敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

梅子とよっちゃん

2017年05月18日 | 鑑賞
二歳の時、川崎市の南部に位置する
川崎区藤崎から多摩区王禅寺
(当時。現在は麻生区)に越した。
臨海の工業地帯から北部の丘陵地へ。


社宅、と言っても。
サッカーコート半面位の敷地に
ロードローラー等、重機車数台と
H鋼など膨大な資材が置かれた、
その隅に建った、いわば管理棟。
ぼくら家族のみが暮らしていた。

こどもの足でも五分ほどの距離には
母の両親と弟妹が暮らす家もあった。

そちらの並びには同い年のゆきちゃんと
じっちゃんが住んでいてよく遊んだ。
暫くして、ゆきちゃんは越して行った。

幼稚園に入り、じっちゃんちに行くと
別の子が先に来ていて遊べない日も。
その子は梅澤という姓だったから
「梅ちゃん」「梅」「梅公」が渾名。
因みに、じっちゃんは人見実典。

※※※

小学校五六年の親友は吉田喜寿。
そう「よっちゃん」。

三四年も同じ組で遊んではいた。
よっちゃんは肥満児で、一方僕は
グループについてゆく存在。
格段に仲が良かったわけではない。

そうそう。梅公も同じクラスで
担任から、そのおしゃべりを称して
「ベラベラマシーン」と。

で春休みが終わり、クラス替え。
僅か二週間前まで朝礼順が、
真ん中より少し後ろだった僕が
学年で一番大きくなっていた。
よっちゃんは痩せて、僕の前にいた。
それから、やけに仲良くなった。

※※※

このまま続けると長くなる。

本題は青年劇場第116回公演
『梅子とよっちゃん』
(作/福山啓子、演出/瀬戸山美咲)

青年劇場は〈秋田雨雀・土方与志記念〉
を冠するのが正式名称であり、
その土方与志が「よっちゃん」で、
その妻が「梅子」なのである。

伯爵家に生まれながら演劇に身を投じ、
私財を注いで築地小劇場を建てた
演出家・土方と、子爵令嬢から
「よっちゃん」との結婚を機に
舞台衣裳の先駆者となる「梅子」の
激動の時代を背景とした愛の物語

俳優座を創立した千田是也、
代表作『夕鶴』で知られる山本安英、
移動演劇桜隊の公演地・広島で
原爆により命を失う丸山定夫ら
〈日本演劇史〉に名を刻む人々が
多数登場する〈新劇大河ドラマ〉
という側面も持った作品でした。

※※※

前段の三人のほかにも。
前進座の創立メンバー河原崎長十郎、
夫婦で文学座結成に関わった
友田恭助、田村秋子らも
舞台を賑わすのだが・・・

その文学座とともに、民藝、文化座、
青年座、東演の新劇団が合同で
『その人を知らず』を来月上演する。

「新劇」がある熱を帯びている・・・。

※※※

と同時に、と云うべきか。
そのまた一方で、と云うべきか。

本作の演出が「ミナモザ」瀬戸山で、
また俳優座と銅鑼が揃って起用するのが
「風琴工房」の詩森ろば、という。

今に始まったことではないが
小劇場依存・・・もとい、
小劇場の才能との積極的な共同作業!

新劇はまた悩みつつすすんでゆく。

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