マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「顔のないヒトラーたち」

2016-06-02 | 独国映画&ドラマ カ~コ

Im Labyrinth des Schweigens   2014年 ドイツ作品

監督 ジュリオ・リッチャレッリ
出演 アレクサンダー・フェーリング アンドレ・ジマンスキ フリーデリーケ・ベヒト ヨハネス・クリッシュ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
フランクフルト、アム・マイン、1958年。
学校の休み時間に、校庭へ生徒と共に、教師達も出て来て雑談をしていた。すぐ側の道を画材を持った男性が通りかかり、ふと、たばこを口に加えた。火を付けようとポケットを探していると、さっきの教師の一人が見かねて、火を差し出してきてくれた。
だが、男性はその教師の顔を見て、おののくのだった。
地方検察に勤める新人の検事ラドマンは、トイレの中でいつの日か大きな裁判をする事を夢見て練習をしていた。だが現実は、交通違反の裁判ばかりで、味気ない日々だった。
そんなある日、検察へ一人の記者が男性を連れてやってくる。
記者が言うには、アウシュヴィッツ収容所にいた武装親衛隊員が何事もなかったように教師として働いていて良いのか?という訴えだった。
記者はその事に興味を示す検事を探すが誰一人いなかった。
だが、ラドマンだけは、何故か興味を示し、独自で調べ始めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
歴史にうとい自分なので、「アウシュヴィッツ裁判」なるものが存在していたとは知らなかったのだ。

と思ってさっき調べたら、

その裁判が題材になっている映画に「愛を読むひと」があると書いてあり、お~!!あれがそうだったのかあ~とやっと頭の中でつながったのだった。(^◇^;) 

そして、
この映画の中に出てくる、極悪非道な医師で「死の天使」と呼ばれたメンゲレに関する映画は
トーマス・クレッチマン主演の作品「マイ・ファーザー 死の天使」で知っていて、あ~あの人~と再び頭の中でつながり、
さらに、
あの、アイヒマンの事も、これまた、クレッチマン出演の作品「ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白」で人物を見ていたので、理解出来たのだった。

それにしても
きちんと過去と向き合う姿に凄いな~と感心してしまった。

きっと彼が戦争を知っていたのであれば、周りのお偉いさんと同じように、忘れがたい事だから、スルーしてたに違いない。
だけど、
逆に知らなかったからこそ、出来たのだと思う。
そして、
もっと他の人も知るべきなんだ!と立ち上がった事だ。

自分達の恥を自分達で認める。

凄い事だよ。

しかし、
誰一人自責の念(=後悔して自分を責める人)が被告にいなかったというのが恐ろしい。

そういえば、
アイヒマンも後悔してなかったし、メンゲルもそうだった。あくまでも、命令だったと。(「愛を~」の時も基本、そうだったなあ)

さて、重苦しい話はここまでとして、
主役のラドマンを演じたフェーリング君が誠実な好青年で好感触だった。
なかなか、上手いし、応援したくなったよ。
でも、次回は現代劇がいいなあ~。(^◇^;)

そうそう、
生き残った収容所の人々の話を聞いて皆が涙するシーンがあったが、惨いシーンを見せられるよりも、ジーンと心に響いてきた。
役者さんの演技も上手いのだけども、その人々の表情を見ただけで、何を語っていたのか分かるというのが素晴らしいなあと。

監督さんはイタリア人の役者さんだそうで。
だからあ~いう変わった演出になったのかもしれない。

で、
これ、
久々にお薦めの1本です。(^_^)v 

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