すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

用心棒 1961

2018年01月21日 | 映画・テレビ・動画

「用心棒」
1961年



監督:黒澤明(51歳)





桑畑三十郎:三船敏郎(41歳)
新田の卯之助:仲代達矢(29歳】
東野英治郎(54歳)

山田五十鈴(44歳)
司葉子(27歳)
志村喬(56歳)
加東大介(50歳)
藤原釜足(56歳)
土屋嘉男(34歳)

朝日新聞出版発行の黒澤明DVDコレクション 創刊号
990円(税込)
のブツ
実は「用心棒」は初見である
この歳になって こーゆー類を見逃していたんは助かった
まだまだ 楽しみを先延ばしにしておくことをできますからね

黒澤明 DVDコレクション 1号 [分冊百科] 創刊号『用心棒』
クリエーター情報なし
朝日新聞出版


噂や情報を一杯頭にインプットしてから観ても 新しい発見や
優れた手法&エンタテーメント力等々いろんなもんを観覧できる
惜しむらくは テレビ画面では少々サイズが小さすぎる
このサイズのシネマはやっぱし映画館で観てこそのサイズなので
何かと頼りない
あとは黒ツブレが解消されてないとこがままあるので見辛い箇所が何点かあります
音声が聞き取りづらいとこが何箇所かありイライラすらこともあります













とにかく 黒澤明の構築したスペクタルの渦中に居る三船敏郎の佇まいを堪能せんとあきません
肩で風切る様式美と 内側からグツグツ湧き出してくる凶暴性 野獣感
もちろん脇を固める面々の面構えとか演技力の偏差値の高さとか
全部が黒澤隊長の号令で一切に動いてる感じの気色良さとか気色悪さとかがビリビリくるん





若くて色気満点のギラギラ仲代達矢
タダモノではない感満載のギトギト山田五十鈴
ピリッピリに美しい司葉子
子供ん時は嫌いだった加東大介も この作品ではとてもエエ感じです
藤原釜足はやっぱしウザイですが 黒澤節を出すには欠かせない香辛料ですね 僕は嫌いですけど
東野英治郎爺は大活躍 今の自分より年下なのです











仰々しい音楽が若干煩いですが ま黒澤歌舞伎の様式を醸し出すには仕方ないんでしょう
舞台の建設もカメラの動きも被写界深度も最適的確 
最近の小手先の映像テクニカルでは味わえない 土方人力によるスペクタルですな
緊張と緩和のスピード感
内容の面白さとか感動以上の何かが黒澤明モンのこの時代の絶品作品にはあるんですね
多分 それはあの時代に三船敏郎が居なければなし得ない偉業だと思います
何なんでしょう?あの感じは 才能の結集合わせ技 奇跡とゆー言葉で解決してしもてエーんでしょうか





この歳まで見逃しておいてよかったなーと思いました
まだまだオモロイ偉業は世の中には残ってんでとゆーことですからね
助かりました
三船敏郎はやはり日本国の大切な文化遺産ですな















Yojimbo & Sanjuro - The Criterion Collection (用心棒 & 椿三十郎 クライテリオン版 Blu-ray 北米版)[Import]
クリエーター情報なし
Criterion


用心棒 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
東宝


クライテリオン版 より東宝版ブルーレイの方がイイのかな?
朝日新聞出版社もんは
チャプターはありません
付録は当時のパンフレットの再現と今の仲代達也のインタビューです
980円はちょうどイイ価格です
以降の刊行は若干高額な感じがします
モノとしてはね

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2 コメント

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Unknown (odies)
2018-01-22 09:46:41
まったくです。私も観たの最近です。DVDですが・・・
もの心付いたときには有名であるとかメジャーであるとかそういうものを避けてきたところがありまして、世界の黒沢は観ないできました。最近黒澤の映画での表現技法をネットでいろいろ見ていたらいたく感動してとりあえずDVDを購入してみました。おっしゃるとおりパソコン画面のごときじゃ黒澤の技法などすべて確認できないのですが、他とは違うものは伝わってきたように思います。ふつうに見ていると気づかないですが、一番最初にUPされている叩き切り動画のすべての脇役の表情やら動きやら・・・リアリティがあるのに驚きました。そこに視点がいってなくてもでてくる迫力ってこういう神経の使い方、気の回し方からでてくるんだなって気が付きました。いや~ありがとうございます。
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odies様 (よしはら)
2018-01-22 12:21:20
黒澤明もんでリアルタイムで見たのは「影武者」と「乱」と「夢」のみです
「影武者」はオモロかったですが「乱」はいまいち、「夢」が一番つまんなかった
テレビで見たやつでは「七人の侍」と「羅生門」と「生きる」がオモロかったです
あとは大人になってからVHSとかDVDで
「蜘蛛の巣城」が一番オモロかったです 
「新幹線大爆破」と「どですかでん」と「まぁだだよ」はイマイチ
「椿三十郎」は見たはずなのですが記憶にない
今回の「用心棒」は初めて見てオモロかった部類に入ります
自分は勝新太郎派なので 三船敏郎は弱冠落ちますね
でも 日本の文化遺産であることには間違いありません
黒澤映画が仰々しくスペクタルな所が良くもあり悪くもあり
歳をくうと だんだんとよくなってきました
それは「わかりやすさ」とか「伝わりやすさ」とかですね スゲー工夫を凝らしてるとこが ミエミエで イイと思います
次号の「七人の侍」も買うつもりでしたが チャプターが無いのとリマスターが不安なので 版元の東宝から出てるやつを買った方がいいかなと思います
見返す場合はどーせなら 最高品質のもので見たいですし 見返したいシーンをチャプターで送りたいですしね
余裕があればこの「用心棒」も東宝版のブルーレイで買いなおそうと思います
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