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ヘリパッド建設に反対する現地行動連絡会(高江連絡会)

水! 不足しています、ご支援を! / 福岡県朝倉郡大水害現地報告

2017-07-13 18:49:51 | 案内

福岡県朝倉郡の豪雨大災害についての報告とお願い!

 沖縄と日本の歴史的な関係を含めて沖縄について考えながら、わが事として福岡で高江ヘリパッド建設反対、辺野古新基地建設反対を掲げ、現地沖縄と関りを持ちながら人権や生活文化・差別と取り組んでいる仲間からの報告とお願いです。以下に報告と要請。


 福岡県、大分県で多大な被害を出した豪雨・山崩れの現場に行ってきました。
 災害発生から1週間目の7月12日です。
 私は緑内障で視力を失いつつあり、視界が欠け始め、よく見えない目で現場の報告ができるのかと心配だが、すべての感覚を働かせれば何とかなるだろうと出かけた。

 バプティスト教会会員の野上勇次さんに相談したところ、教会での救援のお願いをするためにも現地を見たいと快諾、車を出してくれ、二人で出かけた。
現地では部落解放同盟全国連合会副委員長の村上久義氏が忙しい中、現地を案内してくれた。

林田地区隣保館、隣保館横を流れる赤谷川沿いの村上さんの田んぼ、同川の上流の松末小学校、久々宮、志波そして杉馬場の6か所を5時間かけてまわった。

 亡くなった方が27名、行方不明者が21名の大災害だ。現場はどこも自衛隊による行方不明者の捜索活動が行われている。捜索と捜索のための道路補修は行われているが、復旧作業などはまだまだ先の話だ。杉馬場で行方不明者の遺体が見つけられたのだろう、ブルーシートがかぶせられ、警察官が走り回る現場に出くわした。村のすぐ横だ。遺体と対面する家族のことを思うとやりきれない。赤谷川流域の3人が流された現場では家は崩壊し泥に埋まっている。固まった泥と大量の流木をみると行方不明者の発見にどれだけの時間がかかるのかは素人の私にも想像がつく。一刻も早く救出を願うだけだ。

 家は流され、土台を濁流に流され鉄骨柱一本で今にも川に崩れ落ちそうな味噌屋さん、潰れた家や1階の屋根付近まで完全に泥に埋もれた家が連なる。表からは何の被害を受けてないように見えても裏山が崩れ埋まっている家などが続く。どの家も人の気配はない。あっという間もなく押し寄せる泥水に命からがら避難されたのだろう。静かだ。鶯が鳴いた。車は流され横転したり、泥に埋まっている。松末小学校の近くは大きな電柱が何本も上から数メートルのところで折れ、2階建ての屋根にのしかかっている。大きな家や立派な車なども大災害の前には命を救ううことも避難の手段にもならなかった。

 赤谷川は山から出たところから肥沃な田畑を育ててきた。被災から1週間、真砂土の固まった土は田んぼや畑、果樹を埋め尽くし、巨大な平地を作り出している。見渡す限り真砂土だ。マスゴミなら福岡ドーム何十個分の広さというのだろう。赤谷川沿いの村上さんが精魂込めて育ててたんぼは無事だった。と安どする間もなく、用水路がつぶされたから枯れるしかないね、と村上さん。ほかの場所でも聞いた。泥をかぶらなかった田んぼも用水路は潰れ、今年は一粒も収穫はなかろうという、力のない声を。

 林田の村のすぐ近くの浄水場が壊滅的打撃を受けた。真砂土と流木で埋まった。電気はかろうじてつながり、プロパンガスも細々と補給されたが、生活での最大の問題は水だ。避難所になっている林田隣保館には給水タンクが備え付けられ、村上さんらが井戸水などを運んでいる。飲料水は何とか確保できるが生活用水は大変だ。大災害の避難所で繰り返される避難者の苦労はここでも繰り返される。

 今回の被害の特徴は、大量の流木と泥だ。とにかく流木は凄まじい。直径1メートル弱、長さ10メートルを超えるような大木が信じられないような場所にゴロゴロしている。みんな木の皮はきれいにはぎ取られ、美しい木肌をさらしている。その木肌の美しさが異様だ。根もついている。大きすぎてユンボでも簡単に移動できないのだろう。この流木が橋げたにひっかかり、泥水をせき止め、濁流となって平地に流れ込んだ。土は真砂土だ。乾くと固くなり、雨が降ると流れる。厄介な土だ。道路や家を埋め尽くした泥は人の力ではどうにもなるまい。道路や田んぼの泥をユンボで取り除く、そして家の中の泥を取り除く・・・考えるだけでも気の遠くなる作業だ。

 被差別部落の村の被害は大きい。差別の結果、川沿いの湿地地帯に追いやられた部落は水害の悲惨をおしつけられてきた。林田はすぐ横の赤谷川が流木でせき止められ濁流が流れ込み、旧同和住宅2棟の1階部分は完全に泥で埋め尽くされ、周りは流木の山となった。昔、よく泊めてもらった住宅だ。けが人はでてないようだ。林田隣保館の館長さんの話では5年前の大水害(同じく福岡同地区一帯の大災害)の教訓で、赤谷川が氾濫する前に住宅の人たちは隣保館に避難したそうだ。隣保館がある本村の地盤は同和事業でかさ上げした。もしこの事業をやっていなかったら林田は全滅したかもしれない。村上さんの話では、かさ上げ事業は同和事業の対象にならないと行政が首を縦にふらない中、村の人たちのねばり強い闘いで実現したそうだ。杉馬場の村では川のすぐ横の6軒が流木と泥に埋まった。支部長の連れ合いさんが村上さんにお礼を言われていた。全国連からの支援のペットボトルの飲料水を運び込んだことへのお礼だった。

水が不足しています!

お志の支援物資をお待ちします。送り先は

〒8381514 福岡県朝倉市杷木久々宮(くぐみや)78-1 村上久義
 
です。責任をもって隣保館や避難所に届けます。
 よろしくお願いします。    ヤスミン・ライブラリー 尾上光
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