TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

浅田美代子「恋は真珠いろ」(1973年)

2008年02月26日 | アイドルPOPS【70年代】
70年代前半にデビューしてきたアイドル歌手の中でも、浅田美代子さんは
幅広い世代から支持されていました。やはりデビューが、ドラマ「時間ですよ」の
お手伝いさん役でしたので、特にそう思うのです。

歌手デビュー曲は「赤い風船」で、この「恋は真珠いろ」は4枚目のシングル盤。
作詞は安井かずみさん、作曲・編曲は都倉俊一さんという強力な作家陣です。
曲の時間は2分39秒と短いですが、さすがに楽曲としてのまとまりはあります。

   ギターの上手な あの人は
   窓にもたれて 歌いだす

フォークソング全盛期ですから、多くの若者達(特に男子)がギターを持って
歌っていた時代。そんな「ギターの上手なあの人」と「恋したい」という歌なので
ギター小僧のミヨちゃんファンは「俺のことかも・・・」
などと言う大いなる勘違いをしたものです。

そして「あの人」と言われる事が妙にドキドキしたものです。
歌の中で「あなたが好き」と直接言われると、思い込んだ人全てが対象となります。
そして自分以外は全て対象外となります。

でも「あの人」なら対象が誰だかわからないので
逆に「自分かも知れない」という期待感が高まると思うのですが・・・
やはり考え過ぎでしょうかねぇ。

「はぁう」とか「ぱ・ぱや・ぱ」という女性コーラスはとっても70年代チックで
レトロ感があります。でもミヨちゃんの歌声が可愛いから
文字通りのバック・コーラスで「引き立て役」に専念しているという印象です。

GOLDEN☆BEST/浅田美代子

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浅田美代子「しあわせの一番星」(1974年)

2008年02月24日 | アイドルPOPS【70年代】
浅田美代子さんの映画「しあわせの一番星」をDVDで見て以来
あの屈託のない笑顔に魅せられてしまいました。
劇中での歌声も可愛かったので、もう一度レコード盤で聞きなおして
彼女の歌を楽しもうと思ったのです。

手持ちのレコードで「しあわせの一番星」が収録されているのは
「クローバーシリーズ」と言われる4曲入りミニアルバム。
このレコードは17センチのシングル盤と同じサイズの盤で、中央の穴も
LPレコードの大きさと同じです。そして回転数も33回転と1/3で
こちらもLP盤と同じなので、ミニLPと言ったところです。

4曲入っていて、シングル盤を2枚買うよりは値段が安いので
各レコード会社からも、いろいろと組み合わせて発売されました。
ただ音質が今ひとつだったのでメインでは購入しませんでしたが
ベスト盤的な感覚で買うことが多かったです。

さて、「しあわせの一番星」はフォーク調のアイドルソング。
イントロのポンポロポロロ~と鳴るエレピの音が可愛い。
ストリングスやハーモニカの音色もやさしくて、ほっとする感じ。

   ルルルルル 心に光るあの人の笑顔が

この部分が似合う歌手は浅田美代子さん以外にはいないでしょう。
隣のミヨちゃんのイメージそのものの庶民性が歌にも現れています。
「しあわせの一番星」の作詞は安井かずみさん、作曲・編曲は筒美京平さん。
何度聞いても良いです。

クローバーシリーズ 浅田美代子

A-1 しあわせの一番星
A-2 わたしの宵待草
B-1 恋は真珠いろ
B-2 雨が降ります

リアルタイムで買って、何度も聞いた大切なレコード盤のひとつです。

GOLDEN☆BEST/浅田美代子

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映画「しあわせの一番星」(1974年)

2008年02月23日 | 映画、TV・ラジオ番組
「たまには他の店ものぞいてみようか」

そう思って、先日いつも行っているレンタル屋さんとは違う店に
ふらっと入ったのです。そうしたら、DVDも新旧取り混ぜて置いてあった
のですが、背の白くなったようなVTRソフトもありました。
これはちょっと発掘すると面白そうなので、また今度行こうと思いました。

せっかく店に入ったので、ついでに会員登録をして
借りてきたDVDがこの「しあわせの一番星」。浅田美代子さん主演の映画で
テーマ曲はもちろん彼女が歌う「しあわせの一番星」。
プロモーション映画の様でもありますが、いやいや、よく出来たホームコメディです。

