3月11日に発生した東日本大震災の被害を受け、
これまでに134カ国・地域及び39国際機関から支援の申し出がありました。
(外務省HPより 4月1日現在)
私たちが歩きたいと思った台湾からも暖かい支援を頂いています。
ここよりYahooニュースから転載
震災義援金100億円突破=支援桁外れ、親日ぶり示す―台湾
時事通信 4月1日(金)15時21分配信
【台北時事】台湾当局のまとめによると、東日本大震災の被災者への義援金が1日までに、
官民合わせて計100億円を突破した。米国が赤十字を通じて集めた寄付が3月30日現在で約99億円。
人口が約14分の1の台湾が同規模の義援金を集めたことは「桁外れの支援ぶり」(日台関係者)で、
台湾人の親日ぶりを端的に示している。
台湾では大震災発生直後から被災者支援の輪が広がり、外交部(外務省)が震災発生当日に
1億台湾ドル(約2億8500万円)の義援金を送ると表明。
同月17、18の両日にはテレビ局などがチャリティーイベントを開催して寄付を呼び掛け、
これまでに約9億台湾ドル(約25億6600万円)を集めた。
同部が把握していない寄付も相当程度あるとみられ、実際の金額はさらに多いとみられる。
転載ここまで
人口2300万人 九州ほどの島国
300円ほどあればおなかいいっぱい食べられるという物価のなか
これだけ多くの義援金が集まったということ。
金額だけでなく、人の想いが暖かい。
台湾Walkが実現したら、台湾の人たちにありがとうを伝えながら歩きたいと思います。
坂井えつこ
これまでに134カ国・地域及び39国際機関から支援の申し出がありました。
(外務省HPより 4月1日現在)
私たちが歩きたいと思った台湾からも暖かい支援を頂いています。
ここよりYahooニュースから転載
震災義援金100億円突破=支援桁外れ、親日ぶり示す―台湾
時事通信 4月1日(金)15時21分配信
【台北時事】台湾当局のまとめによると、東日本大震災の被災者への義援金が1日までに、
官民合わせて計100億円を突破した。米国が赤十字を通じて集めた寄付が3月30日現在で約99億円。
人口が約14分の1の台湾が同規模の義援金を集めたことは「桁外れの支援ぶり」(日台関係者)で、
台湾人の親日ぶりを端的に示している。
台湾では大震災発生直後から被災者支援の輪が広がり、外交部(外務省)が震災発生当日に
1億台湾ドル(約2億8500万円)の義援金を送ると表明。
同月17、18の両日にはテレビ局などがチャリティーイベントを開催して寄付を呼び掛け、
これまでに約9億台湾ドル(約25億6600万円)を集めた。
同部が把握していない寄付も相当程度あるとみられ、実際の金額はさらに多いとみられる。
転載ここまで
人口2300万人 九州ほどの島国
300円ほどあればおなかいいっぱい食べられるという物価のなか
これだけ多くの義援金が集まったということ。
金額だけでなく、人の想いが暖かい。
台湾Walkが実現したら、台湾の人たちにありがとうを伝えながら歩きたいと思います。
坂井えつこ
台湾には現在も14以上の原住民部族があり、
ここ数年に発見された部族もあるそうです。
各部族ごとに言語が違い、原住民同士も会話ができない場合があります。
しかし、お年寄りを中心に日本語を話せる方が多いのが驚きです。
実際に甲仙という村のさらに山奥の三民という村で会話したおばあちゃんは喜んで
「よく来てくれました、ゆっくりしていきなさい」と日本語でとても親切にしてくれました。
台湾から小型飛行機で25分の南東の島ランニュイは
人口3000人、周囲36kmという小さな島です。
住んでいるのはみんなタオ族で、
先住民と結婚した台湾人が民宿をしていたりします。
この島に僕らが言った理由は2つ、
1つ目は宮田くんに紹介してもらった高雄に住むレベッカさんが
丁度行くことにしていたということ、
2つ、ランニュイには、台湾全体で4基ある原子力発電所の
使用済み核燃料が投棄されているということを聞いていたからです。
島の主食はタロ芋と魚などの海産物で、特に飛び魚には特別な思いがあり、
村のあちこちや、家の中にも飛び魚の染めものや絵がありました。
赤と白を基調とした手漕ぎのカヌーで豊漁祈願のお祭りをしたりします。
独特の模様が原住民らしくとてもカッコいいです!
