明日の風に吹かれて

日々の感じることを感じるままを綴っていきます。
明日が佳き日になりますように。

いとをかし 和もの茶わんの世界@野村美術館

2016年10月08日 16時10分58秒 | お茶
いとをかし 和もの茶わんの世界@野村美術館


お茶の世界の茶碗は、元は中国からの伝来物を「唐物」として珍重したのが始まり。
そこに利休の指導により樂長次郎が作り始めた樂焼、そして野々村仁清、尾形乾山らに代表される京焼、さらには諸国で焼かれた国焼などが現れてきた。


今回の展示では、「いとをかし」と感じる個性豊かな茶碗の数々を集めた展示とのこと。


なるほど、京焼、萩焼、唐津焼、信楽焼、御菩薩焼、出雲焼などなど味わいのある茶碗の数々が楽しめた。

ただ、個人的にはどうしても樂茶碗に目が行ってしまう。

初代 長次郎の赤樂茶碗 銘 獅子
二代 常慶の黒樂茶碗 銘 山かげ
三代 道入の黒樂茶碗 銘 夕霧
    道入の赤樂平茶椀 銘 敷島
四代 一入の黒樂茶碗 銘 さざれ石

中でも一入の茶碗 さざれ石は、高台を含めたバランスといい、とても落ち着いた感じで好きだ。 触りたい、扱いたいと切に感じた。銘は表千家七代宗左による。

一入は、若いときには父道入の影響を受けた大らかな作風だったものが、晩年になるに従って、初代長次郎の伝統に根差す侘の意識へと作振りが変ったと言われる。道入と一入の茶碗を見比らべてみると、なんとなくそれが分かる。

特に釉技においては、黒釉に朱色の釉が混ざりあう「朱釉」(しゅぐすり)を完成させ、後世に大きな影響を与えと言われているが、この「さざれ石」でもその一端は伺える。


他には
仁清 色絵菊花文水指
全体的に灰色の胴部に青の横縞文様 モダンアートの雰囲気

乾山 百合絵透鉢
鉢の内外に大きな百合の花と葉、その大胆さには18世紀とは思えないダイナミックなものを感じる。

道楽 黒樂茶碗 銘かわら
なかなか風格がある。

絵唐津茶碗 銘臥柳 
三角形に大きく歪んだ沓形で、これまでの唐津焼のイメージとは異なり、とても大胆なもの。黒織部っぽい。

練上志野茶碗 銘 猛虎
銘にふさわしい豪快な茶碗、お点前をするにも、お茶を頂くにも、ちょっと負けそうなくらいの迫力。

樂了入の金入若松絵茶碗
緑釉をかけ回し、胴部にかけて釘のようなもので松葉を彫り、そこに金泥を埋め込んでいるもの。不思議な味わい。

御菩薩焼唐松文茶碗
洛北深泥池村にあった窯元

浪速焼葵天目形茶碗
17世紀大阪の高津の窯元

朝霧焼茶碗
神戸明石の朝霧の窯元



http://nomura-museum.or.jp/smarts/index/16/


野村美術館
年末12月5日から、2018年9月まで改修工事のため休館とのこと。残念。


ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« なんとなく難しくなったサッ... | トップ | おせち料理の予約 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

お茶」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL