広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

立秋の稲の花

2011-08-08 20:59:03 | 秋田の季節・風景
今日は「立秋」。
暦の上では秋といっても、例年まだまだ暑い時期だが、今年は特に暑い。
秋田市は8月3日以降毎日真夏日で、「高温注意情報(おおむね35度超が予想される場合に気象台が発表)」が出る日もあり、夜は24度程度までしか下がらず、暑い日が続いている。夜中もアブラゼミが鳴くので、余計に暑苦しい。

個人的な感覚だけど、今年は外出から帰って「アイスやかき氷を食べたい(体の内側から冷やしたい)」と思うことが少ない。汗を拭いて顔を洗って冷たい飲み物を飲めば、すっきりする感じ。
今までと“暑さの質”が違い、からっとした暑さの日が多いような気がする。(それでも暑いものは暑いわけで、苦手ですが…)


今はイネに花が咲き始める、すなわち稲穂が出る時期。
秋田市中心部と北部の境目に相当し、市街地にもっとも近い田園地区と言える、外旭川(そとあさひかわ)地区へ。
冒頭の写真のように、低い山のふもとまで田んぼが続く。炎天下だったが、住宅地を抜けて田んぼに出ると若干体感温度が低下した。

ざっと見た限りでは、まだ花が咲いていない(=穂が出ていない)田んぼが多かった。品種や植えた時期の早晩で異なるのだろう。
でも、
咲いている田もあった

まだ「頭を垂れ」てはいない
あと1月もすれば黄金色に変わり、収穫の秋を迎える。

残念なことに、今年は太平洋側では震災(津波の塩害や原発事故)で稲作ができない地域があるし、新潟や福島では先日の大雨で水没してしまった水田がある。秋田など日本海側では、河川が渇水気味で水の確保に不安が出てきた地域もある。
しかし、秋田市周辺では、幸いにも影響はなさそうだ。この日照と暑さなら、例年並み以上の収穫が期待できるのではないだろうか。
ただし、放射性物質の検査を行ってから流通することにしている模様。後手後手に回る対応や行き違い、それらから風評被害が生じないよう、国はちゃんとやってほしい。



この暑さと、大雨で水力発電施設が稼動できなくなったことにより、東北電力管内の電力供給が逼迫した。使用率が一時98%に達するなど、90%を越えてることも多い。
(猛暑日となった5日昼に、秋田市北部の将軍野・飯島地区の3516戸が2時間停電したが、これは電線が切れたのが原因。暑い中、大変だったことでしょう)
というわけで、テレビCM「東北電力・でんきのお知らせ」も厳しい状況。※以前の記事
「厳しい」 「大変厳しい」
ナレーションの内容が若干違うだけで、CM全体の構成は同じようだ。

ところでこのCM、その時の使用状況の見通しにごとに、冒頭のタイトル画面の枠の色が違う(後の「見通し」の画面の該当する項目と同じ色)ことに気づいた。
(再掲)「比較的余裕」の冒頭は黄緑色の枠

「厳しい」 「大変厳しい」
最初の画面を見れば、一足先に見通し状況が分かるというわけか。

今週は半ばに雨が降る予報だが、気温はずっと高いままで推移する予報。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2011竿燈終わる | トップ | 愛宕下橋経由のバス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