山に囲まれた田舎に住んでいた十六歳の少女美世子(浅田美代子)は
父親を亡くしていて、鎌倉にお手伝いとして働きに出る事になりました。
働き先は下宿屋さんで、下宿人の世話や一人暮らしの大家さんの身の回りの
世話もしなければならないのがお仕事。そんな環境ですが下宿人は
女性二人なので、結構可愛がってもらいます。また美世子の天真爛漫さに
頑固な大家さんもついついやさしくなってしまうのです。

中学を出たばかりで、一人でお手伝いさんとして働きながら生活するという
今では考えられないような設定ですけど、それはさておき
浅田美代子さんの可愛いいけど、しっかりした演技がとても自然です。

そして劇中で何度もアカペラでかぁ~るく歌う「しあわせの一番星」が
次第に馴染んできて、許せてしまう感覚になるのです。
やはり女の子にとって”可愛らしさ”と”屈託の無い笑顔”は最大の武器なのか・・・。

下宿人や周辺の人々によって、ドタバタ続きの下宿屋の物語ですが
最終的にはうま~く事が運んで行くのです。歌謡ドラマの映画版
とでも言いましょうか、見終わってココロあたたまる青春映画です。

ところで、映画の中で西城秀樹さんが、アイドル歌手の西城秀樹本人役と
西城秀樹に似たクリーニング屋の店員役の2役で出演しています。
そして劇中の「西城秀樹歌謡ショー」のシーンで歌っている歌が「薔薇の鎖」
これとっても懐かしい!マイクスタンドを倒しながら歌う姿は
ツイスト時代の世良公則さんのようですが、西城秀樹さんの方が先ですね。

そして、この時代の西城秀樹さんは某ラジオ番組のステージを見た事がありまして
その時歌っていたのがこの「薔薇の鎖」。いやぁ~ホント懐かしく思い出しながら
映画を見せてもらいました。

しあわせの一番星(1974) - goo 映画
しあわせの一番星(1974) - goo 映画

落陽

2008年02月21日 | お出かけ&プチ旅行
「海が見たい・・・それも太平洋が」

全くの気まぐれですけど、仕事が一日だけ手が空いたので
プチ旅に出かけたくなりました。
そしてクルマを走らせた先は、渥美半島の先端「伊良湖岬」。

お天気も良かったので、まさしく早春のドライブ日和。
でも、愛知県は自動車をメインとした製造業が盛んな地域
道路の渋滞は半端じゃ無かったです。
世の中が活動を始める前に動くべきだったかも・・・と思いつつ
流れにまかせて、渋滞の中を泳いでおりました。

高速道路は使わずに、一般国道で名古屋から向かったので
到着した時にはお昼になってしまいました。
まぁ途中で寄り道もしていましたからね。

この渥美半島での旅ネタは
ワタシのもうひとつのブログにアップしてありますので
そちらも見ていただけると嬉しいです。
http://blogs.yahoo.co.jp/taka_pops21/32980560.html

「天気が良いから、日没までココにいようかな」

海に沈む太陽が見たかったので
強く冷たい風の中で、その時を待っていました。
ただ、下の方に雲があったので、綺麗に見えそうもないなぁ・・・
そんな気持ちと、あまりに寒かったので、根性無しなワタシは
日没の時間にはクルマに戻ってきてしまいました。

  苫小牧発 仙台行きフェリー

伊良湖岬からは知多半島などへのフェリーが運航されていて
フェリー乗り場の近くで夕日が沈むのを見ていたら
吉田拓郎さんの「落陽」がアタマの中をぐるぐると・・・

海に沈む夕日は、まるで世の中の終りを告げるような絶望感。
それはあまりにも大袈裟ですが、切ないものがありますね。
赤い太陽が、海に沈む時にはブクブクと泡でも出そうです.。o○

それなら、今度は海から昇る太陽を見に行こうか!
などと思いついたりもしたのです。
でもそれは、もう少し暖かくなってから考えることにしよう。
風邪ひきたくないですから。


北原佐和子「マイ・ボーイフレンド」(1982年)

