ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「チェンジリング」

2009-03-06 22:03:14 | Weblog
                                「チェンジリング」

「チェンジリング」には「取り替え子」という意味があるらしい。まさにその話なのだが。

この物語は1920年代に起きた実話である。

1928年のロサンゼルス。
クリスティーナ・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は電話局で働き、女手一つで息子を育てていた。息子の名前はウォルター。9歳である。

ある夜クリスティーナが仕事から帰ると、ウォルターの姿が見つからない。忽然と姿を消してしまったのである。
クリスティーナは八方手を尽くして息子を探すが、ある日、警察から「お子さんが見つかった。駅までおいで願いたい」
喜び勇んで駆けつけた駅頭には、ウォルターではない少年が「ママ・・」と言って待っていた・・・。

しかしこの頃のロス市警はひどい。「L.A.コンフィデンシャル」などでも垣間見れたが、実際に「警察の言うとおりにしない」というだけで精神病院送りとは・・。
本当に恐ろしい。しかもその病院の院長までが警察と結託しているとは、世も末である。

ブリーグレブ牧師(ジョン・マルコヴィッチ)の存在が救いだった。彼と、彼の友人の弁護士の強い正義の心がクリスティーナ達を救った。良かった!

結果的にウォルターは、ウィネビラ養鶏場殺人事件の犠牲になってしまったのか、・・それは当時の捜査技術では判明しなかった。今のようにDNA鑑定でもあれば判ったかもしれないが・・。

映画としては、時代考証や、街並みのCG、車の往来、当時の電話局の再現など、とても素晴らしいものがある。それだけでも見る価値十分にあり!

ニクいのは、オープニングの「UNIVERSAL PICTURE」の所が、1920年代の物を使っているんですよ!
「スティング」以来ですね・・・。イカしてます(^^♪。

監督・クリント・イーストウッド




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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (ミチ)
2009-03-07 15:37:32
子供を持つ身としてはクリスティンの気持ちが痛いほど分かりました。
警察の対応には心底ムカつきましたよ~。
Unknown (KLY)
2009-03-07 17:48:05
こんにちは^^
TBありがとうございます。
この作品、早くも私の中では今年No.1作品に認定されていたりします。(笑)

イーストウッド監督の次回作『グラン・トリノ』も試写で見た知人の話だと相当いいらしいので期待してます。^^
ミチさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-03-07 23:02:37
クリスティンは身を引き裂かれるような思いだったと思います。
ラストで戻って来るのかと思って見ていたので、悲しいエンディングでした・・。
KLYさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-03-07 23:09:47
イーストウッドって、なんでこんなにいい映画を作り出せるのでしょうね。
きっと、感性が豊かなんでしょうね・・。
「グラン・トリノ」も楽しみです!
はじめまして (kobaっち)
2009-03-08 00:55:54
お初です!kobaっちと申します。よろしくお願いします。
チェンジリング、ナイスでした。
ストーリーよかったです。アンジーなかなか
いい演技してました。
個人的にはひきばっちも批評している
ように1920代の風景がとーても印象的でした。
当時の様子は白黒写真でしか見たことなかったので、とても興味深いものでした。
一度タイムスリップしてみたいものです。
でもちょっと怖そうな時代のようなんで、
長居は無用な感じですが…。
こんばんは! (アイマック)
2009-03-08 21:49:41
LAPD、酷すぎますね。
私も「L.A.コンフィデンシャル」を思い出しましたが、それ以上・・
当時の様子、雰囲気がみてとれて、見応えありました。
アンジーがローラースケートですべる電話局はびっくりましたよ。笑
kobaっちさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-03-09 03:26:46
ナイスでしたね!
アンジェリーナ・ジョリーの濃いお化粧がなぜかハマってましたね。
クリント・イーストウッドはやはり外さないですね。「グラン・トリノ」も楽しみです!
アイマックさん こんにちは♪ (ひきばっち)
2009-03-09 03:36:17
ロス市警、怖いっすよねぇー!
今はそうでもないらしいですが・・。
「ローラースケート」は驚きました!
この映画は、1920年代の街並みや風習をみるのも楽しかったですね(^^♪。

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