にも思いのある言葉に胸打たれました。上五の「ひたしたと」がぴったり、素晴らしい秀句になりました。

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事