しかし思うに、犯罪を犯した人間を対象にするのではなく、憲法で保障されている基本的人権と通信の秘密の保障に反する行為をしてい
る警察権力が、インターネットのハッキング行為という歴然とした犯罪行為を暴いたことを隠蔽するために、その人間の顔を監視カメラとつ
ながったコンピューターにデータベース化し、JRの駅の監視カメラや、コンビニの監視カメラに映った時点で、警察がそれを知り、追跡行動
に入るというのはどういうことだろうか?
私は脳下垂体の異常があって、自治医科大学という病院に三年ほど前、二週間以上検査入院して、内分泌の専門家でも滅多に見ない
珍しい症状だと診断された。それ以降、年に二回の検査を続けているが、今回は六月の末に検査が入っていた。
しかし車を持っていない私はJRに乗らなければいけないので、どうしても監視カメラに映らざるをえない。その頃は、セブンイレブンに入れ
ば、ピーーーーという警報装置が鳴ったりして、明らかに監視が続いている状況だったので、予約をキャンセルせざるを得なかった。
だいたい病気を持っている人間が病院に行くのに、何で警察がくっついてくるのか?何か聞きたいことがあるのなら、いつも自宅にいるのだ
から直接来ればいいではないか?今は症状は落ち着いたものの、三年前は地獄のような日々を送っていたのだ。私は通常の生活に戻れ
る状態にするために必死だったのである。
結局、電話で予約したキャンセルは、もう一度キャンセルして、直接病院に行った母に病院で予約してもらった。7月31日に予約を入れ
たのだが、結局その日を警察側は知っていた。電話の盗聴は容易だが、パソコンそのものを盗聴器にすることによる盗聴、あるいは、もし
かしたら、デジタルテレビかレコーダーを盗聴器にする方法があるとすれば、母が小さな声で「7月31日だよ」と言ったのを盗聴した可能性
は否定できない。しかし、警視庁公安部が自治医科大学のコンピューターシステムに侵入して予約日を知った可能性が非常に高い。
もちろん予約用のコンピューターからカルテにたどりつけるかはわからない。しかし、もしそれができるとすれば、国民一人一人の病歴や
極端な話DNA解析の記録などがあれば、警察権力が恣意的にそれを知ることが可能だということになる。
デジタルテレビとレコーダーに関しては、B-CASカードのハッキングがパソコン同様できる。最初にそれを知ったのは、2010年の8月
16日のニュースウオッチ9の番組の最中だった。その番組では、戦前の特高警察の大阪本部を取材し、井形正寿という89歳の元、特高
警察官に当時の治安維持法の元で、特高警察がどのように活動していたのかを聞くという、特高警察の流れを汲む警視庁公安部から見
れば相当頭にくる危険な番組だった。その番組はレコーダーで同時に録画もしていたのだが、その特集が終わってしばらくすると画像が
乱れて映らなくなった。別に大雨や雷がなっていたわけではない。何らかの理由で電波の出力が下がったということはあり得る。
番組が終わってから、録画しておいたものを再生してみると、レコーダーに録画された画像は全く乱れてはいなかった。
これはこの番組内容に怒りを覚えた警視庁公安部の何者かが、テレビ側のB-CASカードの番号に向かって何らかのアタックをしてきた
のだと考えられる。レコーダー側は別のB-CASカードのナンバーだから、アタックの影響は受けなかったのだ。
このことに驚いた私は、元ニュースウオッチ9のキャスターの柳澤秀夫氏とこの問題と話したいと、FAXを送った。FAXを送ったことが警察
に知られないように個人のものは使わなかった。
しばらくするとNHK側から電話があって、広報の人らしき人が話し始めた。この問題について柳澤氏と直接電話で話し合うことはでき
ず、取りあえず水戸にあるNHK宛に文書で送って欲しいということだった。こんな大きな問題に関してNHK水戸放送局が何も判断できる
