敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

3401の過去帳

2017年10月01日 | 制作公演関連
3(み)4(し)0(丸の、ま)
で、三島。1はvol.1の1。

J-Theater〈日本人作家シリーズ〉
『三島由紀夫の世界vol.1』は
初日開演まで約50時間となった。

三島由紀夫の若き日の詩七編と
短編小説『伝説』の朗読。

三島の代表作『近代能楽集』から
「卒塔婆小町」「弱法師」を
ドラマリーディング。そして
「葵上」はストレートプレイに。



若き日と記したが、その年齢は
8才から12才、小学生である。

市ヶ谷駐屯地での演説と自決。
そのイメージが余りに強い三島。
だが。
文体は改めて言うまでもなく唯美。
その原点とも言える作品群を
宮澤はるな、山崎沙織、田辺朋志ら
若手が瑞々しく読みます。

また、日本のみならず海外の
古典にも影響を受けた三島だが、
『伝説』もギリシャ神話と連関。
山田栄子が一人で語ります。

「卒塔婆~」といえば、長岡輝子が
主演と演出を兼ねた文学座作品、
平幹二朗主演、蜷川幸雄演出など、
「弱法師」はホリプロ製作の
やはり蜷川演出で主演・藤原竜也、
国立能楽堂での野村万蔵演出
(七世。現在は初世野村萬)など、
枚挙に暇がない。

そんな過去の秀作に負けないよう
バランスの良い配役で開幕を待つが、
そのスタイルは台本を持ちながら
動きも取り入れたドラマリーディング。

実は「ドラマリーディング」が
日本においてはまだ定義が曖昧で、
様々な形態を差すのが現状である。
逆に言えば、発信側がそう言えば、
それが「ドラマリーディング」と
なってもしまうが、それは別の話。

J-Theaterは今回、「卒塔婆」に
齢八十の好村俊子をヒロインに、
かたや「弱法師」の俊徳には
実質初舞台となる鈴木直徳を大抜擢。

この二作は・・・
3日昼「弱法師」、3日夜「卒塔婆」
4日昼「卒塔婆」、4日夜「弱法師」
・・・と交互上演でお届けします。

『近代~』からもう一本。
『源氏物語』の「葵」を原点とした
「葵上」は〈一番気に入っている〉と
1955年6月5日付の毎日新聞に、
三島自身が語った作品となる。

六条康子に土井美加を招き、
盟友・山田栄子が看護婦
(1954年発表作品なのです、
ゆえに看護師ではなく原文表記)
で共演(……とはいえ絡みなし)。
美術協力には加藤ちか。

いよいよです。
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