敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

ホームカミングデー2016

2016年10月24日 | 身辺雑記
金曜辺りからの風邪が少し良くなった昨日。
午過ぎに衆院補選の投票に行き、
その足で出席と回答してあったイベントへ。

何年前になるだろう、突如耳慣れない
ホームカミングデーってのが
其所此処で聞かれるようになり、
どうやら定着を見たようだ。

検索すると、その意味には当たらず
様々な大学が「それ」を呼び掛ける、
まぁ謂わば「宣伝」にヒットする。

少子化で経営が大変な大学が、
卒業生の母校愛を喚起するツールで
そこから新たな志願者を、
或いはOBOG自身が再び学ぶ呼び水と
考えているのだろうか?



ゼミやサークル単位で集うのだけれど
私が顔を出したのは「三劇団合同」。

字面から解るように、大学公認の
三つの演劇研究会のOBOGの集まり。
東洋大には白芸、昏々睡々、曙の
三劇があって(昏睡は解散したが)、
かつて芝居に青春を捧げた(?)
私以外の二十人弱が参集した。

そう実は私は、学生時代、
その何処にも在籍していなかった。
けれども、この企画の言い出しっぺの
林久美子が気を聞かせて
派生劇団にまで資格を広げてくれて
図々しくも出席と応えた(^^;

私の制作キャリアのスタート
「観音芝居」は昏睡を辞めた
藤生佳恵の旗揚げした劇団だった。
林が卒業後に立ち上げた
「さくらプロデュース」にも関わった。
……まぁ古い話はこれくらいにして。

林が大学で働いていた頃一度やって、
以来、気づけば八年も経ったらしい。

三劇それぞれのネットワークで
拡散をはかり、十月二十三日に
文京区白山に来ることができたのは
私が最年長で、下は十くらい下まで。

子連れでの参加も数組いて、中には
「うちのは二十二。もう働いてる」
つまりは、そういう時の流れだ。

曙の団長だった千代延和義なんぞは
校友会の中でも大きな組織のひとつ
「不動産建設白山会」会長に収まっていた。

心の中では祝意も多少ありながら、
みな、爆笑しながら大いにいじるの巻。

集った面々は(特に女子は)
多少ふくよかになっていたりしたが、
分からないほどではなかったが、
再開発がいまだ進むキャンパスから
当時の面影は完全になくなっていた。



それでも。
懐かしい気持ちはなくならない。

二次会~という名の、むしろそこから的~
飲みの席をオブザーバーは遠慮して、
白山から巣鴨まで歩いてみる。

苦学生の割合の高かった洋大生は
都営線二駅分を歩くのが常だった。
その道すがらも懐かしい風景
・・・と思いきや、そりゃそう、
頑張ってくれている処もあったけれど
白山通りに面した店はコンビニはじめ
チェーンの進出が如実であった(>_<)

そうそう。のこのこ半部外者ながら、
結果的に今も演劇に関わる身として
「最近も芝居を見ているのか」を
確認するのも目的の一つだった。
その答えは、予想通り。

体育会系の出身者が、その後も
そのスポーツを続けているか否か、
その回答と同じってことだ。
てなわけで。
集客とゆーのは、まことに難しい。
と、白山と巣鴨の中間、千石あたりで
改めて思えば・・・そこは十年前、
閉館した三百人劇場があった辺り。
コメント
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