敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

ROSE at theaterX vol.40

2017年05月17日 | 制作公演関連
薔薇の色といえば、赤。
それから黄色と白。

青が品種改良の末誕生したのは
いつだったろう? 15年くらい前か。

〈blue-rose〉は「不可能」の意味を
持つほど奇跡的なことだったが、
ミラクルを起こしたのは日本。



2012年の初演は制作として、
月一ロングランとなってからは
制作協力として僕が関わる舞台
『ROSE』。

作者はマーティン・シャーマン。
彼の祖母をはじめ先人たちをモデルに
形成された主人公のローズ。

ウクライナの貧しい家に生まれ、
ポーランドに希望を見いだし、
そこで運命の男性と結ばれるも
第二次大戦に翻弄され、夫と子を喪う。
ローズ姓のユダヤ系米国人海兵と
二度目の結婚をしたことで、
「ローズ・ローズ」となった彼女は、
やがてホテル経営者にまで上り詰める。

そんな彼女の晩年。
ユダヤのコミューンで上演された舞台で
孫達がイディッシュの名前を笑い、
そのことに涙する場面がある。

イディッシュはユダヤ人が作った
言葉や文化なのだけれども……。
同じ「ユダヤ」でありながら、
歴史の中で様々な変化が起き、
世代の間で隔たりが生まれる。

ローズは回想として語ることで
それを「淡々と」観客に伝える。
そして、その静かさがむしろ
観る側に強く刺さるのである。

そんな彼女の80年の人生、
その軌跡こそミラクルだが。



随分前からさまざまな団体や個人が
企画には上らせながら実現せず。
ある養成所の発表会で役を割って、
演じられるのがやっとだった『ROSE』。

その作品に果敢にも女優として、
またプロデューサーとしても
チャレンジし5ステージを成し遂げた
初演はブレヒトの芝居小屋だった。

縁あって、東京二十三区の西端から
真反対のシアターΧに場所を移して、
翌年からロングランがスタート。
5年目に突入している。

昨日、節目の40回目
(初演を含めると45ステージ)を終えた
志賀澤子の『ROSE』。
この公演も、奇跡の連続だ!



初演からかたちを変えてきた
チラシも織りまぜて、、、。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-05-17 22:29:42
俊也さん 本当に初演からお世話になりました! すべてのケースの目撃者として昨日久しぶりに観てもらえて嬉しかったです。

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