金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

大腿筋膜張筋と腰痛の関係性を知っていますか?

2016-02-07 07:17:01 | 股関節
腰痛の隠れた要因についてお伝えします。



それは、大腿筋膜張筋(TFL)が関係しています。



そしてTFLは中殿筋と腰方形筋とこんな関係があるのですが、、、








どうも(^_^)



最近、運動不足と疲れから腰が痛いです(T_T)



ですから、嫁さんに甘えて、、、



「ね~、、腰マッサージして(^^♪腰痛い、、、」



と言うと、、、



「あんた、いつも痛いとこ揉んでも治らん言ってるやん(-_-メ)」



その通り。。。嫁さんはいつも正しいと感じた男です(;´Д`)








今回は大腿筋膜張筋(TFL)について勉強して行きたいと思います。





TFLは腸脛靭帯とつながり、下腿にまで伸びます。



また、その腸脛靭帯には大殿筋もつながりがあります。






TFLの作用は、股関節の屈曲、外転、内旋です。



少し変わった働きをします。







小殿筋と梨状筋と共に、股関節の外転補助筋として、中殿筋の働きを助けます。



しかし、前の記事でも書いた通り中殿筋は機能不全を起こすことが多いです。



その為、骨盤の位置を正しく保つ機能が損なわれる事が多いです。



中殿筋の機能が損なわれると股関節の外転作用が弱くなると同時に、TFLが補助筋として過度に働きだし、加えて腰方形筋も骨盤を引き上げる事で股関節の外転を補助するという代償が行われるのです。



こうゆうの面白いですね(*´▽`*)



上肢でも上腕の外転力が弱くなった場合、もしくはROM制限が起きた場合、肩甲骨が上方回旋を過度に起こしてROMを増加させ代償したりもします。



まあ、つまり中殿筋の機能不全=TFL、腰方形筋は過度に働いていると言う事です。



中殿筋の機能不全が原因の腰痛は、腰方形筋とTFLも一緒に治療する必要がありそうです。






一応、大腿筋膜張筋のトリガーポイントも見ておきましょう。





こんな感じで、関連痛も腸脛靭帯に沿って出ますね。






TFLのトリガーポイントによって、筋が短縮すると、股関節を伸展するのが難しくなります。



股関節が制限されるため、歩行がゆっくりになったり、股関節と膝の両方を一部屈曲して立つようになり、後ろによりかかるのが難しくなる。



また、それにより骨盤が前傾し腰椎の前弯を増強させる事もあり得る。





トリガーポイントがある方を下にして寝る事は圧痛の為難しくなる。



っここのトリガーポイントが痛みの原因であるのに、、、



変形性股関節症、股関節滑液包炎、等の診断名がつけられてくることは多い。







うちのクリニックでもよくあります(;´Д`)






あともう一つだけ、、、



TFLの負担は、腸脛靭帯にもかかり、その結果TFLのトリガーポイントが腸脛靭帯を通じて外側広筋に送られることがある。



この事は覚えておきたい所ですね(*‘∀‘)







今回は以上です。



いつも読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



はたしてお役に立てているのでしょうか。。。



また次回。






おわり

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