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ヘリパッド建設に反対する現地行動連絡会(高江連絡会)

案内: 「ガザ攻撃から2年、パレスチナは今?」  土井敏邦氏 講演会 / 10月1日(土) 於:福岡市

2016-09-18 23:32:55 | 案内






「ガザ攻撃から2年、パレスチナは今?」土井敏邦氏 講演会 にあたって


 米国隷従に依って「美しい日本を取り戻す」というそれ自体時代錯誤の大きな矛盾を、日米防衛協力指針いわゆるガイドラインを担保する集団的自衛権行使容認の安保法制の実体的施行段階に入った日本国家は、臣従的マジョリティ(「国民」)を背景にマイノリティ(沖縄)に対して三権分立を装った、その実は三権一体の法治のからくりで襲いかかっている。沖縄が度重なる民主主義実現の手法である選挙によって県内新基地建設反対、人権確立の民意を形成しても、そもそも初めから無視を決め込み、結果ありきのストーリーとスケジュールを立ててブルドーザーのように蹂躙している。今回高江の米軍ヘリパッド(オスプレイパッド)工事では、国策遂行で警察庁を頼み、地方自治首長任命の公安委員会を形骸化し、自治体警察を直接指示して対策を練り、県公安委員会要請の形をとって暴力装置としての機動隊を発動した様子が市民らの情報公開活動で分かってきている。「本土」から500名にものぼる機動隊が追加動員され、高江一帯を制圧している。まさに国家テロと言われても仕方がない手法で、憲法で保障された基本的人権・表現の自由による非権力の基地建設反対住民の行動を圧殺している。
 そこにはいわゆる戦後統治フレームとしての「構造的沖縄差別」とは別の、近代から現代に及ぶ一貫した日本-沖縄の関係概念が潜んでいるように思う。例えば、西欧とオリエント(トルコ以東のアジア=中東、中近東、極東)の非対称な西欧のオリエントへの見方(様式)=オリエンタリズムに喘ぐパレスチナ。イスラエルの占領下にフェンスで囲われて人権を蹂躙され、その上外部からミサイル攻撃を受け破壊され、内部では人心が壊されていくガザ地区。沖縄の「構造的沖縄差別」のその向こうの「ヌチドゥタカラ」のことばを生んだその淵源を尋ね、考えてみたい。この標記の講演を機会に考えてみたい。

「オリエンタリズムとは、オリエントを支配し再構成し威圧するための西洋の様式なのである。」
「西洋と東洋とのあいだの関係は、権力関係、支配関係、そして様々な度合いの複雑なヘゲモニー関係にほかならない。」。以上はエドワード・ワディ・サイード著『オリエンタリズム』1986年平凡社より。 

「オリエンタリズムには派生的な産物がある。それは第一に、オリエントによる従属的な自己意識の形成であり、第二に、オリエントによるさらなる他者へのオリエンタリズムの実践であり、第三に、オリエント自身のオリエント化、客体への主体的な臣従=主体化である。」上野千鶴子著『<おんな>の思想』2016年集英社より。

「オリエンタリズム批判の作業が、・・・・・、例えばヤマトと沖縄の関係を解明するためにも大きなヒントになります。しかし同時に、その一方で、例えばパレスチナ人と極東の日本人、あるいは沖縄人が出会うときに、どうしても西洋が作り上げたオリエント観を仲立ちにしてしかお互いが出会えないということもあります。これを私は「インター・オリエンタリズム」と呼んでいるのですが、そのインター・オリエンタリズムの結界をどう破って私たちが出会うことができるかが、今日厳しく問われています。・・・」鵜飼哲『「命」と「死」の応答』EDGE NO.13号2004年より。

・映画『オマールの壁』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=fDEgVEddh1s&feature=youtu.be
・【写真特集】50日戦争から1年、ガザの焦燥
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/10/501-1.php
・シオニストがあなたに見てほしくないもの レイチェル・コリー Rachel Corrie
https://www.youtube.com/watch?v=EBiq1_F8s18
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