敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表、と言ってもたった一人。敏腕演劇プロデューサー目指し、観劇評や日々の生活で気になったことを綴ります。

幻影正々堂々の意図

2017年03月11日 | 制作公演関連
山中湖における三島由紀夫文学館との
五年に渡る共同企画をはじめ、
ここ数年、三島の、特に『近代能楽集』に
様々なアプローチを仕掛けてきた
J-Theaterが、この春届けるのは
その『~能楽集』の「班女」と
「熊野」「邯鄲」の三曲である。

また。
主宰の小林拓生の演出に固執せず
その作品に相応しいディレクターを
都度立てて、小林が製作に専念
というケースもあるJ-Theaterだが。

やはり「演出家競演」の数が際立ち、
そのレパートリーの評判も上々だ。

そして今回。
昨年六月に火花を散らした
小林七緒と再び競うこととなった。

前回は戯曲が、というより、
『三好十郎×宮沢賢治』という、
ある意味「異種格闘技」ともいえる
・・・まぁ、寧ろそれが面白いぞ
との声が沢山あったりもしたが・・・
そんな余りにも異なる演目から一転、
今回は真っ向勝負となる!

「班女」はどちらのレパートリーにも。
そのあたりが本企画の目玉と言える。



で、昨日のブログにも書いように、
やっとこさ稽古に赴いたわけである。

頭からではなく後半だったけれども、
既に半立ちの状態であった。
そんな稽古が展開されたのが「九浦の家」。
日本画の野田九浦の旧宅を用いた
閑静な住宅街の一隅は趣を有して、
それが役者の後押しをしていた。

蛇足ながら。
野田九浦は1879年、東京下谷生まれ。
四歳から青春期を函館で過ごす。
1896年、東京美術学校に入学するも
岡倉天心排斥運動に当り退学。
白馬会研究所で黒田清輝に絵を、
正岡子規に俳句を学んだ。
1917年、文展特選。
歴史上の人物画を得意とし、
代表作に「旅人」「恵林寺の快川」等。
晩年は吉祥寺に暮らし1971年、91歳で没。



あ、末筆になりましたが。
小林拓生組の「班女」「邯鄲」。
顔を出したのは、そちら。
七緒組はまだ始動していない。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 幻影正々堂々の序文 | トップ | かんげきのつき »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。