狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

亀田家の崩壊

2007-10-16 05:43:38 | 県知事選

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ング汚した代償、亀田一家処分 亀田大毅は1年間出場停止(10月16日 朝刊)

亀田大毅や父の史郎トレーナーらの処分を発表する、日本ボクシングコミッション倫理委員会の斉藤慎一委員長=東京都文京区で

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 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦で重大な反則行為があったとして、挑戦者の亀田大毅(協栄)が15日、日本ボクシングコミッション(JBC)から1年間のライセンス停止処分を下された。今後のボクサー生命さえも左右しかねない厳罰となった。

 セコンドについた父・史郎トレーナーは無期限のセコンドライセンス停止、兄の興毅(協栄)は厳重戒告処分を受けた。協栄ジムの金平桂一郎会長は3カ月のクラブオーナーライセンスの停止となった。処分はいずれも同日付。亀田大は11日の内藤大助(宮田)との世界戦で反則を繰り返し、12回には相手を持ち上げてたたき落とす暴挙に出て減点3を受けた。

◇満場一致で処分決定

 JBC倫理委員会は満場一致で処分を決定。斉藤慎一委員長は重苦しい雰囲気の中で記者会見に臨んだ。

 -史郎氏への無期限資格停止処分は、はく奪とどう違うのか。

 刑の執行でははく奪は死刑と同じ。行動によっては期限が短縮される可能性はあるが、今のところは考えていない。

 -大毅選手への処分については。

 前途のある選手で厳しいという意見もあったが、世界戦でああいう行為があったことが重要。1年たっても19歳。一つの苦労を乗り越えて前進していけば、いい王者になる可能性もある。

 -世論は影響したか。

 批判の声が高まっているのは分かっていたが、処分とは別。ボクシングはルールに基づいたスポーツ。反則に対してペナルティーを与えた。

 -肉親にセコンドを認めたJBCの責任は。

 責任がないといえる立場ではない。ただ、プロボクシングはビジネスと関係しており、世間の法則だけでくくれない。

◇JBCの責任は棚上げ

 倫理委員会の委員長を務めるJBCの斉藤慎一専務理事は、JBCの管理監督責任を問われると「プロボクシングはビジネスの要素を持つとルールにも書いてある。ビジネスはプロモーターがやっていること。JBCに責任はない」と言ってのけた。亀田側への厳罰は当然だが、JBC自体の責任については棚上げしてしまった。

 確かに、亀田一家は不人気のボクシング界を救う存在に違いなかった。いわば「ビジネス」を成功させるための象徴。これまで、父親の史郎氏が乱闘騒ぎに加担するなど不祥事を起こしても野放しにしてきた理由は、そこにある。今回の試合でも肉親をセコンドに入れてはいけないとのWBC規定を、試合開催地のコミッション権限で容認。周囲を見下すような非常識な言動も興行の一部と見過ごしてきた結果、重大な問題を引き起こした。

 3月の亀田興の試合でレフェリーを務めたJBC試合役員会の浦谷信彰会長は、その試合の後に史郎氏からレフェリングについて執拗(しつよう)などう喝を受けた経験がある。「あのことと今回を一緒にしたくないが、結果としてまた問題が起きた。過去の経緯は厳重に考えるべきだ」と指摘。東日本ボクシング協会のある理事も「毅然(きぜん)とした態度を取ってこなかったJBCが諸悪の根源」と批判する。

 一家を特別扱いするのではなく、逆に亀田だからこそしっかりと監督する必要があったのではないか。JBCの安河内剛事務局長は「しっかり議論し今後に生かしたい」と一般論に終始。この体質を変えなければ第2、第3の亀田が出る。そして、この国ではボクシングが魅力あるスポーツとしての地位を完全に失ってしまうだろう。(中日新聞)

                  ◇

子供が有名になったおかげで親父が有名になった例を過去に二組エントリーした。

「さくらパパ」と「亀田パパ」だ。

スキャンダル発覚前の「さくらパパ」はそのほのぼのとした雰囲気から「さくらパパ」の名に相応しかったが、

「亀田パパ」は父史郎氏の常に相手を威嚇するような態度が「亀田パパ」に不相応だったのか、この呼び名を使った例はない。

今回の「亀田騒動」で各ブログが取り上げ論評しているが当日記ではもう亀田親子については触れるまいと思っていた。

だが、1年半ほど前、「亀田パパ」へ手紙を書いたことを想いだして「亀田騒動」のエントリーしてみることにした。

手紙とはいっても、勿論当日記上の手紙では有ったが。

ボクシングだけで「人気者」になってきた亀田親子にとって、そのボクシングのライセンスを停止させられることは手足をもぎ取られた亀に等しい。

それに親父を信じてこれまで追いて来た兄弟にとって親父不信から、「亀田家の崩壊」へもつながりかねない。

「亀田パパ」への手紙はある程度それを予測して書いていた。

以下は過去ブログ「再々・亀田興毅 亀田パパへの手紙」よりの引用です。

≪亀田パパさん

息子ををあのような「悪ガキ」キャラに演出しているのはあんただろう!

