ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

”しあわせ“とは?

2017-09-11 16:58:18 | 身の回り

先日、親しい知人が悩みを。

彼によると

今年、父親が急逝
母親ひとりに。

兄と妹のふたり兄妹。

兄である知人は
・子供なし
・いわゆる重厚長大産業へ就職
・実家から離れた地方都市に嫁さんと
・20年近く前に腎臓癌の手術したもののその後は、3年前に頚椎圧搾症の手術を受けた以外は健康
一方妹は
・中学校から進学校
・就職は、父親の関係で、世界的な外資系の化学会社に、就職。そこで同じ会社の男性と結婚
・当然、バブル時代なので兄の給料の2倍近く(夫婦なのでさらに)
・その後、退社して税理士になり子供が産まれて両親に、預けて、仕事に。
・3年前に旦那の会社は、日本法人を大幅縮小、その結果失業、昨年、再就職
・5年前に乳癌発症。元々、家系的には癌家系では、あったが両親には癌家系に産まれた事に恨み、その後は孫も以前ほどは、実家へは行かず。その時には母親から泣きながらに電話がかかってきた、とのこと。

そんな状況で、父親が急逝

まだ、時間が経たないうちから、色々と。
①母親にかけている生命保険の受け取りを兄、妹であったのを自分の子供にも受け取れるように生命保険会社へ勝手に連絡(母親は、専門家の税理士である妹が節税対策として説明を受けた、とのこと)。→これは嘘です。税金かかりません。
②父親の保険金の残りを自分の子供にことあるごとにおろそうと。
③母親には親展という形で手紙を書き、そこには
 ・自分の娘を海外留学させるので遺言で、多くよこすように書くように(年間1000万円かかる)
 ・兄が亡くなれば、血のつながりのない兄嫁に行くのだから兄の遺産を減らせ
 ・自分たちは、外資系にいて今は苦しい生活をしているのだから、孫である自分の娘に金をよこすように

 さすがに、親展という形でもあまりにも呆れて、兄である知人に相談したようです。

知人によると、妹は生活が苦しいとはいっても最近、購入した独製の新車の外車を乗り回しているし、自分は、癌なのだから孫のために、と言われてももう5年たっているし。


元々はそんなに仲は良くなかったが、喧嘩するほどでもなかった、でも、妹が癌になってから、かなり自分勝手になった(外資系の旦那が失業した時期でもあり)、とのこと。

知人は、残ったお金は、そもそも、父親が母親に残したものであり、母親がこれから病院、あるいは施設に入ったりすることに使えればよいし、残ったら、将来のある妹の子供にも分けたら良い、自分たちは、それにはこだわらない、ただ、まだ、これからも生きていく母親のためにまず、使うべき、と。

そもそも、こんなことで母親が長生きなんかしない方が良い、と言い出すのは余りにも忍びない、とのこと。


やっぱりバブル時代に外資系に入って一度味わった贅沢な生活、捨てられないのも。

とはいえ、母親の将来の事を考えるとどうしたらよいのか?と。

人は、追い込まれると、信じられないくらい、自分勝手な、驚く行動をするのですね。

人の”しあわせ“とは、何なのだろう?

知人の話を聞いて、ふっ と想いました


なにか、三文小説のような話、話を聞いて笑うに笑えない、です。


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