狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

日本で一紙のみの特ダネ!「パンドラ訴訟」

2013-08-17 07:43:47 | ★パンドラの箱訴訟

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全国で唯一紙のみの超特ダネ記事を紹介する。

一紙が特ダネをすっぱ抜くのは特に珍しいことではない。

だが、他紙がこれを黙殺し、意図的にフォロー記事を掲載しないという点では、前代未聞の超特ダネである。

異論を許さぬ「全体主義」といわれる沖縄の言論空間に司法が鉄槌を与えた記事だけに、明日はわが身と恐れをなしたメディアが総がかりで黙殺を計ったとしたら、メディア自らが表現の自由を否定したという由々しき事態である。

 

「パンドラ訴訟」で琉球新報の敗訴が確定した事実は当日記の13日に速報で伝えた。

そして沖縄2紙が支配してきた「異論を許さぬ言論空間」に風穴が開いたと書いた。

7月29日の高裁判決の結果は、当事者の琉球新報は勿論、共同通信の丸投げの記事を掲載した沖縄タイムスさえ報道した。 ところが本日に至るまで、沖縄のどのメディアも琉球新報の上告断念・敗訴確定の記事を一行も報じていない。

那覇に支局を構える共同通信・時事通信が上告断念のニュースを黙殺したためか、全国にあまたある新聞社の中で、琉球新報の敗訴確定の報道をしたのが一紙もないというのも前代未聞である。

中には記事にするほどのニュースではないという向きもあろうが、沖縄戦の真実を新聞社が言論封殺したという新聞の沽券に関わる重大な訴訟で新聞社の敗訴が確定したのだ。 この訴訟が黙殺されるほど無意味な訴訟でないことは誰の眼にも明らかである。

最高裁で確定したのと同じ意味を持つ高裁判決の確定は、以後判例にもなる重要な案件のはずである。

にも関わらず高裁判決の確定後、全国のメディアがこれを黙殺する事態はきわめて異常と言わざるを得ない。

沖縄の言論空間では依然として「言論封殺」が跋扈し、県民・国民の知る権利に沖縄メディアが挑戦する事態が続いている。

その意味で、沖縄2紙は言うまでもなく那覇に支局を構える大手五紙の地元2紙に媚びる態度は許されるべきではない。

とりわけ共同通信、時事通信二社の職務放棄は報道機関としての誇りも矜持も沖縄の言論空間の闇の中に自ら葬り去ったことになる。

そんな中、全メディアの唯一の例外として「パンドラの箱訴訟」の提訴時から、この訴訟に重大な関心を示し、精力的に沖縄戦の真実を検証してきた「世界日報」が8月15付で、「パンドラ訴訟」の琉球新報の敗訴確定を報じた。

新聞テレビを含む全メディアの中で、「パンドラ訴訟」で琉球新報の敗訴が確定した事実を報道したのは、筆者の知る限り「世界日報」の一紙のみである。

内容は当日記の読者なら既に承知のことではあるが、マスメディアが初めて、しかもただ一紙のみ報道したという意味で、この記事は大きな意義を持つ。

日本で唯一紙のみの徳ダネ報道ともいえる極めて貴重な同紙の記事を、以下に引用する。

■世界日報 20013年8月15日

上原正稔氏の勝訴確定

沖縄「パンドラの箱訴訟」

那覇市在住の沖縄戦のドキュメンタリー作家、上原正稔氏が琉球新報夕刊に連載した「パンドラの箱を開く時」が一部掲載拒否された問題で、琉球新報社が上告期限の12日までに上告しなかったことが13日確認され、上原氏の勝訴が確定した。
福岡高裁那覇支部は7月29日の判決で上原氏の訴えを一部認め、琉球新報社に105万円の支払いを命じた。 一審の那覇地裁は琉球新報の主張を認め上原氏の請求を棄却したが、控訴審で福岡高裁那覇支部は「合理的理由なく、掲載を一方的に拒否した」と判断し、上原氏が逆転勝訴した。 
掲載拒否された部分は、慶良間諸島の座間味島と渡嘉敷島の守備隊長を務めた梅澤少裕佐と故赤松嘉次大尉が集団自決命令を下していない内容。 上原氏は、「社の方針に基づく言論封殺」と非難していた。 勝訴確定を受け、上原氏は、「これで念願であった梅澤裕さんと故赤松嘉次さんの汚名をすすぐことができた」とコメントした

県庁記者会見室での上原正稔氏

記事は訴訟の内容にも触れており、拡散に最適なので宜しく拡散ご協力、お願いいたします。

マスメディアがいくら一致団結して情報封殺しても、雑誌メディアが既にこの訴訟に興味を示し始めており、週刊新潮が取り上げることはほぼ決定している。

某月刊誌からも取材の連絡が入っているので、近々新聞等が黙殺し(世界日報を除く)、一行も報道せずに読者の耳目を遮断したつもりのニュースを、雑誌メディアが先陣をきって報道するという奇怪な事態に発展することになる・・・沖縄の特殊な言論空間ならではの特殊現象である。

ちなみに本日の琉球新報は社説で「加害明言せず 過去の過ちを直視せよなどと偉そうの御託を並べている。

偉そうに中韓の代理人になって加害者責任を問う暇があるのなら、自分が犯した言論封殺で読者に与えた加害責任を記事にすべきだ。

琉球新報よ、恥を知れ!

