敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

梅津さんの穴を埋める

2005年05月24日 | 鑑賞
観たのは、20日金曜日・・・。
残すところ、今日の夜を入れても7ステージ!
たまたま、このブログを読んだ人、
行こうと思っていてまだの人、
行こうか迷っていた人・・・全て必見です!!

『梅津さんの穴を埋める』の作・演出の土屋理敬さんの
「劇団おばけおばけ」時代からのファンである僕なので
多少点が甘いのかもしれないが……。

タイトルの、ウメヅとウメルの語呂合わせに終わることなく、
本編中の内容も、ちゃんと梅津家の埋めようにも埋められない
目に見える穴、見えない穴に、様々な複線を張り巡らした
見事な劇作と、
あえて俳優の動きを限定しながら、物理的かつ精神的な距離感を
巧みに魅せる演出力で、
グイグイと、土屋ワールドという「穴」に引きずり込むのダ!

いやあ、期待してたけど…大きく裏切られました。
超めちゃくちゃ良い意味で!!!

今回の「次世代の劇作家/書下ろしシリーズ」は、
宋英徳−青木豪−土屋理敬と連なる並びとしても秀逸で、
演劇集団「円」の高い制作能力も実証された、と思う!

全てが「家族」を描いていたのだけれど…、
依存症の集まる共同生活アパート→家族経営の民宿の食堂→家の台所
と、舞台そのものの「家族度」が高まると並行して、
「中身の家族度」も高くなっている構造で。
一方、芝居そのものの味付けは、
濃厚な一番バッター・・・淡々とした二番バッター、
ともに出塁したところを、シュアなバッティングで走者一掃する
三番バッター・・・という並びになっていた!!!

文学座が、佃典彦を招いて完売したり……、
30代後半〜40代半ばの
小劇場出身の作家たちの時代がいよいよ来るのかなあと。

或いは、さらに若い世代の台頭もあるとの噂もある。
是非、東演の7月・・・
門肇さんの『子宝善哉』にもご期待くださいませ。




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