田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

大本営発表の意味する言葉

2015年08月04日 | 日記
 大本営発表とは「都合の悪いことを隠し、思わせぶりなことばかりを書くことを意味する」と小学生の頃から教わってきたオイラです。当時、戦後10年足らずとしては、まだまだ戦争を強烈に意識せざるを得ず、軍部中枢とりわけ大本営が悪の根源と位置づけられたのだろう。子供心に、多くの人が死んだのは大本営が嘘を流し続けたから、戦争を止めることが出来なかった、と覚えこまされた。
 
 戦後の極東軍事裁判は中学で学び、インドのパール判事が「戦勝国が敗戦国を裁くことはできない」と言ったことを教わった。教えた教師の意図は解らないが「負けたのだから仕方が無い」とほとんどの生徒は思ったのだった。
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 当時の新聞を見る機会がなかったが、先日紹介された新聞の見出しを見る限り、『国賊』『人類への反逆者』『首謀者』『共同責任』と激しい言葉から、戦中の大本営発表とあまり変わらない文体が、私達幼い脳に「負けたのだから仕方が無い」と刷り込み、結果そのように思うようになったかもしれない。
 
 現在に目を向ければ、沖縄の新聞の見出し、それを揶揄するネットの風潮、それぞれが大本営発表のような気がする。自民党の先生方、民主党の先生方に、もう少し大人になっていただき、冷静に率直に日本の未来を考え、語っていただきたいオイラなのだ。
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 Wikiでパール判事を復習した。極東国際軍事裁判(東京裁判)において連合国が派遣した判事の一人で、判事全員一致の有罪判決を目指す動きに反対し、平和に対する罪と人道に対する罪は戦勝国により作られた事後法であり、事後法をもって裁くことは国際法に反するなどの理由で被告人全員の無罪を主張した「意見書」(通称「パール判決書」)で知られる。東京裁判以降、国際連合国際法委員長や仲裁裁判所裁判官として国際法に関与した。
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