狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「集団自決」に官房長談話

2007-09-30 05:41:17 | 教科書

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昨日の地元紙は狂ったような「集団自決」「教科書意見書撤回」「県民大会」の記事の満艦飾。

だがその影に隠れて(わざと隠して)、教科書検定に関する政府見解に気がついた人は少ないだろう。

琉球新報は小さなベタ記事で、「沖縄集団自決」についての重要な官房長談話を琉球新報も沖縄タイムスもウェブサイトでは報じていない。

一方、どうでもいいような山崎拓の文部省への「訂正勧告」を大々的に掲載していた。

■官房長談話■

で、教科書検定に関する官房長談話はどこにあるかと思ったら、

こんなとこにあった。

「国際的な動きを見て考える」町村官房長官(09/29 01:35) .

 町村信孝官房長官は28日午後の記者会見で、ミャンマー情勢に対する政府の対応について、引き続き「国際的な動きを見て考える」と述べた。会見の詳細は以下の通り。

【ミャンマー情勢】(省略)

【沖縄集団自決】

 --第二次大戦時の沖縄での集団自決をめぐる日本軍強制の記述が教科書から削除されることに、沖縄県民は反発している。明日、県民大会があるが、受け止めは。検定に対する認識は

 「あくまでも一般論だが、教科書の検定というのはあくまでも専門家が検定審議会という場で行われるべきものであり、その時々の政権の判断などが入り込まないような仕組みをこれまで作ってきた。そういう意味で、その時々の文部大臣が『この意見は正しいと思うからこういう検定意見をつけろ』と、また逆の立場の人が来ると『いやいや、そうじゃなく、こういう検定意見をつけろ』と、そうやって揺れ動くこと自体が検定制度の客観性を失わせることになるので、政治の立場からはあまりものを言うべきではないという基本はある。他方、沖縄の皆さん方が先の大戦であれだけの苦労をされたし、その際に全く軍部がかかわりなかったとは誰も思っていない。そういう意味で、沖縄の皆さん方の気持ちは気持ちとして、しっかりと政治家として受け止めて、いろいろな対応をこれまでも取ってきたつもりだし、これからもまたその対応はしっかりとしたものでなければならないだろうと思っている」

(産経新聞 2007/09/29 01:35)

官房長談話というのは政府の方針ということ。

>教科書の検定というのはあくまでも専門家が検定審議会という場で行われるべきものであり、その時々の政権の判断などが入り込まないような仕組みをこれまで作ってきた

>文部大臣が『この意見は正しいと思うからこういう検定意見をつけろ』と、また逆の立場の人が来ると『いやいや、そうじゃなく、こういう検定意見をつけろ』と、そうやって揺れ動くこと自体が検定制度の客観性を失わせることになるので、政治の立場からはあまりものを言うべきではないという基本はある

マスコミは「県民大会」を前に、国から何とかして言質をとろうとしたようだが揺れ動くこと自体が検定制度の客観性を失わせることになる、といわれたら返す言葉がなかったのだろう。

この「揺れ動く」というくだりは、12年前沖縄の陳情を受けて復帰間もない沖縄の「県民感情を配慮して」教科書記述を変えた経緯を質問されての回答である。

つまり12年前「県民感情」という魔物に動かされ大きな過ちを犯した反省の意味を含んでいる。

伊吹全文科大臣には「意見書撤回」を拒否され、事情を知らない渡海新大臣に何とか言質を取ろうと三度目のインタビューをしている。

文科相「検定の経緯精査」/意見変更可能性も

「検定の経緯精査」が「意見変更可能」とは思えないのだが、渡海大臣の派閥の親分山崎拓にも働きかけたようだ。

沖縄の新聞は、派閥の親分の横槍で文部大臣が教科書を書き換えられるような国が良い国だとでも思っているのだろうか。

検定問題、訂正勧告を要求 自民・山崎氏が文科相に  (9/29 9:41 

山拓の妄言には、文部省が一蹴してはいるようだ。

「今回の場合なじまない」 文科省教科書課 
文部科学相の訂正勧告に関する山崎拓氏の発言について文科省教科書課は28日「発言については承知していない」とした上で、「訂正勧告の制度は市町村合併など客観的に見て明らかな事情の変化などがあったにもかかわらず、教科書発行者が記述訂正に応じない場合に行われるものだ。 今回の場合、制度上なじまない」と説明している。 同制度は1989年に創設。 「事情の変更」が発生した場合、通常は教科書出版社が自主的に訂正申請を行う。 同制度に基づく大臣勧告は一度も行われていない。(琉球新報 2007年9月29日ーウェブサイトには載っていない)
 
山拓が駄目なら次は何でも反対の民主党。
 
だが、この男も日本が政治家が教科書を書き換えられる国にしたいのだろうか。
 
 
 
■政府方針は「検定意見撤回要求」は拒否(なじまない)■
 
 
結局福田新内閣の官房長官は、
 
「検定意見が揺れ動いてはいけない」
 
文科大臣は、
 
「検定の経緯を精査」
 
文科省は、
 
「訂正勧告はなじまない(制度に)」
 
つまり「県民大会」の熱狂ぶりとは逆方向の報道が同じ29日の新聞に載っているのだが、このような報道は狂気のキャンペーン報道で完全にかき消された昨日(29日)の新聞報道であった。
 
沖縄県民は情報の真空地帯に置かれている。
 

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1 コメント

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はじめまして (チョンガー公爵)
2007-09-30 23:53:40
なるほど。興味深く拝読しました。



ヤマタクは選挙に弱いものだから公明が喜ぶようなことをしているのでしょうか。

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