狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

朝日の論理ー証拠は無くとも強制連行はあった! 

2007-03-28 09:15:27 | 従軍慰安婦

朝日新聞【社説】2007年03月28日(水曜日)付

 下村発言―首相のおわびが台無しだ

 安倍首相の、いわゆる従軍慰安婦をめぐる発言の波紋がおさまらない。

 発端となった今月初めの「強制性を裏付ける証拠はない」との発言が国内外で批判されて以来、首相は強制性への言及を封印し、元慰安婦への「おわび」を繰り返し表明している。

 来月下旬に初の訪米を控えていることもあるのだろう。93年の河野官房長官談話を継承する立場を鮮明にし、ひたすら波紋の沈静化を図ろうとしている。

 そんな首相の努力に冷や水を浴びせる発言が、下村博文官房副長官から飛び出した。ラジオ番組や記者会見で「旧日本軍の関与」を明確に否定したのだ。

 「日本は昔、(女性が)売られて女郎屋に行った時代があった。同じように親が娘を売ったことはあったと思う。しかし日本軍が関与していたわけではない

 「軍の関与はなかったと私自身は認識している。直接、間接的に軍の関与は明らかでなかったというのが97年の平林博内閣外政審議室長の国会答弁だった

 軍の関与を認め、謝罪した河野談話を真っ向から否定するような内容である。

 官房副長官といえば首相官邸のナンバー3の要職だ。その発言となれば、首相の真意を解説したと受け取られても仕方ない。首相のおわびは台無しである。

 理解に苦しむのは、軍の関与を否定する根拠に平林答弁を持ち出したことだ

 この答弁は河野談話の発表当時、「 河野談話が認めるように、慰安所の設置や管理、慰安婦の移送に軍が関与したのは明白であり、慰安婦の生活は「強制的な状況の下での痛ましいもの」だったことは否定しようがない。

 強制連行があったのか、なかったのかにいくらこだわってみても、そうした事実が変わることはない。そう考えるからこそ、首相は改めておわびの気持ちを表明しているのではないのか。

 アジアや欧米のメディアで、当初の首相発言は驚きと怒りをもって報じられた。最近では米国の有力紙ワシントン・ポストが「安倍晋三のダブル・トーク(ごまかし)」と題する社説を掲載した。北朝鮮による拉致問題には熱心な首相が、日本自身の戦争犯罪には目をつぶっている。そう批判している。

 「拉致問題は現在進行形の人権侵害だが、従軍慰安婦の問題は続いているわけではない」と首相は反論するが、事の本質を見誤っている。

 問われているのは、過去の日本が女性たちの尊厳と人権を深く傷つけたという歴史の事実に、日本を代表する立場の首相がいま、どれだけ真剣に向き合えるか、という問題にほかならない。「いま」の話なのだ。

 首相は、慰安婦問題についての考えをもっと丁寧に語るべきだ。 

                  ◇

今更ながらとは言え呆れ返ってしまうご意見である。

 

朝日と言えば一流大学の偏差値の高い人材が集う新聞社だと聞く。

 

その中でも社説を書くぐらいの人なら選りすぐりのエリートで理解力や読解力は人一倍いや、少なくとも人並み以上はあるだろう。

 

海外紙が「河野談話」だけを根拠に「慰安婦問題」を詳しい検証も無く書き飛ばす記事と違って、朝日はこの問題の火付け役として深く関わって来た。 

 

「平林答弁」が何を意味するかは百も承知のはず。

 

その朝日社説が、「軍の関与を否定する根拠に平林答弁を持ち出したこと」を理解に苦しむとのたまう。

 

朝日が「理解に苦しむ」、と言うがそれ自体を理解するのに一層苦しむ。

 

≪「慰安婦の強制連行を直接示す政府資料は発見されなかった」ことを認めたに過ぎない。「軍の関与はなかった」と言ったわけではない。 ≫

 

これを言葉のすり替えと世間では言う。

 

政府は「軍の関与はなかった」とは一言も言っていない。

 

その言っていない事を持ち出して読者をミスリードする手法はもはや陳腐としか言いようがない。

 

政府は「軍の関与は」は認めている。

 

ここでいう「関与」とは、

 

①慰安所開設の許可

②施設整備

③利用時間や料金を定めた慰安所規定の作成

④軍医による検査---などを指すものだ。

 

一方で、「慰安婦の強制連行を直接示す政府資料は発見されなかった」と「強制連行は明確に否定しているではないか。

 

「・・・」を認めたに過ぎない、のではなく明確にこれを否定しているのだ。

 

≪ 河野談話が認めるように、慰安所の設置や管理、慰安婦の移送に軍が関与したのは明白であり、慰安婦の生活は「強制的な状況の下での痛ましいもの」だったことは否定しようがない。 ≫

 

「強制的な状況の下での痛ましいもの」を慰安婦達に強いた主体は誰だったのか、

つまり誰が慰安婦達を強制的に痛ましい状況に陥れたのか。

 

結局国語の文法の初級問題になる。

 

主語(主体)は女衒(売春婦の元締め業者)であり、

場合によっては娘を身売りした親の例もあった。

 

朝日が「スクープ」する新発見の証拠は全て逆に「軍の強制連行」を否定する自爆証拠となって朝日は暫し得意の沈黙戦術を取っていた。

 

今朝の社説は「強制連行」の証拠が無いので、何とか読者ミスリードをしようと言葉をひねくり回しているのがすけて見える。

 

結局、≪証拠が無いからといって「強制連行無かった」訳ではない≫、と言いたいのだろう。

 

ウソの上にウソ築くとこう言わざるを得なくなる。

 

これではまるでガキの論理だ。 いや、ガキが怒るかも。

 

遂に朝日は自分が築いたウソの論理の迷路にここまで堕ち込んでしまったのか。

最後の文の
首相は、慰安婦問題についての考えをもっと丁寧に語るべきだ。 」 には同意する。

 

もっと丁寧に

 

「『河野談話』と『平林答弁』は一対」だと。

    

◆参考:「河野談話」は「平林証言」と一対で有効                                   

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