はずはないのだが、地方の放送局段階でこの問題を隠蔽し、処理したいと考えているように思えた。
その番組を録画したレコーダーは、二ヵ月後の10月19日、やはりニュースウオッチ9の番組を録画した直後に故障し、録画とダビングが
できなくなった。
これは一種の証拠なので、故障を治さないでそのままにしておいた方がいいと思って、結局買ったコジマ電気の5年保障が切れる、今年
の6月20日になっても迷った末、修理には出さなかった。結局、再生だけしかできないまま、そのままになっている。
私はニュースウオッチ9宛の手紙で、このDVDレコーダーを早く持って行って、メーカーと一緒に良く調べて欲しいと何回か書いたが、も
ちろん返事はなかった。総務省と放送局の主導で始めた、完全地上デジタル化にこんな致命的な欠陥があることを、国民に知らせるわけ
にはいかないだろう。
結局のところこの二年前の時点でもNHK側が何か問題がありそうだと、誠実に対応していれば、事態は解明の方向に進んでいただろ
う。自分たちが責任を負わないための先のばしは延々続き、常時、私のパソコンはハッキングされ、当時このことを怒って告発していた
ヤフー将棋のチャットで色々発言すると、バッファローのアタックブロックが点滅し、攻撃したり、無言電話をかけてきたりの状態が延々続い
た。そのヤフー将棋は何の予告もなく、突然消えてしまい、多くのユーザーを驚かせた。ヤフージャパンにも警察側は何らかの圧力を加え
たのかもしれない。この頃のことだけでも、二冊くらいの本が書けるくらいの異常極まりない事態だった。
しかし、去年の六月からアメーバブログで「牛山馬男のぶらぶらブログ」というのを書きはじめて、ヤフー将棋のチャットよりは、この状況
を説明しやすくなった。とは言っても、書きたいこと、書いておくべきことの10分の1も書かないようにセーブはして書いてきた。
この問題には実に色々な側面が含まれていて、たぶんさまざまな専門家や、一般市民を含めて考えないと、問題の真相は見えてこない
だろう。
だいたいの内容は家でとっている毎日新聞社と東京新聞には話したが、この二社は話は良くきいてくれたものの、うちでは無理だろう
という反応だった。
他に産経新聞と読売新聞にも電話してみたが、これは全くひどい応対で、話を聞く気すらないような話しぶりで、日本の新聞社では全く
無理だなと判断した。一番この事態をよく知っていて、全体的な状況がわかっているのはNHKだが、残念ながら数十通の手紙と、アサイ
チ宛に出した、FAXに関しては未だに何らNHKの見解なり、問題解決への姿勢を見せてはいない。
物的な証拠なら、プロバイダーの通信記録を丁寧に調べれば、あちこちに証拠はある。ただそれをするのが日本の警察だと、果たして
ちゃんと証拠を隠滅しないで調べられるのか?第三者的な国際機関に調べてもらいたいものだ。
私個人としては、NHK自身で解明できないなら、海外のメディアや、国際的な人権団体と連絡して解明してもらいたいものだ。
NHKの政治的な立場からは難しいのだろう。少なくとも私個人にこのような大問題を解決させるのは無理だ。このような問題を背負う精神
的な負担は普通ではないが、このような問題を個人に背負わせることに関しては、NHKは何とも思っていないかのようだ。
今まで数年以上、報道機関としてやるべきことをせず、こうやって私が文章を書いていられるのは、単に私が直観力に優れていたこと、
ただその一点によるものだ。
でなければ、とっくに捕まっていたか、殺されていた可能性すらあった。
さて、この問題が冤罪事件に発展するのか、日本の未来を開いていくのかは、NHKの「個人」にかかっている。
組織の人間としては、NHKの人間は何一つ、事実を語ろうとしないからだ。
私としては、この問題に関する「個人の声」が聞きたいのだ。
NHKの公式見解などを聞いてもしょうがない。ずっと偽ってきたのだから・・・・・