一日かけて、周囲36kmの島を一周歩きました。
優しい風と南国の熱帯植物や蝶々、野生のヤギなど生き物がいっぱいで幸せでした
ちなみにメンバーはロッキー、チャントル、レベッカさん、レベッカさんの妹さん、
先住民と付き合っている台南出身の女の子シンイーさんと僕の6名でした。
レベッカさんもシンイーも本番も一緒に歩きたいと言ってくれました。
核のゴミがある場所は高いフェンスに囲まれていて、
意識していなければ素通りしてしまう感じでした。
実情はゴミを島に投棄する代わりに島は電気代が無料でした。
民宿でもガスではなく電気調理器なのがおかしいな~と思っていました。
さらなる問題は、このゴミを台湾本島の南側の満州付近の海岸に移動しようとしているからです。
どちらにするにせよ核のゴミをは行き場をなくしているのが事実です。
タオ族のおばあちゃんも日本語が話せました。
複雑な気分でした。
ランニュイ島を後にした僕らは、
台東の杉原海岸で問題になっているリゾート開発の現場に行きました。
この海辺は元々アミ族の集落でしたが、大手企業と政府共同開発計画で、
じわじわと土地を奪われていて、現在は小さな家が約50家族ほどになってしまったそうです。
現在も反対運動を続けているアミ族で日本で日本語を勉強したことがあるシューリンさんと
台北出身でこの海岸が気に入って住みついてしまったユアンロンさんと一緒に海岸のゴミ拾いをしました。
海岸には自然な海岸にはどう見ても似合わない不気味で巨大な赤いリゾートホテルが建設中でした。
ここに宿泊するのは99%中国人だろうと言っていました。
その夜には、シューリンの家から10分ほど北に行った原住民のアーティストが集まる
カフェがある都蘭(ドゥーラン)にナブーとバナイという先住民のミュージシャンに会いに行きました。
なかなか貫禄のある2人は別々の部族ですが一緒に音楽をしているそうです。
ロッキーがバナイを見て「よしさんそっくりですね」と喜んでいました。
2人が出会うのが今から楽しみです。
ナブーがぼくに「ステージで歌ってみるか?」と言ってくれたので
日本人と韓国人と台湾の人々と一緒に島を歩きたいと伝え、
ロッキーがジャンベを叩き、ダン君が通訳とコーラス、ぼくがギターと歌を担当して、
3ヶ国のセッションが実現しました!チョンチョニやあさなどを歌いなかなか好評でした!楽しかった!
そこで出会ったちょっとギャング風のマッテリくんが次の日台東の町を案内してくれました。
彼は毎年2/28日に行われている先住民のアイデンティティーを確かめ合う
「狼煙」というイベントをプロデュースしています。
全国の先住民が狼煙を上げて音楽や踊りをするというものです。
僕らは、歩きながら音楽祭をしたいと思っていると話したら
「問題ない」と言ってくれて台東の旧駅前にある鉄火(jan-fa)
というイベントスペースを紹介してくれました。
この場所もドゥーランのアーティストがデザインした場所で、木があっておしゃれでした。
上手く行けばここで音楽祭をやりたいと思っています。
その日の夜はアラパイという核のゴミを移動しようとしている先の場所を
守ろうとしている先住民と会うことになり、マッテリくんの家にお世話になりました。
とこんな感じで、ぼくとロッキーとチャントルの3人旅は気の向くまま、
風の向くまま歩んでいたら、いつの間にか台湾の先住民に興味心身になって行くのでした。
続く
kampei
台湾
台湾を歩くことの意味は結局わかりませんでした。
けれど、歩けば新しい出会いがあることは間違いありません。
そして、出会えば必ず何かが起こるのです。
地震が起きて、津波が東北日本に打ち寄せました。
福島では原発が火を吹いています。
放射能を恐れ東京からは海外へ脱出する人が空港に押し寄せています。
僕はこの時ランニュイ島の海岸でゴミ拾いをしていました。
原住民の方が来てくれて「津波が来るから上がれ!」と言われ宿にもどり、
ニュースで状況を把握しました。とても複雑な気持ちでした。
ニュースでは政府が、電気不足を理由に原発がどれだけ必要なのか、
原発がないとどれだけ不便なのかをひたすらニュースで訴えているように感じました。
原発を建てたこと自体を反省することはないのでしょうか。
離れた場所からその様子を見ていて、また同じことを繰り返すのかと心配になりました。
僕が今回台湾に来た意味があるとするなら、台湾という島から新しい生き方を学ぶ事だと思います。
それは、島に残っている先住民の文化生き方を学ぶことです。
海に住む先住民は海を冷蔵庫と言っていた。
山に住む先住民は山を冷蔵庫と言っていた。
必要な時に必要な分だけ分けてもらうそうです。
牛を殺すときも伝統的な祈りを捧げ、これからあなたを殺します。と伝えるそうです。
苦しまないように、針のようなもので、首の後ろの神経を刺すと巨大な牛も一刺しで亡くなるそうです。
自然回帰したいのは、自分のためでもありつながるすべてのいのちのためです。
生きながら自然に帰るということはどんな生き方を言うのでしょうか?
いくら農業を始めても、大量生産大量消費という現代的な考え方では、
逆に自然へのダメージが増すばかりです。
新しい時代を創造するには新しい帰農の仕方を自分で考えなくてはいけません。
自然農法やパーマカルチャーを学ぶこともとても大切なことです。
さらには原住民が持つ自然に対する尊敬や感謝の気持ちを僕らは学ぶ必要があると感じています。
「足るを知る」
「許しあう」
「感謝する」
「自分と向かい合う」
この4つが巡礼のテーマになるようです。
台湾が台湾と呼ばれる以前島には何万年もの間、原住民の文化が生きずいていました。
そこへ、中国の荒廃に嫌気がさした人々が新天地を求めてこの島へやって来た。
しかし、その時代政府は中国を離れることを男性にしか許していませんでした。
ということは、島で築かれた新しい家族は、島へ渡って来た渡来人と先住民の混血ということになります。
この島の歴史は何層にも渡ってカルマを残しています。
先住民(原住民)は本心では、この島を台湾と呼ぶことさえ認めていません。
台湾人はこの島を中国の一部だということを認めていません。
中国人はこの島を自分の国だと心から思っているのでしょうか?