息子の上を行く「ワルガキ」・・じゃない、「クレイジー」キャラ(★注)が現れたからってカッカするのは可笑しいよ。

こうなリャボクシングもプロレスと同じだ。

まともな試合より、場外乱闘の方が面白くなるかもよ。

そうなりゃ貴方はもう立派な興行師。 テレビ、芸能界を巻き込んだ貴方のパフォーマンスは大成功だ。  誰も貴方にゃ逆らえない。

当日だって「亀田の日」を演出した貴方の思惑を壊すまいと、テレビ局も、実況アナウンサーも、解説陣も必死だったね。

「クレイジーなヤジ男」をテレビ画面から隠そうとして。

貴方は自分が果たせなかった夢を、息子が世界チャンピオンになって果たしてくれるのが夢だといっていましたね。

どうやら世界チャンピオンの夢を果たす前に、「悪ガキ」キャラと「噛ませ犬」の二本立てでジムとスポンサー(テレビ局)を意のままに動く「マネー・マシーン」にしてしまいましたね。

その意味では貴方は既に成功者です。 夢は果たしました。

貴方が作った「悪ガキ・キャラ」は既に大成功で現役世界チャンピオンより「亀田兄弟」の方のマスコミ露出度は圧倒的に多くなっていますよ。

念のためサンケイスポーツの亀田関連記事の見出しだけを拾ってみてもすさまじい。

◆サンケイスポーツの亀田兄弟関係記事の見出し一覧

亀田興毅プロフィール「緊急速報・亀田興毅 闘拳まつり」 臨時増刊 絶賛発売中!

【5/13】次は『海亀』や!山から海へ、亀田一家の修行は続く
【5/12】ええ場所や!亀田一家の“つくば基地計画”
【5/11】亀田3兄弟、シャモづかみ、丸太切り、まき割り
【5/9】興毅、瞬間最高40.8%…大みそか殴り込みや!
【5/7】亀田興毅10月に“世界挑戦”目標定める
【5/6】亀田興毅、敵なし11連勝!次は世界だ!
【5/6】亀田大毅、91秒KOで100万円ゲット!
【5/5】興毅、計量も軽々OK!フライパンみたいに潰したる!
【5/5】100万円は譲らない…大毅、今度こそKO&熱唱
【5/4】お待たせ会見パフォーマンス!計量前ですが…興毅、チキン爆食
【5/3】弁慶・大毅Vs牛若丸・渡部100万円争奪マッチ
【5/2】ポンサクレック次は興毅…中広に判定圧勝!
【5/1】ファハルド丸裸…“鉄砲玉”竹本が断言「興毅のKO勝ち」
 
【4/30】興毅の対戦相手・ファハルドは“苦学生パパ”
【4/29】亀田兄弟に吉本興業も熱視線…大いに笑UP!?
【4/26】大毅、キムタク黄金スタンドで“歌わなしゃあない”
【4/22】“弁慶Vs牛若丸”実現!協栄ジム内でKO競争
【4/21】亀田兄弟5・5は“兄弟KO”目指す!
【4/20】亀田大毅、3戦目は8回戦で開催
【4/19】亀田“兄弟初競演”決定!大毅は中17日で3戦目へ
【4/18】KO神話崩壊…大毅、無念の判定勝ちに「ごめん」
【4/17】大毅KO宣言!亀田一家も“メンチ”で後押し
【4/15】大毅に「黄金マイク」プレゼント…熱勝&熱唱再び
【4/9】興毅、強烈右ボディーでスパー相手をKO!
【4/6】大毅、必殺技できた!「亀田のあられパンチや」
【4/5】興毅、始球式に登板、大毅はKOと歌のイメトレ中
【4/4】仮想世界戦だ!興毅、次は「大好物」のサウスポー
【4/1】興毅の初世界戦に暗雲、相手ファイトマネー折り合わず


貴方に逆らえる者は、・・・・そう、クレイジーな男しかいないでしょう。


◆だがね、亀田パパさん

本当に息子の成長を望むなら、本物のボクサーにしたいなら、この辺で外国人の噛ませ犬を探すのはやめようよ。

そして力の判った同レベルの日本人ボクサーとタイトル戦前に一度は戦わすのが親心だろ。

本当に強いチャンピオンに育てたいのなら。(2006年5月19日記)≫

 

どうやら狼魔人の老婆心溢れる手紙は、亀田パパの目に届かなかったようだ。

残念。

「金属バット事件」にならないことを祈りたいね。

(★注)クレイジー選手については「再々・亀田興毅 亀田パパへの手紙」をご覧下さい。

亀田関連エントリー:

いつまで続くぬかるみぞ 「亀田ファミリードタバタ劇場」

他多数、スポーツカテゴリーに収録。

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