狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

宮古島のイチロー、いや鈴木一朗

2009-09-15 07:42:32 | 県知事選

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イチロー選手の9年連続200本安打をまだ見ていない方、

記録達成の瞬間の映像や、達成後の記者会見の模様が、

【動画】で見ることが出来る⇒「519200 PROJECT

200本安打達成の瞬間を動画で確認できるほか、

テレビ各局用記者会見後に行われた別の会見の模様を独自収録し、

今後も独自インタビューも配信する予定とのこと。

 

前人未到!イチロー、9年連続200安打! (1/2ページ)

2009.9.15 05:04
前人未到!イチロー、9年連続200安打!
前人未到の偉業を成し遂げたイチローは、おちゃめに舌を出しながらベンチに引き揚げた(撮影・リョウ薮下)

 【アーリントン(米テキサス州)13日(日本時間14日)】“人類初”の大記録。9年連続200安打だ!! 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(35)は、「1番・右翼」で先発したレンジャーズ戦のダブルヘッダー第2試合の第2打席に遊撃内野安打。大リーグ史上初となる9年連続200安打を達成した。歓喜の会見では「9」をかたどったペンダントを胸に笑顔。天才が新たな歴史の1ページを刻んだ。

【続きを読む】
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                    ◇
 
友人グループのプライベートサイトに元TV報道カメラマンのS君の,まだ一般には無名だった新人の頃のイチローの取材の想い出が投稿されていたので、以下に紹介する。(段落は読みやすいように引用者が勝手に変更した)
 
現在のイチローの超人的活躍を新人のイチローを見て予測できた人はいないとは思うが、
 
さすがはプロカメラマンのS君、カメラのファインダーから覗く細身のひ弱そうな無名選手にオーラは感じなくてもオーラの片鱗は嗅ぎ取っていたようだ。
 
なおS君は定年退職後、そのキャリアーを買われて一時、某大学でジャーナリズムの講義をしていたようだが、生来フィールドワークが好きな気質から現在ボランティアで各種記録の保存に経験を活かし多忙のようである。
 
ところで、友人の一人A君の空手の形の記録保存はその後どうなっているのだろう。
 
 
鈴木一朗から世界のICHOROへ    S
 
天才ICHOROが今日、ついに9年連続200安打のメジャー記録を達成した。

イチローについてはことさら言うこともないが、個人的にはルーキー時代の鈴木一朗に初めてカメラを向けた思い出がある。

今から17年前の1992年、宮古島でキャンプを張っていたオリックス取材での出来事だった。

取材の目的は郷土のスター石嶺和彦外野手のキャンプだより。土井監督へのインタビューの中で、「外野の一角に鈴木が定着するかどうかで今年のうち(オリックス)が決まる」と明言した。

鈴木一朗?。

鈴木は名電工の投手として甲子園に二度出たがさほど注目されることもなくドラフト4位でオリックスに拾われるようにプロ入りした。世間ではまったくの無名選手で取材に当たるわれわれもノーマーク、彼の存在を知らなかった。

背番号51を背負ったその選手は細身のひ弱そうな長身選手で、特にオーラを感じさせる存在でもなかった。

唯一つ、ルーキー特有のおどおどした様や悲壮感は見られず、体全体で野球を楽しんでいるのがその背番号から感じられた。もしかしてこれをオーラというものかもしれないが・・・・。

ベースランニングのスピードと体のきれにセンスの良さを垣間見たと言うのがその時の印象で、プロとしてやっていけるのかとそのときは思った。余談だが、カメラマンはファインダーの中の感覚で物事を感じ判断するという不思議な習性がある。

鈴木一朗の印象もすべてファインダーを通してのものである。全体練習の後、鈴木はひとり室内練習場にこもり黙々とバットを振っていた。

あの鈴木一朗が、世界のICHIROへと飛翔した。

そして今日、ウィリー・キーラーの記録を108年ぶりにやぶり、メジャー史上初の9年連続200安打を達成した。

今夜は過ぎ去りしあの日に思いをはせて、女房とふたりでビールで乾杯!      

                  ◇ 

その頃の鈴木一朗はこんな雰囲気?