2008年02月17日 | アイドルPOPS【80年代】
映画「ダイアモンドは傷つかない」を見ていた時、田中美佐子さんが立ち寄った
レコードショップの店内に飾ってあった、北原佐和子さんの「マイ・ボーイフレンド」。
もちろん他にもいろいろとディスプレーされてはいましたが、この一枚に釘付け。
とにかく黄色のジャケットは目立ちますからね。

ちなみにこの曲のシングル盤は透明な黄色い盤で、センターのレーベル部には
写真の入っている豪華仕様。たぶん初回プレスのみの仕様と思いますが
これこそアナログ盤の魅力です。

さて北原佐和子さんは1982年に、この「マイ・ボーイフレンド」で歌手デビュー。
また同じ事務所の真鍋ちえみさん三井比佐子さんとともに、「パンジー」という
ユニットに加わっておりました。「パンジー」としてはレコード盤は出していない
ですが、3人がそれぞれソロ歌手としてレコード盤を出しています。

そう、その3人の中では北原佐和子さんが歌い手として、頭ひとつ抜けていた
と思うのです。彼女の歌声はナチュラル系ではありますが、その自然さが心地よい。
強く主張することなく、さらっと流れるような感じなのです。

「マイ・ボーイフレンド」の作詞は堀川マリさん、作曲:編曲は梅垣達志さん。
彼女の歌声の良い所が感じられる、さわやかな曲です。しかもアイドルの
王道を行く清純路線。これならアイドルファンのココロを掴むことが出来ます。

空前のアイドル歌手デビューの年であった1982年デビュー組の一人でしたが
その後の楽曲にも恵まれシングル、アルバムも多数リリース。そして現在も
役者として活動を続けられています。

ところでアルバムの「Only You」が手元にあるので、機会があればネタに
しようかな。「愛情コロン」が聞きたいために買ったLPなのです。

映画「ダイアモンドは傷つかない」(1982年)

2008年02月16日 | 映画、TV・ラジオ番組
このところ秋吉久美子さんの青春3部作を見ていて
藤田敏八監督の世界観にすっかりはまってしまったので
他の作品も見たくなりました。

そこでいつものレンタル屋さんの棚で見かけた「ダイアモンドは傷つかない」
「これも見ておきましょう」
と、カウンターに持ち込んだのです。

予備校の講師の三村(山崎務)に好意をもっていた予備校生の弓子(田中美佐子)は
首尾よく三村と付き合うことになる。しかし三村には妻真知子(朝丘雪路)がいて
さらに愛人(加賀まりこ)もいるという無類の女好き。
それでも弓子は三村に惹かれていく。そして結婚の約束まで取り付けるのだが・・・。

三村が弓子に言った
「50年経ったら結婚しよう。そうすれば俺のことを知っている人はいなくなるから・・・。」
内容としては無理がある台詞だけど、ココロに残るのです。

そもそも結婚の約束を先延ばしする事は、今はその気は無いけど
将来はわからないという曖昧な約束。でも拘束力はあるので、忘れないでネという
呪縛のような言葉。でも50年も経つといくつになるのかな・・・・。
命の保証さえ無いのにね。でもこんな台詞言ってみたい気もしないわけではない・・・。

そして田中美佐子さんは、この映画がデビュー作。
かなりきつい映画でデビューされたのですね。でも予備校生の彼女はとっても可愛くて
後半に出てくる眼鏡っ娘姿には「萌え~」です。

ところで映画の中で出てくるレコード屋さんのシーンで
ワタシの目は釘付けでした。
店内に飾ってあるシングル盤のジャケットが直球勝負なので・・・。
特に北原佐和子さんの「マイ・ボーイフレンド」これに激しく反応してしまいました。
持ってますから(^○^)
他にも堀ちえみさんのレコード盤もあり、時代を感じさせてくれます。

時代を感じさせると言うと、走っているクルマやファッション。
作りモノでないリアルな1982年の映像に、かなり懐かしさを覚えたワタシです。

ダイアモンドは傷つかない(1982) - goo 映画
ダイアモンドは傷つかない(1982) - goo 映画

太田裕美「しあわせ未満」(1977年)

2008年02月12日 | アイドルPOPS【70年代】
近頃
70年代の映画を好んで見ているのですが、よく出てくるのは
「同棲生活」や「四畳半の部屋」という設定。
決して楽ではなかったはずですが、若者たちにも希望があった時代。
結婚ではなく、共に同じ部屋で暮らしてみるというのは
ちょっとした冒険心もあると思うのです。(経験はないけどね)

