田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

オイラの浪花節人生

2017年04月20日 | 仕事
 浪花節とか浪曲を知らない人が多い昨今「オイラの浪花節もアリだったかなぁ・・・・」と思う記事を目にした。その記事とは『意外と知らない「競業避止義務」』だ。
 
 少しだけ自慢するが、私は引き止められながら退職した。男にとっては気分が良いものである。退職がすんなり受け入れられたら、恐らくさみしいことだろう。惜しまれながら社を去るのが男の夢、すなわち浪花節。
 
 同じ仕事をするということは、働いてきた会社の商売の敵にならざるを得ない。無理を承知で共存共栄、それが無理ならやめた会社を食い荒らすことはしないのが仁義の世界と決めた。
 
 私より前に会社を去った二十三人の先輩達が疎遠にならざるを得なかったのは、勤務時代の営業を持ち逃げしなければ喰っていけない現実があった。当然、会社は鍋に入っていた仕事を取られて困ったからだ。こういうことだけはやるまいと決めたのだが、喰っていけないことは明白だった。その時はその時で、しばらくは貯金で喰っていくつもりだった。
 
 退職直前、重役室に私を呼びつけた社長が「D社が君に仕事を発注したいそうだ。我が社より安く受注することは控えて欲しい。仕事で勝負しよう」と提案された。私はD社のご祝儀発注と考え、経営に差し障る営業の妨害を避けるために、割高な見積を示して辞退した。D社の社長はそれでも私に発注してくれた。そのおかげで苦しい時を乗り越えられた。
 
 今日読んだ記事は「競業避止義務」である。確かに就業規則に明記があった。これは従業員が退職後に、同業他社へ就職することや、自ら事業を立ち上げることを禁止する義務を課すことをいう。私が在籍中、同業に勤める者から、我が社への転職を打診された。他社の規則に触れたり、風評が怖く「半年後、一年後に・・」待機するように言ったが来ることはなかった。懐が切迫していたようだ。浪花節も骨が折れる。
 
 こんな浪花節はバカにされて当然だった。バブルがはじければ仕事が減るのは個人も企業も同じだった。企業の経営合理化は人減らし。人を減らせば仕事はできない。私は勤めた社から仕事の依頼を受けるようになった。私の屋号を使う場合もあった。仕事を無くした先輩から仕事を回すように頼まれたが、浪花節を話すことでわかってもらった。今となってはこれで良かったと思う。
 
 今朝、今後の業務予定を打診する電話があった。お金になるかならぬか解らぬが精一杯やってみようと思う。そろそろ最後の仕上げ。浪花節も終わりに近い。
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