J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

トランプ政権下の日米経済展望

2017-02-15 23:59:59 | Weblog




今日もこんな名前のセミナーに参加。

講師はJETROの方だったが、さすがに詳しいというか
皆が気になる部分を上手くまとめていて勉強になった。


こういう、他の講師では絶対出来ないような話が出来ると
重宝されるだろう、道内でこの話が出来る人はいないのでは。



大統領選の結果は、自分も去年最も驚いたことの一つで
あったが、偶然というよりもマーケティングの勝利だという。

トランプ勝利の最大の要因は、激戦州であるオハイオ州、
ペンシルバニア州、ウィスコンシン州での勝利であり、それは
ビジネスマンらしいエリアマーケティングによるところが大きい、と。


例えば、オハイオ州とウィスコンシン州では中低所得者層での
トランプ支持率が高いのだが、陣営は中低所得者層がアクセスする
Webサイトを分析し、そこにトランプのメッセージが表示されるよう
いわゆる追跡型広告、行動ターゲティング広告を打ったのだという。



新政権の特徴も、明快に分析されていた。

基本スタンスは経営者としての視点であり、米国第一主義と米国再興が
業績目標、マーケティングや交渉(ディール)を重視しているというもの。


実力ある強硬派、具体的には退役軍人や経営者、反オバマ勢力を多数登用
しているが、全員が重量級打線のため、これを支える実務者の人選が鍵だと。

まだまだ混乱はありそうだが、去年からずっとトランプ当選の社会的背景に
関心のあった自分には非常に興味深い内容で、もっと聞いていたかったほど。




貴重な機会に感謝です(-_-;
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