太田裕美さんの「しあわせ未満」もそんな若者の物語。
さすがに「神田川」よりは明るくPOPな歌になっていますが
部屋代の取り立てにおびえるような暮らしでは・・・。
でも精一杯頑張っていけば、そのうちに春もやってくるのです。

  ついている奴 いない奴  男はいつも2通り

このフレーズを聞くと、どうしても「大学受験」というのが思い出されるのです。
大学受験に合格するかどうかは、決して「運・不運」ではないのですが
試験当日のちょっとした事

  (雪が降っていて、足元が悪くて滑ったとか・・・)

それが運命の悪戯となり、持てる力が発揮できなかった
としたら、それは「運・不運」の問題かも・・・と。

それでも、やはり

  「受験に失敗したのは当日の雪のせいだ!」

と言うのは単なる言い訳に過ぎないのです。
合格に至る実力が足らなかったのは明白な事実なのです。それでも

  「俺はついていなかった!」

というのは単なる負け犬の遠吠え。

作詞:松本隆さん、作曲:筒美京平さん、編曲:萩田光雄さん
この作家陣が織り成す楽曲と太田裕美さんとの組み合わせは
琴線に触れるものがあります。ワタシの大好きな一曲です。

GOLDEN☆BEST/太田裕美 コンプリート・シングル・コレクション
太田裕美
ソニー・ミュージックダイレクト

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映画「妹」(1974年)

2008年02月10日 | 映画、TV・ラジオ番組
1974年に日活映画として、藤田敏八監督の手による、秋吉久美子さん出演の
青春三部作、「妹」、「バージンブルース」「赤ちょうちん」
レンタル屋さんで見つけて以来、喜んで鑑賞しております。

日活ロマンポルノの日活の映画ですから、裸身が出てくるのはお約束。
秋吉久美子さんも惜しげなく見せてくれます。映画によっては違いますが
かなり大胆に脱いでくれています。
でもそれが目的というわけではなくて、彼女のコケティッシュな魅力に
「萌え~」的な見方で、映画を見ているのです。

鎌倉で男性と同棲していた小島ねり(秋吉久美子)は、突然鎌倉から
最終電車で兄(林隆三)のいる東京に帰ってきた。
両親はすでに亡くなり、兄は残しあった食堂兼住居で、学生相手の
引越し屋をして生計を立てていた。寝る場所も満足にないような
家であったが、兄弟で生活を始める。

ねりと別れてからの男性の消息がつかめない。いろいろ手を尽くして
探そうとするが、手ががりさえもない。その男性の妹や兄弟にも
会うのですが、全くわからない。
真相はねりだけが知っているようなのですが・・・

突然帰ってきた妹に戸惑う兄。妹からはお兄ちゃんだからと
奔放に振舞うのですが、兄は妹を女性として見てしまう。
しかし妹にそんな気持ちを知られたくもない。

とにかく妹が好きで、なんとかしてやりたい。そんな男性目線からの
「妹」像が基本になっているので、気持ちはわかります。

音楽は木田高介さん。そしてかぐや姫の「妹」が流れて
切なさとやるせなさが染み入る作品。
東京や鎌倉の風景が出てきますが、実際には行ったことがないけど
懐かしさを覚えます。

妹(1974) - goo 映画妹(1974) - goo 映画

映画「赤ちょうちん」(1974年)

2008年02月09日 | 映画、TV・ラジオ番組
秋吉久美子さんの初期作品がDVD化され、レンタル屋さんの棚に
並んでいたので「バージンブルース」に続き、今回は「赤ちょうちん」を借りてきました。

おんぼろアパートに住む政行(高岡健二)の部屋に、ふとした事で入り一夜を過ごした
少女の幸枝(秋吉久美子)。翌朝に幸枝は部屋を出ていったのですが
ある日二人は再会して、そこから二人の生活が始まる。

政行は高給取りではないので、生活は厳しい。安い部屋を探して、引越しをするのですが
安いからには、場所が悪かったりする。保険の外交員のおじさんがやってきて同居したり
何かとトラブルを抱えることが多いけど、なんとか頑張って生きてゆく若い二人の物語。

