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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

由利橋渡り納め

2009-05-24 20:41:42 | 
由利本荘市の子吉川に架かる由利橋の架け替えに伴う、「渡り納め」イベントが今日(24日)に行われたので見てきた。
市の広報紙やサイトで告知され、前日にはローカルニュースの「明日の動き」でも伝えられた。近く(大町角の空き地)には駐車場が設けられた。

現在は仮橋が共用され、旧橋は解体を待つだけで通行止めになっている。
今日は「由利橋に感謝する集い」として、10時から左岸(市中心部鍛冶町側)で市長あいさつ・橋名板取り外し・保育園児の踊りなどの後、10時半頃から14時まで自由に渡り納めができる。
子吉川にもカッパ発見!
雄物川では数少ない建設省バージョンのカッパ。色あせたのではなく、着色なしの線だけの絵か?
鍛冶町側。カーブして右の仮橋につながる。仮橋の歩道は上流側のみ
10時半過ぎだったので、イベントが行われたと思われるたもとのテントはたたまれていた。
鍛冶町側
「ありがとう由利橋 長い間お疲れ様でした」という横断幕と「ありがとう由利橋」のくす玉が。
橋名板は4つとも撤去済み
歩道は通行止めで、車道部分を開放していた。

橋の上では地元のお店の「本荘うどん」、お菓子、農産物などテントの出店も(当初の発表より3店減ったようだが)。
あとは、夏の秋田でイベントがあれば必ず出没するババヘラアイスも来ており、両岸に出店。石脇側では、鳥海地区の「花立牧場」のソフトクリームと競合していた。


 (左)橋の下流石脇側にクレーン船「第十四長田丸」が停泊
 (右)橋の下にも足場が組まれている
明日以降、さっそく橋の解体が始まるのだろう。

石脇側にも同じ横断幕
大にぎわいではないが、ひっきりなしに人が来る。
高校生からお年寄りまで写真を撮っていたし、「私が小学校さ入った年にこの橋ができたんだども、なくなるのを今朝まで知らねくて。なんとなんと…」と感慨深げなおばあさんもいた。
このイベントがあることを「(10時の式典で)のろしが鳴って、何だべと家族に聞いて知った」とか「(一緒に来た友達に)教えてもらっていがった」と話す人もいたので、事前の告知は足りなかったかもしれない。
僕が不満だったのは、売店テントの後ろのラッパ型スピーカーから、他地域の民謡が延々と流れていたこと。何で由利橋とのお別れに「土佐の高知のはりまや橋で~(橋つながり?)」とか「津軽良いとこ~」を聞かなければいけないのか。音楽なんていらないと思うし、せめて「本荘追分」とか谷川俊太郎 作詞/息子の谷川賢作 作曲で子吉川も歌い込まれた「由利本荘市民歌」程度にしてほしかった。
こうして見ると狭い
考えてみれば、トラス橋の内部を歩いて渡るのは初めてだった。こういう古い橋では、歩道がトラス外側に後付けされることが多いので、車で通らなければ内側は見られなかった。小学生の男の子も「橋の中ってこうなってるんだ!」と上を見上げて感心していた。


くす玉はアヤメをモチーフにした市章が描かれていた
僕は秋田大橋撤去の時はほとんど見に行っていないが、由利橋も同じように市民に惜しまれながら役目を終えられたようだ。
雨が降りそうだったが、イベント終了後まで持ってくれた。
※由利橋の次の記事はこちら

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こうして見ると (mugi-shochu)
2009-05-24 22:19:42
橋の古さがよく分かりますね。
おまけに、確かに狭い感じがします。
感謝イベントで、橋の上に出店があったりするのがちょっと面白かったです。
あと、秋田ではやはり事ある毎にババヘラは欠かせないようですね。
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存在感 (taic02)
2009-05-24 22:53:28
今日渡ってみると、狭くてそんなに長くなくてあっけなかったですが、それ以上に存在感のある橋でした。
橋の上のテントではうどんを食べることもできて、食べた人には最後に少し変わった思い出ができたでしょう。
ババヘラだけは市が呼んでもいないのに来たような感じでした。情報収集力はすごいです。
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懐かしさで涙が… (みみずく)
2019-08-23 14:38:24
由利橋のそばで育った者です。

もう何千回往復したかわからない、昔の由利橋が懐かしくて検索してみたら、こちらにいきつきました。
地元を離れて20年以上になりますが、旧由利橋との思い出が鮮明によみがえってきました。貴重なレポート、ありがとうございます!!

ちなみに、先日帰省した際に、鳥海おもちゃ美術館のお土産コーナーで、由利橋てぬぐいを発見しました。もちろん即買いでした!
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もう10年 (taic02)
2019-08-25 20:45:31
懐かしんでいただき、どうもありがとうございます。
渡り納めからもう10年も経つのですね。早いものです。

本荘と多少縁があって、たまに訪れる者としては、新しい由利橋も、すっかりなじみの光景になりました。
子どもの頃、先代の橋本体外側の狭い歩道から水面が見えるのがとても怖かったのが、由利橋の最初の記憶です。でも、子吉川の橋といえば本荘大橋でも飛鳥大橋でもなく、由利橋。どっしりと存在感がありながら、街の暮らしにとけこんでいたと思います。
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