
長い梅雨もようやく終盤に近づいてきたようです。今日は九州の方で梅雨明けとか。近畿地方ももう間もなくでしょう。梅雨が明けたら、いよいよ夏本番です。夏と言えば、今年は学界の大イベント、サマーセミナーを和歌山で開催することになっていて、現在、その準備が急ピッチで進んでいるところです。現在、申し込み受付中ですが(「和歌山地方史研究会」のHPをご参照下さい!)、今年は、5年前に世界遺産に登録された高野山への参詣道、高野山町石道を2時間かけて歩きます。中世文書の見学も盛りだくさんですので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております!
高野山町石道は、そのルート沿いの1町(約108メートル)ごとに道標がわりの卒塔婆が立っている参詣道で、もともと古代には卒塔婆は木製でした。しかし、弘安年間に入って、鎌倉幕府の高野山興行政策の一環として、木製卒塔婆は石造の五輪塔状の石柱に建て替えられ、180本の町石一本一本に寄進者の名前が刻み込まれました。それらの中には幕閣の枢要人物や皇族・貴族から、名も知れない一般民衆に至るまで、実に様々な人の名が刻まれており、町石の建立が大きな社会的広がりを持つ大事業であったことがうかがえます。
今回のサマーセミナーは、こうした中世人の息吹が今に確かに息づく高野山町石道を歩きます。途中、いくつもの絶景ポイントがあり(写真はそのひとつ)、景観的にもとても優れたコースだと自負しています。若手の中世史研究者の皆さん!、今年の夏は是非、高野山中世史サマーセミナーへ!!