二人はとにかく苦労の連続であるのです。その境遇に耐える秋吉久美子さんが
とっても可愛いから、そのギャップもあり、見ていて切なくなりますね。
こんな若くて可愛い子を苦労させてコノヤロー!とも思えてしまうのです。

重い映画ではありますが、ウィークエンドの山本コウタローさんが楽しい感じを
出していますし、樹木希林さん(当時は悠木千帆)や当時売り出し中の石橋正次さん
が出ていて、ちょっとしたアクセントにもなっています。

この映画はかな~り前に見たことがありました。たぶんそれはTVであったと
思いますが、途中途中の映像や台詞を覚えていて懐かしかった。

そして、秋吉久美子さんが死化粧のような化粧をして、むしゃむしゃと
鶏の骨付き肉を食べる映像は、かなり鮮烈な印象であったのですが
今回改めて見て、当時受けた以上に強い衝撃を受けました。

シュールな映像表現であり、楽しい・面白いだけが映画ではない
という強烈なメッセージなのでしょう。でもこの世界観は納得できます。
また時期をおいて見直したい映画でした。

赤ちょうちん(1974) - goo 映画
赤ちょうちん(1974) - goo 映画

渡辺桂子「グッバイ・ガール」(1984年)

2008年02月08日 | アイドルPOPS【80年代】
この曲は昨日ネタにした、さとうあき子さんの「Good Bye Girl(グッドバイ ガール)」
をカバーしたものです。

さとうあき子さんの時はタイトルが「Good Bye Girl」と英語で表記されていて
振り仮名は「グッドバイ ガール」でしたが、渡辺桂子さんのバージョンでは
「グッバイ・ガール」になっています。「ド」が抜けたのですね。

これって、アグネス・チャンさんの「ハロー・グッドバイ」を、讃岐裕子さんと
柏原よしえさんがカバーした時に「ド」が抜けて、「ハロー・グッバイ」となった
のと同じパターンですね。

作詞は岡田冨美子さん、作曲は吉田拓郎さん、編曲は竜崎孝路さん。
渡辺桂子さんの「グッバイ・ガール」は、さとうあき子さんと比べて
ちょっとテンポが早くなっています。そしてストリングスも入り
サウンド的には音が厚くなっています。特にバックでコードを刻むギターの音が
好きですねぇ。それでより一層アイドルの歌というPOPな感じになりました。

さて、カップリング曲の「とまどいデイト」もなかなか良いです。
何と言っても恋する乙女ココロを歌った、コテコテのアイドルPOPS。
作詞:志名亮さん、作曲:大谷明裕さん、編曲:大谷和夫さん。
直球好きな方なら、この曲の方が好みかも知れないです。
イントロと間奏のリードギターがカッコ良い!

さとうあき子「Good Bye Girl(グッドバイ ガール)」(1980年)

2008年02月07日 | 国内女性アーティスト
良く知られている事ではありますが
吉田拓郎氏は他人への楽曲提供を数多くしています。
もちろん有名な曲もありますが、一般的にはあまり知られていないけど
知る人ぞ知る的な、それでいてなかなか良い曲も書かれています。

川村ゆうこさんの「風になりたい」はいろいろな方にカバーされて
すっかり有名な曲になりましたが
個人的には「Good Bye Gir」のPOP路線も好みなのです。

  愛することは抱かれること
  そんな背伸びにときめいた日々

作詞は岡田冨美子さん、作曲は吉田拓郎さん、編曲は木田高介さん。
この曲もワタシの好きな失恋ソング。
付き合っていた彼を思い出して、出来ればもう一度逢いたいという切ない歌。
さとうあき子さんのボーカルのか弱さと、それでいて吹っ切れたような
微妙なバランス感が絶妙です。


よしだたくろう「結婚しようよ」(1972年)

2008年02月06日 | 国内男性アーティスト
上映中の映画「結婚しようよ」を見てきた後なので、この曲が聞きたくなりました。

フォークソングと言えば、反戦歌やメッセージソングと言うイメージがあった時代に
男性からのプロポーズの歌ですから、最初に聞いた時はびっくりしました。
そして、正直言って当時は歌謡曲の仲間のように思っておりました。

しかし、わかりやすい歌詞と軽快なリズムであり、ギター片手に歌いやすい曲なので
あっという間にヒットしました。もちろんワタシなども、ギターの弾きはじめの頃に
カポタストを付けて「結婚しようよ」を、弾きながら歌っていました。

