私の好きな映画

私の好きな映画 と 大好きなジュリーな 毎日

hang over II

2011年05月31日 | 古い映画
ハング オーバー II を 見てきました。 最初の ハング オーバー から 2年(?) たって、 ますが、 これは また
同じようなことを、 今度は バンコクで 起きたという お話。
面白かったです。 やっぱり。 今回の映画の プロの批評は 結構平均C レベルの辛い批評だったのですが、でも コメディとして見る文には全然。面白ければいいじゃないの って 感じ。お話は 歯医者(Iで、歯を抜いた人)が タイ人の女性と結婚式をバンコクであげるということから 始まります。気が進まないながらも、友達の奥さんの弟(ひげのやつ、彼がI でも クレイジーな夜の原因)も 誘って
バンコクに結婚式に行くのですが。 まあ バンコクなので クレイジーの度合いもグレードアップしています。歯医者は 顔に刺青をさしてしまってます。そして 部屋で見つかったのが婚約者の弟の指輪と 指! 猿。今回も出てきた香港人のコメディアン。
まあ、話の進み方は前回と一緒なのですが、 でも こういう経験して見たいような したくないような。
面白い映画。 これが DVD に なったら、 落ち込んだときとか、ハングオーバー I & II の 映画大会をしたいです。

EVEN THE RAIN

2011年05月25日 | 古い映画
私の大好きな ガエル ガルシア の 最新の(たぶん) 映画です。 ボリビアが 舞台です。で、かなり重い主題を 扱っています。持てる国が いかに、持てざる国を、人々を 搾取しているかということ。そして、それは昔から行われていたことで、今も様々な形を持って、続けられているんだということです。 ガエルは、映画の中で映画監督をしています。彼らは コロンバスがいかに、南アメリカを 侵略して、搾取したかという、リアリスティックなドキュメンタリー調の映画を取ろうとしています。しかし、ファイナンスからの事情で、ボリビアを映画を 取る場所にします。エクストラも 1日たった2ドルで喜んでするので、お金がたすかるからです。(ここでも やっぱり 労働力の搾取みたいなもんです。皮肉にも)映画の 主人公は ルイス トスター と いう俳優の演じるプロデゥーサーです。 彼が いかに ボリビアの貧困、そして、貧困と戦う人々の存在にきずくかが 描かれています。
ボリビアは 2000年に水戦争というのが 勃発しました。それがこの映画の舞台です。主人公たちの映画を とる メンバーは水戦争勃発のときに、ボリビアに来てしまったのです。彼らも体制側が あまりにひどいことを知ってしまいます。水道局を 私企業化し、水道代を200%以上も値上げするのです。(月給が70ドルくらいの人々に 20$以上の水代です。) お金が払えず、井戸水を使おうとすると、井戸水までが、水道局の支配下に入れてしまうのです。そして、ひどいことにボリビアの体制側はほとんどが白人で、庶民は原住民です。白人は原住民を完璧に馬鹿にしてます。
この映画を見ると本当に考えさせられます。結局 西側社会は 大昔から 貧乏な国を食い物にしてきたんだなあ。と、そしてそれは今でも
そうなのです。
ガエルの 役はあまり深く描かれていませんが、でも 彼は まじめに演じています。彼のファンとしては 彼の出所があまりないので
ちょっと 残念ですが、 映画としては1級品の映画です。アメリカでは一般の映画館では 公開されていませんが、大勢の人に見てもらいたい映画です。

MULHOLAND DRIVE マルホランド ドライブ  2001年

2011年05月24日 | 古い映画
デビッド リンチの 映画です。 昔、イレイザーヘッドを 見て、なんというか、不思議な感覚だなあ。と 思った人でした。でも、
その後、ブルーベルベット を 見て、大変感激したのですが。ブルーベルベッドは 私の大好きな映画のひとつです。DVDも ちゃんと
持ってるし。主演のカイル マクラクランも 大変好きになって、しばらく彼の映画は欠かさず見ていたのですが。 
ただ、ワイルド アット ハートは そんなに好きじゃなかったし、インランド エンパイアーは 全然だめでした。だので、映画を見る前に、ちょっと心配していたのです。退屈したら いやだなあ。って。

面白かったです。ナオミワッツ、いい仕事してます。最初 なに、この かまとと演技?って思っていたのですが、最後のほうで、ああ、それで! なんですね。映画の70% は とにかく なにかな? これは? という感じで進んでいきます。インランド エンパイアーとかでも
見られた、不思議な世界、閉所恐怖症てきな 転回が見えますが、一人よがりではなく、視聴者も世界に入っていけます。
共演の女優は すごい美人です。二人がオールヌードで 愛し合うシーンとか、綺麗ですよ。

こういう映画は説明できませんね。見ないとだめです。しばらくぶりに 面白い映画を見たなという感じでした。デビットリンチの映画
しばらく 敬遠してましたが、ちょっと、見直しました。他の映画も面白そうなのは見て見ようと思いました。
ナオミ ワッツも、リンチとか、クローネンバーグとかいい監督の映画に出てますよね。作品を見る目があるのかも。好感もてます。