このニュースを黙殺した各紙よ、恥を知れ!

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【おまけ】

昨日のエントリーで「歴史カード」を振りかざすのは「アジアの国々」では「中韓2国」のみと書いた。

が、書き忘れたことが一つあった。

「歴史カード」を振りかざし日本政府に「アジアの国々への謝罪」を求める「国」が他にもあった。

琉球新報や沖縄タイムスが熱烈支持する「琉球独立国」のことだ。

琉球新報の「核心評論」(8/16)で、共同通信の石山永一郎氏は先の戦争を「日本が企図した戦争」と断じ、しつこく「アジアの国々への謝罪」を求めている。

ちなみに石山氏はいわゆる「メア発言」でデタラメ情報を流し、沖縄2紙を大発狂に扇動した張本人である。

「パンドラ訴訟」では、通信社としての職務を放棄し、国民の知る権利を封殺しておきながら、「アジアの国々へ謝罪」とは、一体何処の国の人間なのだ。(怒)

一連の沖縄2紙の常軌を逸した新聞報道を見ていると、改めて沖縄の言論空間は依然として「真昼の暗黒」状況にあり、県民がこれに慣れてしまっていることに、いまさらながら戦慄さえ覚える今日この頃である。

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(沖縄タイムス8/16、記事原文はこちら



 
(琉球新報8/16)



(琉球新報8/16)



 
(琉球新報8/16)
 


 
(沖縄タイムス8/16)


 
(沖縄タイムス8/16、記事原文はこちら



 
(沖縄タイムス8/16)

 

   ■■御知らせ■■

【中山恭子女史来る】
基地統合縮小実現県民の会 結成式


基地統合縮小実現県民の会(辺野古移設を推進する署名を行う県民の会)の結成式を、18日の日曜日に行います。
日米同盟を維持しつつ、安全性を確保するには「辺野古」への移設しかありません。

日時 8月18日(日)14時~15時30分
会場 JAジュビランス4階(宜野湾市野嵩)
参加費 無料

登壇 中山恭子(元拉致問題担当大臣 参議院議員)
    西銘恒三郎(衆議院議員)
    ほか名護・宜野湾から登壇者多数。

 「県民の会」とは、要するに「県民感に現実的な『辺野古移設』を推進する声もある」ということを署名を集めてアピールする民間団体です。

 もはや受け入れ意志を表明している候補地が辺野古しか無いのに、沖縄県内では「辺野古」「県内移設」という言葉は言い出しにくいのが現状です。
 SACO合意から17年も経過して、普天間基地が動かないのは理想論ばかりが飛び交う県内の言論空間が原因であると思われます。
 
 私たちは県民の健全な世論を取り戻すためにも県知事、首相宛の県民署名活動を開始しました。今回、「県民の会」として正式に発足させ、活動を推進して参ります。

 結成式には、閉鎖された言論空間にもひるまず闘ってきたお二人が登壇します。
 一人でも多くの方にご参加頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

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2 コメント

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Unknown (宜野湾より)
2013-08-17 11:07:49
蜜曰く 暮夜なり 知る者なし
震曰く 天知る 神知る 我知る 子知る 何ぞ知るなしと謂はんや
ー後漢書

Heaven's vengeance is slow but sure.
天罰はすぐには来ないが確かに来る
SAPIO 9月号の証言 (安仁屋正昭)
2013-08-17 23:12:40
9月号のサピオは90歳になった帝国軍人25人の「最後の証言」
その中に元海上挺身戦隊第三戦隊(赤松嘉次大尉)の中隊長の皆本義博氏の証言と元62師団(石部隊藤岡武雄中将)の歩兵として沖縄戦にも参戦した近藤一氏の証言が掲載されています

皆本氏:そもそも軍には村民に命令を下す権限はなく、集団自決を命じたなどという証拠はなにもない。

近藤氏:戦後、日本軍は沖縄県民に犠牲を強いた悪い兵隊だと宣伝された。しかし、私の知る限りほとんどの下級兵士は自分の命など眼中になく、洞窟に潜んで助けを求める県民のために身を挺して戦った。約200名いた中隊のうち。生き残ったのはわずか11名だった

今こそ反日左翼の嘘つき識者共の作り話の矛盾の数々を徹底的に県民に知らしめなければなりません

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