そして、拓郎さんが首からかけたハーモニカ・ホルダーも、皆真似していましたねぇ。
使い方も良くわからずに・・・「C」と「D」くらいのキーのハーモニカを買ってきて
テキトーに吹いておりましたよ。

とにかく吉田拓郎さんの歌はラジオから頻繁に流れているので、自然と
耳にすることが多くなり、結果的には、ファンの裾野を広げることにもなりました。
それが、その後のフォークソングブームになったと言えると思います。

映画「結婚しようよ」(2008年)

2008年02月03日 | 映画、TV・ラジオ番組
若い頃の夢を置き忘れてきてはいないだろうか。
学生時代にフォークソングが好きでギターを手に歌っていたあの頃の夢を。
音楽が好きであっても、それでは生活は出来ない事がわかっていても。

若い時ライブハウスで歌い、その頃知り合った女性と結婚し、サラリーマンとして
スーツ姿で働く主人の香取卓(三宅裕司)。いつもの駅前でたまたま吉田拓郎の
歌を歌っているバンドの演奏に聞き惚れてついつい声をだして歌ってしまった。
その時声をかけてくれた若い男性と息統合して、ついには家に連れてきて
夕食を共にすることになる。

香取家の決まりでは、夕食は必ず家族が一緒に取るということになっている。
その若い男性は阪神淡路大震災で、両親と家を無くして親戚に預けられてきた。
しかも家業としてそば屋を営んできたので、家族そろっての食事は信じられないという。
卓の妻(真野響子)と大学生の娘二人の、四人家族で囲む食事に彼は感激する
のであった。

香取家の娘の一人は音楽が好きでバンド活動を続けている。
まるで若い頃の自分のように夢を追っている。そして、押し入れから出てきた父親の
ギターを手に、ライブハウスのオーディションを受ける事になった。

音楽好きな娘とバンド仲間は「中ノ森BAND」のメンバーが演じていて、ライブハウスで
演奏した「やさしい悪魔」は上出来のアレンジと演奏です。荒削りながら女の子バンドの
勢いには引き込まれてしまいました。とにかく映画を通して拓郎さんの歌が常に
流れていて、拓郎ファンの方ならこれは必見です。特にオープニングなどで流れる
「落陽」は、聞いているだけでカラダが熱くなりました。

さて、サラリーマン家庭の香取家は住宅地の一戸建に住み、ペットの柴犬もいて
標準的な四人家族という設定。同じような暮らしをされている方は多いと思う。
それにしても、家族そろっての夕食が絶対ということで常に定時に帰り
寄り道はしない香取卓。残業をしなくても仕事は片付いているのかと思うのですが
出来る男は定時に帰って、自分の時間を大切にするというと言うらしい・・・。

家族を思う気持ちが暴走してしまいそうにもなるのですが、それも愛する家族
あっての事。映画としてはよくあるホームドラマですが、流れるようなストーリーと
音楽が調和していて、良く出来ていると思います。特に若い頃フォークソングが好きで
吉田拓郎さんの歌を聞き、ギターを手にした事のある、かつての少年・少女達にとっては
いろいろと共感出来る作品です。

「そうだ!押し入れに眠っているギターを出して、もう一度あの頃のように弾いてみよう」
見ていてそんな気分にさせてくれます。下宿のシーンで壁に貼ってある拓郎さんの
ポスターは懐かしい。ワタシも同じポスターを貼っていましたからね。
ライブハウスに飾ってあるアナログレコードのジャケットも、同じ物が今も手元にあるなぁ。

ワタシにとってまさにストレートな作品でした。初日のレイトショーを見に行きましたが
来ている人は同じような年代の方が多く、夫婦で一緒の方が多かったです。
これはなかなか楽しめる映画でした。

結婚しようよ - goo 映画
結婚しようよ - goo 映画

映画「もう頬づえはつかない」(1979年)

2008年02月02日 | 映画、TV・ラジオ番組
女子大生のまり子(桃井かおり)は同級生の橋本(奥田瑛二)と付きあっていて
橋本とは同棲している。そこに元彼であったルポライターの恒雄(森本レオ)が
戻ってきて、二人の男と付き合うことになる。

