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先日、NHKの道内ニュースで報道されていた話。
昨年12月の記録的な大雪で新千歳空港が完全に麻痺し、
1万人以上が数日間に渡って足止めを食らった時のことだ。
代替手段として北海道新幹線を使った人は多少いたらしいが、
苫小牧港から八戸港へのフェリー(八戸から新幹線に乗車)や
欠航の少ない旭川空港に移動するなどの手段が紹介されていた。
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で、ニュースの論調としてはこれら代替手段が何故きちんと
周知されなかったのか、もっと活用されるべきだったのではと。
もちろん改善の余地はあるのだろうけど、個人的な意見として
言わせてもらえば、全員を救うことは出来なかっただろうと思う。
旅客数の少ない、他の地方空港から新千歳に移動してくるなら
ともかく、全員が旭川空港に向かったらパンクしてしまうだろう。
まあ、新幹線と他の空港に上手く分散できれば多少の代替には
なるかも知れないが、結局は各自が判断して動くしかないのでは。
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そんなことを思ったのは、荒天時は他の交通手段を
選ぶことも、また何らかのリスクを伴うものだからだ。
JRで旭川まで向かおうとして途中で吹雪いて足止めを食らう
ケースもあるし、新幹線を使うにしてもリスクフリーではない。
パイが限られる以上、各自が様々な情報を瞬時に入手して判断し、
多少のリスクも織り込みつつ、自己責任で選択するしかないのでは。
あえて動かない-というのも一つの選択肢であり、その場合は
国内航空機遅延保険などで金銭的にヘッジする方法もあるだろう。
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自分にとっての選択肢は増えたかな(-_-;
選択肢のイメージを複数持っておいて、状況に応じた判断をすることが大切でしょうね。
①新幹線で函館まで行って、レンタカーの乗り捨てで札幌まで帰ったのが1人。
②新幹線で函館まで行って、深夜バスで札幌まで帰ったのが1人。
③仙台で1泊して、飛行機で次の日に奇跡的に帰れたのが1人。
これ以外にも、函館に泊まろうと思ったけどホテルがいっぱいで漫画喫茶で一晩過ごした他社の人もいたようです。
冬場の移動は本当に大変です。