042号が発売中です。今回は非常に読み応えがあった。アマノ君、ケイちゃん達のヒマラヤ2題。山野井氏のキルギスタン。シルビア・ビダルのワスカランなど、アルパインの記事が多かったこと。「日本のスキーアルピニズム」といった時々しかお目にかかれない、興味深い記事。(ただし黒部横断に関しては、ルート取りにこだわりすぎて、澤田氏のワンデイを忘れていないだろうか。)杉野先生の連載がないのが寂しいが、とにかく今回は良かった。
それにも増して何より興味深かったのは、中嶋兄弟の「大ヤスリをフリー初登」である。さすが中嶋岳志氏の息子たち、というか、きっと父の発想なのではないかと思うが・・・。「とうとう大ヤスリがオールフリーで登られる時代になったか」という感想だ。よくもフリーのラインを見出したものだ。しかもグレードが5.12というのが、いかにも今の時代にマッチしているではないか。これが5.14とか5.15だったら「いかにも無理やり」という感じだが、5.12というのは、今の瑞牆にマッチしているし、みんながあのアプローチをこなして「登ってやろう」と思いそうな数字だと思う。「夢のカリフォルニア」からつなげたら素晴らしいと思う。わしも「いつかはイレブン」と思って登ってきたが、「やっぱり12までやらなきゃダメか」と思った。一生のうちに登っておきたいルートができた。ただこれに、変に触発されたクライマーが周りに「無理やりライン」を引かなければいいが・・・。
それにも増して何より興味深かったのは、中嶋兄弟の「大ヤスリをフリー初登」である。さすが中嶋岳志氏の息子たち、というか、きっと父の発想なのではないかと思うが・・・。「とうとう大ヤスリがオールフリーで登られる時代になったか」という感想だ。よくもフリーのラインを見出したものだ。しかもグレードが5.12というのが、いかにも今の時代にマッチしているではないか。これが5.14とか5.15だったら「いかにも無理やり」という感じだが、5.12というのは、今の瑞牆にマッチしているし、みんながあのアプローチをこなして「登ってやろう」と思いそうな数字だと思う。「夢のカリフォルニア」からつなげたら素晴らしいと思う。わしも「いつかはイレブン」と思って登ってきたが、「やっぱり12までやらなきゃダメか」と思った。一生のうちに登っておきたいルートができた。ただこれに、変に触発されたクライマーが周りに「無理やりライン」を引かなければいいが・・・。