いつか、仲良くなった中国人に聞いてみようと思います。
詳しいことはまた、
この災害で亡くなったみなさまの御冥福をお祈りいたします。
合掌
kampei
台湾を歩くことの意味は結局わかりませんでした。
けれど、歩けば新しい出会いがあることは間違いありません。
そして、出会えば必ず何かが起こるのです。
地震が起きて、津波が東北日本に打ち寄せました。
福島では原発が火を吹いています。
放射能を恐れ東京からは海外へ脱出する人が空港に押し寄せています。
僕はこの時ランニュイ島の海岸でゴミ拾いをしていました。
原住民の方が来てくれて「津波が来るから上がれ!」と言われ宿にもどり、
ニュースで状況を把握しました。とても複雑な気持ちでした。
ニュースでは政府が、電気不足を理由に原発がどれだけ必要なのか、
原発がないとどれだけ不便なのかをひたすらニュースで訴えているように感じました。
原発を建てたこと自体を反省することはないのでしょうか。
離れた場所からその様子を見ていて、また同じことを繰り返すのかと心配になりました。
僕が今回台湾に来た意味があるとするなら、台湾という島から新しい生き方を学ぶ事だと思います。
それは、島に残っている先住民の文化生き方を学ぶことです。
海に住む先住民は海を冷蔵庫と言っていた。
山に住む先住民は山を冷蔵庫と言っていた。
必要な時に必要な分だけ分けてもらうそうです。
牛を殺すときも伝統的な祈りを捧げ、これからあなたを殺します。と伝えるそうです。
苦しまないように、針のようなもので、首の後ろの神経を刺すと巨大な牛も一刺しで亡くなるそうです。
自然回帰したいのは、自分のためでもありつながるすべてのいのちのためです。
生きながら自然に帰るということはどんな生き方を言うのでしょうか?
いくら農業を始めても、大量生産大量消費という現代的な考え方では、
逆に自然へのダメージが増すばかりです。
新しい時代を創造するには新しい帰農の仕方を自分で考えなくてはいけません。
自然農法やパーマカルチャーを学ぶこともとても大切なことです。
さらには原住民が持つ自然に対する尊敬や感謝の気持ちを僕らは学ぶ必要があると感じています。
「足るを知る」
「許しあう」
「感謝する」
「自分と向かい合う」
この4つが巡礼のテーマになるようです。
台湾が台湾と呼ばれる以前島には何万年もの間、原住民の文化が生きずいていました。
そこへ、中国の荒廃に嫌気がさした人々が新天地を求めてこの島へやって来た。
しかし、その時代政府は中国を離れることを男性にしか許していませんでした。
ということは、島で築かれた新しい家族は、島へ渡って来た渡来人と先住民の混血ということになります。
この島の歴史は何層にも渡ってカルマを残しています。
先住民(原住民)は本心では、この島を台湾と呼ぶことさえ認めていません。
台湾人はこの島を中国の一部だということを認めていません。
中国人はこの島を自分の国だと心から思っているのでしょうか?
いつか、仲良くなった中国人に聞いてみようと思います。
詳しいことはまた、
この災害で亡くなったみなさまの御冥福をお祈りいたします。
合掌
kampei
昨日から台南という南の都市に移動しました。
今日は遅いので短くなりますが、昨日の夜中にチャントルと合流しました。
4人であれやこれや相談していますが、もう少し経過を見て報告したいと思います。
明日からロッキーの友人の山奥の村に移動しようと思います。
来週は現在台湾の核廃棄物を埋めているランニュイ島に小型の飛行機で見学に行きます。
その島は今でも先住民が暮らしています。
台湾のことを知れば知るほど、先住民と現代人の隔たりを感じます。
それはまるで、自然と人の隔たりのようです。
すべては経済優先の社会構造がもたらすものだと感じています。
開発とは一体なんなのでしょうか?
と考えさせられています。
あとロッキーの中国語の進歩が目覚しいです!
また、、、
kampei
今日は遅いので短くなりますが、昨日の夜中にチャントルと合流しました。
4人であれやこれや相談していますが、もう少し経過を見て報告したいと思います。
明日からロッキーの友人の山奥の村に移動しようと思います。
来週は現在台湾の核廃棄物を埋めているランニュイ島に小型の飛行機で見学に行きます。
その島は今でも先住民が暮らしています。
台湾のことを知れば知るほど、先住民と現代人の隔たりを感じます。
それはまるで、自然と人の隔たりのようです。
すべては経済優先の社会構造がもたらすものだと感じています。
開発とは一体なんなのでしょうか?
と考えさせられています。
あとロッキーの中国語の進歩が目覚しいです!
また、、、
kampei