敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

かいこ

2017年04月23日 | 鑑賞
○文中敬称略○

22日。
『ぶらり途中下車の旅』で蚕の店。
人の手により飼育された「家蚕」と
自然界に生息する「野蚕」があると、
生まれて初めて知った。
ついでに読みは「かさん」と「やさん」。

その店は清澄白河にあって
「大江戸線」のぶらりは次に両国へ。

※※※

きのう感想にまで至らなかった
俳優座公演『北へんろ』を観た
シアターΧのある街でもあった。

ただリポーターの山田五郎は
劇場とは反対を歩いていた(@_@)
それはさておき。

その本を書いた堀江安夫とは、
『祖父に捧げるブルースハープ』
(99年、東演パラータ)以来、
大変懇意にしていただいている。

『祖父~』は劇団東演の作品だが、
その新劇団を離れてすぐの仕事
山彦の会『母さん』もまた堀江戯曲。

サトウハチローの生涯を描いた音楽劇。
ハチロー作詞の名曲の数々
~りんごの唄、長崎の鐘、
ちいさい秋みつけた、等々~
に加え、彼の詩文を楽曲にもし、
沖縄在住の新鋭・新垣雄が担当
(本番では演奏も務めた)。

〈雄くんが仕事で東京に来るから
『母さん』の面々で久々に会おう!〉
と、舞台監督の角野禎から連絡が
来たのは観劇する日だったりして……。

※※※

と「蚕」で始まり、二段目は「回顧」。
そーゆー展開で進んでいます。

※※※

俳優座といえば誰もが知る
日本を代表する劇団で
創立は1944年。歴史は70年超。
当然我々はある畏怖を持つが、
劇団自身はアグレッシヴである。

折り込まれたチラシから、
今後の動きが垣間見られる訳たが、
読売演劇大賞優秀作品賞に輝くなど
今をときめく風琴工房の詩森ろばを
9月の本公演に起用するのは、
老舗的には充分前掛かりだ。

ただトレンドとしてはありとも言える。
が、ラボ公演に作演出で招く
オイスターズの平塚直隆は攻めている。

北の戯曲賞、仙台劇のまち戯曲賞等、
演劇界のメダルホルダーと言われる
平塚×俳優座の化学反応やいかに???

まさに「懐古主義」に囚われない
超攻撃的な方向性だと感嘆!

※※※

以上「かいこ」の話でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 袋町で見附けた両国 | トップ | 歌舞伎をみた件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