WETBACK Undocumented documentary 2005年

2011年05月17日 | 古い映画
最近 忙しくて、全然映画を 見に行ってません。 HANNA は もう 終わって(こちらは映画ヒットしていても、2-3週間で終わります。もちろん メガヒットは 1-2ヶ月やってますけど、それって、ハリーポッタークラスのヒットの場合)、THOR が 話題ですが
それも 見にいけそうにありません。

で、ビデオですが、これは賞もとったらしいという ドキュメンタリーです。またまた、違法移民についてですが。私たちのイメージだと、違法移民はほとんどメキシコ人かなと思ってしまいがちですが、これは 南アメリカからの違法移民がメキシコを通って、アメリカの境界線を越えるせいみたいです。ホンデュラスから ニクァグラ、ガテマラそれらの国境を歩いてわたります。もちろん 違法に。パスポートなしです。
それもこれも すべてアメリカに行けば お金持ちになれる。仕事がある。国の家族が幸せになれるとの希望だけで。マジにあんたたちの国の政府はなにやってんだよ!! って感じ。それらの国ではまじめに働いても食べるのが精一杯で、子供を学校にもやれないって人々は嘆いています。それって、政府が間違っているんじゃないでしょうか? アメリカも違法労働の人々を取り締まる前に、それらの国をなんとかしてやれよ。 大体違法にアメリカに入っても、まともな仕事は得られないし、仕事をしても最低賃金で、其処から、自分の国にお金を送って、自分はトレイらーハウスに 住んで、やっぱり人間らしい生活できてないじゃない。 と 思いつつも アメリカに 徒歩で違法にわたろうとしている人々を 描く映像に見入ってしまいます。この映画は それらの人々を きわめて冷静に写していきます。この映画は 違法に国境を越える人々を 擁護しているわけでも、また、取り締まる人々を批判しているわけ度はなく、きわめて淡々と描いていきます。
中でも、こういった人々にとって 一番危険なのが メキシコを越えるときなのです。メキシコは彼らにとって、地獄である と 表現されています。 なぜなら、まず 警察。彼らは 権力をいいことに 違法移民から、お金を取ります。そして、ギャング。この、ギャングは アメリカのギャングと繋がっていて巨大な勢力を持っています。彼らが違法移民から、お金を剥ぎ取ります。最初に出てきた、二人のホンデュラスからの青年たちは メキシコで、ギャングにあい、隠していたお金を取られます。それで、あきらめて国に帰ることになります。(結局そのほうがいいと 私は思うのですが) そして、悪名高い列車での国境越えも 映画に出てきます。列車に飛び移ろうとして、失敗して、足、腕などを失った人々。アメリカにわたろうという 夢を失い、その上、て、足を失って、将来がない人々。映像がセンチメンタルな音楽も解説もないのが よりいっそう怒りを感じさせます。

この ドキュメントは別にテーマは救いがなく 暗いですが、描かれている雰囲気は 静かに事実を表しています。見た後も、気持ちが重くなりません。もちろん暗い現実なんだなあと 考えさせてくれますが、厭な感じでは ないです。たぶん映画をとる視線が、事実を描こうとしているからだと思います。 それと、登場人物が 皆、別に同情を買いたいとか、哀れんでくれと 言ってないで、単にこれが自分たちの生活で、これが自分たちの夢で、そのために進んでいくんだといって 前向きの姿勢だからかなあ。
興味深い映画です。

MUSIC LOVERS

2011年05月10日 | 古い映画
ケン ラッセル 監督の 映画です。音楽家チャイコフスキーの 後半生を描いています。ケン ラッセル監督らしい映画です。最初から
流れるようなイメージ、チャイコフスキーを 囲んでいる様々な人々の様子が 出ています。彼の周りの女性たち、姉、妻になる女性、スポンサーになる女性。そして、また、彼とかかわりのある、男性。
彼が同性愛ということは 当然のこととして、それより、この映画では その同性愛の彼を めぐる女性たちに視線がいっているような 感じがします。彼の音楽的才能に ほれ込んだお金持ちの女性。彼女はけっして 会わないことを条件に14年ものあいだ、チャイコフスキーを援助し続けます。そこに あるのは精神的な芸術への愛だけだったのか。それとも チャイコフスキーへの性愛もあったのか。
1通の手紙を とりもつ縁で、結婚までした、ニーナ。ニーナは結局、チャイコフスキーのいう、兄弟のような関係にはなれなかったのです。
新婚旅行での、二人の関係。寝台列車のシーンは 音楽と伴ってとても印象的でした。そして、この女性のあまりに悲しい最後。でも、本当にこの女性は最後は精神病院に行ってしまったみたいですね。あのころの精神病院はおそらく映画に描かれているものに近いものだと思います。
彼女は結局チャイコフスキーの犠牲になったよなものです。
チャイコフスキーの音楽に満ちている映画です。この映画がどれだけ真実に近いのか、そんなことはあまり気にならなくなります。
彼の幼児期のトラウマそして、その トラウマは 彼の最後を予告したものだったようです。
とにかく 2時間という時間があっという間に終わってしまった映画です。