Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

僕のGreatest Albums(その33)

2005-10-02 | 僕のGreatest Albums
B00005HWVQA LONG VACATION 20th Anniversary Edition
大滝詠一


ソニーミュージックエンタテインメント 2001-03-22
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言わずと知れた大瀧詠一氏の大傑作。一家に一枚の大ヒット作。81年に発表されたこのアルバムを僕が聴き入ってしまったのは、高校時代である83年頃かな。僕らは「ナイアガラトライアングルvol.2」を聴いて大瀧詠一にただならぬ興味を持ったものだ。高校時代って好きな音楽を即みんなで共有できていた。今ではその音楽の感動をいくら周りに語ったところで、みんな価値観も趣味も多様化してたり、昔と変わってたりするからそうはいかないんだよね。あの頃は本当によく音楽の話題だけで1日楽しめた。そんなアルバムが「ロング・バケーション」だったし、「イーチタイム」だったし、「ナイアガラCMスペシャル」だった。

全く捨て曲がない奇跡のようなアルバム。♪君は天然色 のイントロ、これまで聴いたことのない不思議な残響音で三連符を叩きつけてくるのだが、これがなんて心地よいことか。どこにあるのかも知らないくせに、その島に憧れた ♪カナリア諸島にて。最近SONYのCFで使われた ♪スピ-チバルーン は涙が出そうになったし、男の切なさが染みる ♪恋するカレン も素晴らしい。ビーチボーイズのファンならたまらない傑作パロディ ♪FUN×4。そして名曲 ♪さらばシベリア鉄道 まで飽きることはない。

実は最近「ナイアガラ・トライアングルvol.1」を購入した(伊藤銀次の昔のお歌が聴きたかったのが本音だけど)。改めて思うのは大瀧氏の才能と人徳。この「ロング・バケーション」も聴き継がれて欲しいアルバムだ。僕の音楽体験の始まりは父親が持っていたレコードだった(これについては後に触れることになるだろう)。僕が子供に「これ聴いてみろよ」とニッポンのロック/ポップスを選ぶなら、迷わずこれをその1枚に選ぶだろう。
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2 コメント

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やっとでた! (みやも)
2005-10-05 01:11:01
当時中学一年生のわたしもこの一枚にはいろんな意味でやられました。

音楽はあえて書きませんが、永井博の書いたジャケットがまた!

夏休みの宿題に模写したのがなつかしいです。



ちなみにTakさんとは逆で、私は「ロンバケ」→「ナイアガラトライアングルVol2」の順です。

で、「彼女はデリケート」から佐野元春にダイブ!



ロンバケが「ポップス(あえて日本語)」なら、佐野元春の初期三部作はまさしく「ロックンロール(あえて日本語)」

#そうすると、山下達郎の立ち位置はもう少し洋楽よりかなぁ。





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お待たせしました (tak)
2005-10-05 01:54:37
そうそう、「ロンバケ」はジャケットが素晴らしい!そういう意味じゃ、山下達郎の「FOR YOU」とともに忘れ得ぬアルバム。ジャケットも含めて音楽体験していると、どうしても音楽のみをダウンロードするという行動に出なくなっちゃうんだよなぁ・・・と自分が時代についていっていないのを正当化する(恥)。



大瀧人脈でいろんな音楽を聴くようになった。ビーチボ-イズやシュガーベイブもその部類。

♪そーだーちざっかりぃは、たーべぇざかぁーり

「出前一丁」のCFが僕の友人の間で大流行したのも当然のことだ(ちがうか)。
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