1930年代もんがビンビン・「ダリ回顧展」

　　









僕が１４歳～１８歳にかけて世の中に対して勘違いをさせた始張本人「ダリ」を検証しに行く

火曜なのに、午前中なのに、雨なのに、観客はギッシリ

人の隙間を縫って駆け抜けるしかないん

ウワっ！パン屑巧い、印刷図版よりずっと巧い、小さい、想像よりはるかに巧い、

見たこともない奴がガンガンにあるやないけ、この回顧展はひょっとして物凄いのでは・・・嫌がおーにも期待が上がる、１９３０年代がスゴイスゴイスゴイ、

ついに「家具栄養物の離乳」の本物が見れた、パン屑とこれを見れただけで、もー思い残すとこなし、とにかく小さい、想像よりはるかに巧い、色彩もギラギラどす黒く輝きまくっている、すごいぞ１９３０年代、ダリは３０歳代か、やっぱり男の仕事は３０代が一番でんな（ピカソ、マティス、ドガは除く）

いやーもっと下手糞やと思ってましたもん、フェルメールなんかよりずっとずっと薄っぺらかなーと思ってましたもーん、かなりイイ線いってまんな

そして２階へ

へっ？たったこんだけ？？１階で期待持たせ過ぎやろ、旦那、１９４０年代以降の見たかった作品が少な過ぎる、あれもないこれもない、エーカゲンにせーよー、オバハンうるさいんじゃ、ボケ！

しかもどんどん薄っぺらくなってくる、ギトギト感がない、単なるコンセプトのプレゼンやないですか、ウワっつらばっかやないですか、旦那、５０年代、６０年代、どんどん酷くなってくる、ってゆーか持ってきてる作品数少なすぎる

ま、イイか、あんまりあっても疲れるし、嫉妬するし、１９３０年代のあれもこれも見れただけでもヨシとしよー、想像よりずっと巧かったんで思春期の時の夢も壊れず、ガッカリもしませんでしたし、

凄かった、子供の頃観た夢はほんまもんやった、大人になったらだいたいその実態を見てガッカリするもんやが、ＤＡＬＩの１９３０年代は凄かった

印刷物ではその実態の４０％ぐらいしかわからへんからね絵は

惜しむらくは、絵を見る距離もっと間近で見せて欲しかったですね、手にとって見れるぐらいの距離が欲しかったですねー

色々とヤル気を起こさせてくれたありがたい人です、忘れていましたが、この歳にきて再びヤル気を起こさせてくれました・・って
矢沢ファンが「ヤザワさん」「栄ちゃん」ゆーよーなもんですか

そんなダリ回顧展、見ないと一生後悔しますよー