テレビのニュースで、被災地から遠く離れた我々も、このような光景は何度も見せつけられています。
この期に及んでびっくりする人はいなくなってしまったかもしれません。
でも、消防自動車がこんなになっていたりすると、津波が襲いかかるぎりぎりの時まで、
消防士たちはどうしていたんだろうか、と考えてしまいます。
私も瓦礫の中を歩いてきました。
多分中学生が下げていたエナメルかばんがありました。
津波が襲ったのはちょうど学校からの帰宅時間。
このかばんを下げていた中学生はどうなったんだろうか、と考えてしまいます。
テレビではなかなかこういうところまで伝わらない。
現地で被災者に接してみると、全く遠く離れた者には伝わってこないこともあることに気付きます。
それを知るためだけに、むやみに現地に近付くことは避けたいですが、
ボランティアが、たとえ小さなことしか出来なくても、
こういうことに気付くことは、それだけでも意味のあることだと思います。
「何もできなかった」と落胆して帰ってくるボランティアがいます。
でもそれは仕方ない。
だって相手がでかすぎるんだもの。
それより行かなかったらわからなかったことが沢山あったんじゃないか?
わしのブログが「Climbing」ではなくなってきた。
そろそろ本来の姿に戻したい。そこで「被災地にクライマーを送る会」のブログをリンクします。
そちらもどうぞ、見てください。