Elephant Man Joseph Merrick

http://www.youtube.com/watch?v=Zp0ewrgdwkc&mode=related&search=







エレファントマン、久しぶりに観ました。

以前エラソーに上から目線でhttp://blog.goo.ne.jp/tagomago1021/e/2ee768ffec46a8c166b46c4605f34217なんて書いてしまいましたが、実に味わい深いイイ映画です。オープニングのお母さんのイメージとか実にデビッド・リンチらしいし、普通の映画の形式なんですが時々リンチ節を押さえ気味にプシュプシュかましてくれます。抑制がよくきいています。

以前は全くそんなことなかったんですが、時々泣きそうになったのは歳のせいでしょうかねー、自分にジョン・メリックを投影しやすくなったからでしょうか

一部の畸形であればその部分は見て見ないふりをするのが皆様＆ワタシの慣例ですが、全部がこんなんだと見て見ぬふりはできません、モロに全部が丸出しですから、どこに目線を落とせばいいもんやらとゆーか普通に感情の起伏を出さないように平気に見ようとしがちです。

土方に粗野に男らしく「ウワッ！めっちやめちゃやのーワレ、グチャグチャやん、どないしたん？」と肩や背中をパンパン叩いてあげるのがヨイ接触法かと思います。

誰がよくって誰が悪いのかわかりません。でもリンチはそーゆー普通の悪意みたいなところは形式的に仕方なくドタバタとやっていますが、もっと違うとこにポイントを置いているよーな気がします。











こーいったことに対する悪意は形を変えて色んなところに存在しますが、仕方ないですな、そー思っちゃうんだから。それを相手に対してどのよーな態度で出るか、本心でも嘘八百でもどっちにしてもバレバレですからどーでもイイんですよね。当人は鍛え抜かれておられるんで、多分傷つくとか凹むとかそーゆー次元を超えた精神構造をしておられると思います。ま、歪んでいてもイイんだけどね。


Elephant Man　　　Joseph Merrick