敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

2006年度日本新劇製作者協会総会

2006年09月10日 | 東演
 昨日、表題の総会が芸能花伝舎にて行われた。
 13:30~17:30。
 前半を議事、後半を研究会。
 Ⅰ)「文化芸術に対する助成制度を考える」と題して、
    文化庁の担当者を招いて現状と質疑応答。
 Ⅱ)日本新劇製作者協会賞受賞者に聞く。
    受賞者:浜田寅彦(俳優座)
    聞き手:山崎菊雄(俳優座)
 
 僕は事務所番で、上記総会閉会後の懇親会からの出席となったが、活発な総会だったようで、参加者は皆昂揚していた。
 普段はライバル同士の「制作者」が、所属の垣根を越えて大所から「演劇界」を語る雰囲気に溢れていた。研究会Ⅰに対しての関心は高く、全国演劇鑑賞会連絡協議会からも出席があり、そのあたりも広い視野での論議を呼んだと言えよう。

 もちろん、堅苦しい話ばかりではない。昨年「60年目の夏」で競演した関西芸術座の制作・柾木さんとは、静岡にも拠点を置く予定の鈴木完一郎氏の近況で盛り上がったりもした。あの剛腕演出家が、絵文字入りのメールを送って来るという話には驚いた。「それをまとめて、早川の演劇文庫から出そう」なんて話に展開…。
 
 また、堅実な活動を続けながらも大きな広がりにならない点は課題で、他ジャンルの演劇制作者との連携でも熱くなった。つまり、商業演劇や小劇場のプロデューサーたちとの距離についてだ。
「新劇」とは「古典」に対する語意だから、前述のものを含まれると誰かが言えば、だとしても「新劇」という語へのアレルギーは明らかだから、いっそ「日本演劇製作者協会」でいい!と。
 いずれにしろ、外から見れば同じ「お芝居」にかわりはない。肩肘張らずに・・・なんて言い出した頃には、時計の針が明日を指そうとする頃合。
 
 てなわけで、次回は新年会。
 当ブログで「プロデューサーの集い」と題して06年新年会のことを書いてから、ああ、もう9ヶ月もたったのだな・・・。

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