野山徘徊者の日々

野原、山、湖での自然観察に興味があります。遭遇した動物、植物たちについて書いていきます。

靑アジサイ

2015-06-24 17:25:01 | 日記


 熊本県立図書館隣の遊歩道にて。

 青々としたアジサイだった。葉のカゲに隠れるようにして咲いている。
 日光の入る所の花は終わりがけている。

 遊歩道は所々、水草の切れ端が落ちていた。増水により浸かったのだろう。

 日本史に残るか愚かな政策

2015-06-22 06:49:22 | 日記
  いよいよキナ臭くなってきた。
国会は会期延長となり、自民党公明党はなんとしても戦争法案を通すつもりのようだ。
 よその国が起こした戦争の後方支援を行ない、兵站は安全な場所で行なうと寝言のようなこと言っている。
 兵站は銃器の弾、火薬の補充をするが、真っ先に攻撃されるのは目に見えている。第二次世界大戦のとき銃弾や食糧の補給船が潜水艦の魚雷で沈み、いくつかの島で多くの兵士が
餓えやマラリアなどの病気でなくなったのを忘れたのだろうか。
 沖縄戦没者追悼式で安部首相の挨拶に、沖縄県民から、帰れ!の声が飛んだ。
 戦争の悲惨さを知っているからこそ出た、やむにやまれぬ
声なのだ。

 戦争法案 断じて反対する。

大人の理科続き

2015-06-19 15:00:52 | 日記
 大人の理科の続きです。

 硝酸性窒素がなぜ問題なのか?
 それはどこに存在しているのか。土壌、水、植物中とあらゆることろに存在し、水に溶けやすく、土壌に保持されやすい。そして、地下水や河川水に溶け出しやすい。
 多量に流入すると富栄養化を起こし、生態系を乱してしまう。
 困ったことに硝酸性窒素は、無味無臭で無色透明である。水道水に含まれていたとしても気づかずに飲んでしまう。
熊本の水道水の濃度が近年高くなっており、危惧されている。
 乳児や胃の全摘手術をした人が飲むと、その一部は還元されて、亜硝酸窒素となる。
 これは血液中のヘモグロビンを酸化してメトヘモグロビンと性質をかえるのだが、メトヘモグロビン血症になると血液中の酸素が少なくなり酸素欠乏症を起こしてしまう。
 その症状は、頭痛、倦怠感、嗜眠、頻脈、めまいだ。
 PaO2(動脈血酸素分圧)が正常なのに全身性のチアノーゼ(メトヘモグロビンが15%以上)があり、酸素投与に反応しないときメトヘモグロビン血症が疑われる。
 血中濃度が50%以上だと重症。70%以上は死亡する。また、
白い紙に重症者の血液を落とすとチョコレート色に見える。

 熊本市の地下水の流れを見てみると、大きく分けて阿蘇外輪山と菊池大地で涵養されたものがある。
 それは熊本平野部を経て有明海に向かう。この時汚染がなければいいのだが、どうやって地下水は汚染されるのだろう。

 生活排水の不適切な処理、家畜排泄物の不適切な処理、窒素肥料の溶脱により地下水は汚染されるのだ。
 二番目の家畜排泄物の不適切な処理と窒素肥料は阿蘇地方、植木など北部地方での対策が喫急の課題となっている。


 

大人の理科へ参加

2015-06-18 16:23:04 | 日記
 今日は熊本県立大学環境共生学部に移って、講座を聴いた。
 講座の項目は、水の美味しさの科学。熊本の水はどうして美味しいのか3つの実験があった。まず1つ目は、A、B, C
の水の硬度を測る。試薬をいれて紫色に変色したものを比色紙と比べながら硬度をみた。
 A 薄い紫 硬度は3
 B 中間の色 硬度は80
 C 濃ゆい紫 硬度は200
と実験結果がでて、Aは温泉水、Bは熊本のおいしい水(市販のもの)、Cはエビアン、外国のミネラルウォータだった。
 2番目の実験は試飲だ。
 A 温泉水 軽い塩気を感じる。すーと飲める。
 B 熊本のおいしい水 これが一番おいしい
 C 硬い、口の中にひっかかる感じ。

 日本の水は軟水であり、それは火山灰性の土壌による。地下水の浸透性が高く、地中のミネラル分の溶けるのが遅い。
 外国、ヨーロッパなどは石灰岩であり浸透性が遅く、ミネラル分が溶けやすい。

 熊本の水道水は地下水だが、厚労省のおいしい水研究会で全国第3位に選ばれている。1位は青森県だ。
 だが、問題がないわけではない。硝酸塩窒素の存在だ。

 続く

 補足
 実験棟にはフラスコ、バーナーなど懐かしい実験器具があった。小学校から高校まで科学部にいたので感慨深い。
 500mlのフラスコでラーメンを作ったこともある。

 ある日のこと、科学部の部室からラーメンの匂いがするのに不審に思った先生が入ってきて、怒られたことがあったのも懐かしい思い出である。