男に対しては奔放な女性を描いているのですが、男のわがままな姿に辟易して
次第に離れていく。その姿には好感が持てます。
女性に大切なことは、男にすがることよりも自立して生きる事。
同棲時代の決算ではオトコは捨てられるものなのか・・・。

それにしても、1979年頃大学生であったワタシにとって、出てくる映像は
まさに学生時代そのもの。ワタシ自身は下宿暮らしの経験はなかったけど
仲間の下宿に転がり込んで、遊んでいた事も多々ありました。

一階の玄関で靴を脱ぎ、階段を昇って2階に行くと、廊下があって
四畳半程度の部屋が並ぶ部屋に、鍵を開けて入る。
そんな下宿屋さんは、まさに70年代の姿。電話はあるけど、ピンクの公衆電話。
訪ねていった彼が留守の時、メモ帳に来た事を記して、ページを破り
部屋のドアに挟んでいくところなんて、切ないですよ。

インベーダーゲームが並ぶ喫茶店とか、チューリップが開く
アナログなパチンコ屋さんとか、そして走っている車!
全てがリアルな映像なので、タイムスリップ気分。

音楽好きなワタシにとっては、映画の中に音楽系のネタが少なかったのは
ちょと残念でしたが、大学の講義のところを見たら、泣けそうでした。
確かに、あんな感じでした。でも、ワタシが通っていたところは
でも工業大学なので、女子は皆無でしたけどね。

それにしても桃井かおりさんは、変わらないですね。
「SAYURI」にも出ていましたが、あの気だるさは天性のもの。
「もう頬づえはつかない」では、その脱力感が、もてあそばれる女性を
現実味ある姿で演じています。

下宿の大家さんであり、まり子のバイトを紹介してくれた伊丹十三さん
すごく存在感があって、ドラマを締めてくれています。
ちょっと女性に対してルーズな面を見せつつも、落ち着きのある役で
見ていて、あんな大人になりたいと思わせてくれました。

そうだ、桃井かおりさんのLP盤があるから、ちょっと聞いてみようかな。

もう頬づえはつかない(1979) - goo 映画もう頬づえはつかない(1979) - goo 映画

麻丘めぐみ「悲しみよこんにちは」(1972年)

2008年02月01日 | アイドルPOPS【70年代】
「芽ばえ」でデビューした麻丘めぐみさんのセカンドシングルは
フランソワーズ・サガンの小説と同じタイトルの「悲しみよこんにちは」。
「悲しみよこんにちは」というと、斉藤由貴さんが歌ったTVアニメ
「めぞん一刻」のテーマ曲を思い出しますが、こちらの方がずっと前。
忘れてもらっては困ります。

デビュー曲の「芽ばえ」が大ヒットしたので、次も同様のアップテンポな曲
を持ってくるのかと思っていましたが、ちょっとスローなナンバーになりました。
イントロから流れてくるストリングスの音に「芽ばえ」を思わせるような
ところもありますが、アコースティックギターのポロン・ポロンという音に
哀愁を感じてしまうのです。特に間奏のギターソロは絶品。

作詞:千家和也さん、作曲:筒美京平さん、編曲:高田弘さん。
1972年と言うと、女性アイドル歌手と呼べる方はまだまだ多くなくて
麻丘めぐみさんは、ヤング・アイドルの代表的な存在でした。

   あなたのほかには 好きにはなれないのよ

こんな切な~い恋の歌を歌ってくれると、お兄ちゃんたちはもうメロメロ。
当時流行したフォークソングの分野では、反戦歌も支持されていましたが
当然恋の歌も多くありました。でも歌謡曲の世界ほどでは無かったです。
そこに登場した麻丘めぐみさんですから、人気が出るのは当然。
何と言っても可愛かった。

カップリング曲の「もしかしたら」こちらもなかなか良くて
個人的には「悲しみよこんにちは」よりも好みだったりするのです。

   もしかしたら 私は あなたに恋してる

この歌詞は反則技に近いです!ここまでストレートに言われると
好きにならずにはいられません!
こちらの曲も作詞:千家和也さん、作曲:筒美京平さん、編曲:高田弘さん
もっともっといろいろ聞きたいので、アルバムを聞きたくなりましたが
たぶん入手は難しいでしょうね。

ゴールデン☆ベスト 麻丘めぐみ

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第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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