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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ビルの谷間の植木市

2017-05-15 23:53:36 | 秋田の季節・風景
全国的に植物が好きな人にとって、春または初夏の風物詩が、苗木の露店市「植木市」。
知らなかったけれど、山形市、大阪市、宮崎市のものが「日本三大植木市」とされるそうだ。土地によって違いはあるが、江戸時代から続くもの(山形市とか)や、縁日のような植木以外の露店も並ぶものなどがあるとか。

秋田市でも植木市があり、そう呼ぶ人も多いが、「秋田植木まつり」が正式名称。
昔は「植木市」が正式だったのかもしれない。1989年の秋田市制100周年記念で選定された「秋田市ふるさと名所100景」では「47.千秋公園の観桜会と植木市」となっている。
秋田植木まつりの場合、野菜やプランターに植えるような花の苗はあまり(まったく?)扱わず、庭木や山野草・高山植物のような、ホームセンターではなかなか買えないものが多く売られる。今年の秋田魁新報(12日)によれば「40~50万円ほどの植木もよく売れる」とのこと。


以前の秋田の植木市は、秋田駅近く・千秋公園下の市立中央図書館明徳館、旧・平野政吉美術館や秋田県民会館の前の中土橋通りにずらりと店が並んで、にぎやかに開かれていた。(でも車両は通行止めにならなかった?)苗木を買って持ち帰る人が街を歩く光景も見られた。

その後、ここ10年くらいで、会場が県庁市役所そばの八橋運動公園内に変更になった。
車で来る人も多いだろうから、駐車場の確保を考えたのかと思って調べたら、2002年の秋田中央道路の地下トンネル建設工事(中土橋のお堀を起点としてトンネルを掘った)の影響で、会場を変更したのがきっかけらしかった。(八橋運動公園の駐車場は使えない日もあるらしい。)
少なくとも2002年以降は、秋田の読売系広告会社(読売秋田広告社→読売エージェンシー東日本秋田支社)が実行委員会事務局となっている。


第58回となる今年は、5月11日から22日の開催。
会場は八橋から変更になり「大町イベント広場」ことかつてダイエー秋田店などが入っていた秋田ニューシティ跡地。
県内の2つの業者が出店。(秋田テレビによれば由利本荘市と横手市の業者)
報道によれば商品数は、秋田魁新報は「約3千点」、秋田放送は「6千点」、秋田朝日放送は「およそ10万点」と、恐ろしくばらつきがある。数え方の違いでしょうか…


まず、場所が変わったこと。
歩いてくる人には八橋よりは便が良さそうではあるが、運営側にとっては公園である八橋と比べて、使用料が高そう。
秋田テレビでは、「(八橋で)今年はスポーツイベント開催のため(大町に変更)」と理由を説明していた。ということは、来年以降は八橋に戻る可能性があるの?

それから、県内の2つの業者しか店を出していないのには驚いた。
昔は延々と露店が並んでいて、5つや10じゃきかなかったのに。それに、新潟県など県外からの出店もあり、そこが持ってくる珍しいモノを楽しみに出かける人もいたものだ。
ネットで調べると、昨2016年は県内4業者、2015年や2010年には県内外7業者が出ていたとの記載がある。

開催時期は、これまでも厳密には決まっておらず、曜日もあまり意識しないで5月中旬前後10日間ほどだったが、今年は近年と比べて3日ほど早い。
また、過去には、5月下旬から6月初めまで繰り下がった年もあった。
今年は2業者しか来ないのなら、両者の都合に合わせたのかもしれないし、過去はスポーツイベントの日程に遠慮した遅らせたのかもしれない。


土日の13日と14日に、会場前を通ってみた。
日曜は風が強く暑かった
ニューシティ跡地は、西半分は月ぎめ駐車場で東半分がイベント広場。
イベント広場の西寄りに1列で店が並んでいた。大町通り側の東側大部分が駐車スペースで、特に表示はないが、おそらく業者もお客も使える。
でも、向かいの時間貸し駐車場に車を駐めてしまった客もいたようだ。周知が足りないのではないでしょうか。

テレビで見ると、店や売り物がびっしりと並んでいるように見え、たしかに2店舗にしては盛りだくさん。だけど、イベント広場の広さと比べると、ぽつんと寂しくも感じられる。
日本銀行秋田支店寄り・大町通りに面した出入口。普段と同じく他はロープが張られている

雨の土曜日
交差点に面した北東角にもロープ。
通町側から歩いて来る人は、ロープをまたぐか、日銀寄りの出入口へ遠回りしないと入れない。

それなりににぎわっている
店の列の中央に、大判焼きと焼鳥の屋台が1つずつ。そこを境に南北で植木の業者が分かれているようだ。飲み物は日銀寄りに常設の自動販売機でどうぞということか。

西側から
土日とも、それなりにお客は来ていたようで、ビルの谷間の植木市も悪くないのかもしれない。もう少し大々的にできれば、市街地のにぎわいにもなりそう。
夏の竿燈では屋台村、冬は雪山、春はいすゞのバス・トラック置き場(今年はなかった?)、そして初夏は植木市。ニューシティ跡地もいろいろと使われるものだけど、やっぱりいつも人が来る場所であってほしい。辻さん、ここはまだこのままなのですか?

【6月17日追記】横手市十文字町では「東北植木盆栽市」というのが毎年開かれており、2017年で100回を迎えたという記事が、6月17日付秋田魁新報県南地域面に出ていた。
「十文字町観光協会の主催」「大正時代の愛好家たちが、植木や盆栽を持ち寄って交換会を開いたのが始まりとされる。」
「ここ8年は道の駅十文字で開催していたが、今年で100回目となるのを記念し、発祥の地とされる」十文字神社境内で開いた。
16~18日の開催で、「同市と由利本荘市の2業者が展示販売」し、土日は「飲食の屋台やフリーマーケット、餅まき、歌謡ショーなどのイベントも開かれる。」
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