宮古島キャンプの時の土井監督は、「外野の一角に鈴木が定着するかどうかで今年のうち(オリックス)が決まる」と、
 
既にその時点でイチローの素質を見抜いていたような発言をしているのだが、
 
実際はイチローの比類のない素質について確執があったようだ。
 
Sカメラマンがファインダーから覗いた「ルーキー特有のおどおどした様や悲壮感は見られず」といった印象がイチローの素質の片鱗だったのだろう。

世間の土井監督に対する指導者としての一般的評価が著しく低下した原因はイチローを見出せなかったことだといわれている。
 
当時の土井監督はマスコミに対しても「イチローのあの打法は、プロ野球では通用しない」と公言していた。
 
監督退任後も「あの振り子はイチローにしか出来ない打法であって、本来プロでは通用しない打法である」という主張は曲げておらず
 
「たとえイチローが4割打とうとも私は彼の打法を認めない」と発言し、以来イチローとは犬猿の仲と言われている。
 
一方では、イチローを2軍に落としていながら、いずれ首位打者争いをする選手に成長すると確信し、球団オーナーに異例の2軍キャンプ視察を促した。
 
また川上哲治Ⅴナイン監督がオリックスのキャンプを視察を訪れた際に「イチローの性格に難がある為、その性格が直るまでは(一軍で)使わない」と川上に話していた。
 
このことからすると土井はイチローを見出せなかったというよりも、イチローの持つ抜きん出た素質を“扱えなかった”と言える。

一方で、自身が評論家を務める東京スポーツに、3000本安打達成の際に寄せたコメントでは、ガンで倒れた土井の体調をイチロー心配した事について触れて、必ずしも二人の仲が険悪で無いと述べている。

またイチローを2軍に落としたのは、あの段階ではまだ充分に体力がついていなかった為とコメントし、後年の活躍でバッシングを受けた際、

父・宣之氏から「あの経験があったから現在がある」と慰められた事を紹介した。

この点からも、現在は野球理論以外の人間的な部分では和解していると見る事も出来る。(ウィキペディア)

イチローのような抜け出た才能は凡夫の目盛りで測れない部分があり、土井氏のように一流の野球選手の経験がある者にも、推して量りがたい特別の資質があったのだろう。

仮に土井正三氏がイチローの素質を見出しきれなかったとしても、そのことで土井氏の指導者の素質云々することは酷であろう。

入門当時のひ弱なそれでいて何事にも臆することの無い新人を2軍に落としたからといって、土井氏の素質洞察力を批判することは出来ない。

それほどイチローの素質は精神的にも身体的にも比類であり飛びぬけているということである。

 

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コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ケロ)
2009-09-15 09:34:18
野球はよく分からないのですが、日本人の活躍は嬉しいです。
日本人の力って結構凄いんじゃないかって最近思います。
世界に誇れる人が、知らないだけでたくさんいるみたい。
(そういう立派な人たちを誇りに思える教育って必要な気がします。)
Unknown (カモミール)
2009-09-15 10:39:34
管理人様
200本安打達成の瞬間見させて頂きました。夜は家族でまた見させていただきます。ありがとうございます。とても嬉しいですね。友人の方の記事もイチロー選手を身近に感じさせてくれます。ファンとしては、エピソードはわくわくさせてくれます。来年も残ると言われていますね。現役時代の姿を一度はこの目で見ておきたいと夢見ています。宮古島の友人が息子さんが毎日鈴木選手を友達と応援しにキャンプ通いをやめないと電話で話していました。ファンサービスが誠実でユーモアがあって、子供たちはいち早く天才に群がっていたんですね。イチロー物語を読んで、感動して泣きました。これ泣く本じゃないよ、どこで泣いたの? と不思議がられましたが。天才誕生は何故か周囲と本人との感じ方の微妙なズレみたいな天才特有の孤独感みたいなものに胸が痛くなったんだと説明しましたが。記事を読んでそうだ、とまた納得しています。イチロー選手、おめでとうございます!奥様、おめでとうございます! 競争の世界にいる者だから、オンリーワンという甘えた言葉は嫌いだと、イチロー選手。私もそう思います。凄い人は凄いんだ。管理人様、また来ます。
こんばんは (ぱる)
2009-09-15 23:06:21
こんばんは
イチローやりましたね
内野安打でというのも彼らしくて良かったです
おめでとう
Unknown (狼魔人)
2009-09-16 07:23:54
ケロさん

イチローは国際試合には日本にこだわるし、歳に似合わず、日本人の古き良い面を頑固に維持しているように感じます。


カモミールさん

>微妙なズレみたいな

これが天才たる所以であり、凡人がズレたらただのへそ曲がりですが、卵が先かヒヨコが先かので、天才の評価は難しいですね。

でも、とにかくイチローは素晴らしい。


パルさん

確かに。

その後で流れた松井ゴジラの豪快な降るスイングホームランの映像を見ると物足りない面もありますが、そこがイチローらしいのでしょうね。

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