←「カラスビシャク」
72候で
7月2日は「半夏生」(はんげしょうず)
(「カラスビシャク」が生える頃)
読んで字のごとく、半分夏の季節です。
気温も高くなってきて、湿度の高い日も多くなってきました。
◇
夏至から11日目にあたり、
暑さに慣れないので、夏バテしやすい時期なので
地方によっては
「半夏生にはタコを食べる」習慣があると言います。
タコも旬の時期ですし、
タコに豊富に含まれるタウリンは夏バテ予防にもなるからです。
◇
7月7日は
「温風至」(おんぷういたる)(熱風のふきはじめる頃)
この頃から積乱雲も発生しやすく、
にわか雨、夕立も見られます。
◇
グリーン面においては
*徒長傾向のターフをいかに抑制し、クオリテイを維持するか?
*高温多湿系の病害に侵入をいかに抑制するか?
が大切なテーマの時期ですね。
◇
6月21日の全国的な雨以降、
「グリーンが徒長して。。。」という声を多く聞きます。
でも、
本年は5月の上旬、下旬に乾燥が続き
6月も梅雨入りしてからも 6/21の雨までは
かなりグリーン面が乾燥傾向にあり、
肥料食い鈍く、
やや薄緑色のグリーン面を多く目にしました。
◇
ターフ的には「夏越し」を前に
この雨(水)と気温を背景に
今シーズン初めて”成長らしい成長”で、
活性を向上させ、
根数、結果として芽数をふやしているのかも、しれません。
◇
この「成長」を「徒長」ではなく、しっかりとした
地下部(根・茎)成長につなげるためにも
①葉身上部の細胞はカルシウムやケイ酸で抑制
②葉身下部の細胞はマグネシウム、カリウム、場合によっては
成長抑制剤(プリモやビオロック)で抑制
(細胞を小さく、しっかりさせる)
③新根の成長に伴い
新茎下の古茎が老化し、表層にサッチが多くなるので
ムクや分解資材で表層の透水性、気相、三相バランスを整える
事に留意したいところです。
◆
オススメの資材があります!
「デ・サッチャー」または
それを1/3含む「ブランXエックス」です。
主成分は 古茎根を分解する良性菌3種類と分解酵素 です。
①古茎根を分解し、表層の透水性を大幅に改善します。
②しつこいドライ状態やリングの原因となる撥水層も改善できます。
③ムクなどの更新作業と並行して施肥するとたいへん効果的です。
上の写真は
雨が降り出して、5分もするとグリーン面に水が浮いてしまうよう状況(写真左)で、
「デ・サッチャー」+その餌として「エッセンシャル・プラス」
を第1週、第3週、第7週にわたり合計3回施肥した3ヶ月目の土壌(写真右)です。
更新作業と資材を並行使用した結果、ブラックレイヤーが減少し、
長く新しい根が成長している事が観察できます。
主成分は
バチルス・ズブチリス(5~55℃で活動)、バチスルメガテリウム(3~45℃で活動)、
バチルス・リヘニフォルミス(15~55℃で活動)のバチルス3種
プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼの分解酵素3種類
窒素 15.0%
(*85%緩効果性メチレン尿素につき、徒長のリスクはほとんど見られません。
良性菌のえさとして働きます。)
Lアミノ酸 9.5%
単糖・多糖類(トレハロース等)、ケルプ抽出物、炭水化物 等
です。
◆
よろしくお願いします!
(^。^)