敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

礫の礫の釣札

2018年02月19日 | 制作公演関連
どうでもよいことなんです。
本当に本当に。

ある鉄道会社の自販機で切符を買うと
「釣り札が出ます」と言います。
言うったって器械ですが……。

恐らく、釣り銭と釣り札が出る、
という意味なんでしょうけれど……。

札は必ずしも出ないよなと。
出ないのに「札」が出ますって、
言い切られるのが私は嫌なのです。

そもそも。
「釣札」って言葉に馴染みがなく、
そこに対しての違和感が寧ろ強い。

普通よく聞くアナウンスは
「釣銭の取り忘れにご注意ください」。
これだって。
五千円札と端数の硬貨で購入すれば
千円札四枚だけ出て「銭」が出ない。
よって取り忘れるわけないじゃん!
て状況はありえますよ、ええ、ええ。

ただ、ここで言うところの「銭」は
「お金全般」を指すものだと
多くの方のコンセンサスがあり、
「札」に、同様の内包を求めるのは
無理があるよな~と思うのです。

いや、本当にどうでもいい話ですが。
C=C=\(;・_・)/



そんなことを思わせる、とある駅。



そこにあるアトリエを出て、
遊戯空間『つぶやきと叫び
~礫による礫ふたたび~』は
広めの稽古場に移りました。
駅でいえば一つ先。
けれども芝居は二歩三歩と、
ぐいぐい前進が加速している、
そう自信を持って言えます。

少し具体的にいえば、今日の稽古で
最初から最後までの基本的な動きに
一通り当たることになります。
ただ。
読み稽古に時間を費やしたことで、
立ち稽古がスムーズに進んでいます。
言わば。
キャンプで足腰を強化したことが、
実戦に大いに生きている感じ。

演出が一言えば、十迄は行かずとも
役者が六を知る展開である。

冒頭どうでもいいことを書いたけれど、
当たり前が当たり前にいかない
3.11に思いを馳せながら、
その苦しさ、虚しさ等々を、
その百分の一にも及ばないけれど
皆でディスカッションもしつつ、
風化を防ぐ一翼を願いたい!
と、言い切れたら格好がつくのだが。

会話ではなく、現代詩の演劇化。
動きも日常とは一線を画した
コンテンポラリーの色合いが強い。
ゆえに、今はまだその余裕はない。
あくまで今は・・・。

次のクールあたりからおいおいと。

それから。
一つ確かに言えるのは・・・
脆弱な行政を助ける為の安易な施策と
大企業ありきの結果生まれた、
「ささやかな便利さ」と引き換えに
我々は随分と厄介な「釣り銭」を
喰らったっていうこと。

それは誰のせいでみなく個々の責任で、
それを繰り返すのは滅茶苦茶愚か、
ということだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダブル受賞(カミスト2018/4) | トップ | 総仕上げ~櫻の再園4 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