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「お風呂入ろう」長戸正子2女児刺殺

2012年10月04日 | ヒトゴロシ

神奈川県葉山町で女児2人が刺され死亡した事件で、逮捕された母親の長戸正子容疑者(42)は、
家族5人との夕食後に「お風呂に入ろう」と長女(9)を洗面所まで連れて行き、果物ナイフ(全長15センチ)で刺していたことが4日、葉山署への取材で分かった。

葉山署は当時の詳しいいきさつを調べるとともに、同日にも女児2人を司法解剖する方針。

3日夜に接見した医師によると、長戸容疑者は「以前はうつ症状や睡眠障害があったが、ここ1年半は通院しておらず、薬も飲んでいなかった」と話しているという。
医師は「心神耗弱の可能性もある」としており、同署が責任能力についても調べている。

事件は3日午後8時ごろ発生。葉山署は長女と次女を刺したとして殺人未遂容疑で長戸容疑者を現行犯逮捕、殺人容疑に切り替えて捜査している。(共同)



神奈川県葉山町長柄の民家で9歳と生後9カ月の女児2人が刺殺された事件で、2人は左胸の複数カ所を刃物で刺されていたことが4日、県警葉山署への取材で分かった。同署では、母親の長戸正子容疑者(42)=殺人未遂容疑で現行犯逮捕後、殺人容疑に切り替え=が強い殺意を持って2人を刺したとみて、犯行までの詳しい経緯を調べるとともに、同日中にも2人を司法解剖して死因の特定を進める。

同署に対する長戸容疑者の母(74)の説明では、長戸容疑者は家族と夕食後、「お風呂に入ろう」と長女で小学3年の碧授(みう)さんを洗面所まで連れて行ったが、しばらくして「ギャー」という悲鳴が聞こえたという。碧授さんは発見時、裸だった。

また、同署によると、近所の人から「子供たちが道路で遊んでいて危ない」などと同署に苦情が寄せられていた。7月に同署が長戸容疑者ら保護者に注意を促していたといい、長戸容疑者が子供をめぐる近隣トラブルに悩んでいた可能性もある。

3日夜に接見した医師によると、長戸容疑者は「以前はうつ症状や睡眠障害があったが、ここ1年以上は通院しておらず、薬も飲んでいなかった」と話しているという。医師は「心神耗弱の可能性もある」と説明しており、同署では刑事責任能力の有無についても慎重に調べている。

碧授さんが通っていた葉山町立長柄小学校では4日朝、全校集会を開いた。事件で児童がショックを受ける可能性があるため、南森生校長が「1人で悩みを抱え込まないように」などと児童に訴えた。その後、それぞれの学年に応じ、各教室で事実関係についても児童に伝えたという。

(産経ニュース)

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